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秋山さと子と河合隼雄

 一向に本の整理ができない。もう読まないと思う本は少しずつメルカリに出しているが〜イーデス・ハンソン著「会員制の国・ニッポン」1982などバーコードのなかった時代の本です。カッパブックスの類〜「田中角栄の『人を動かす』極意」1986、多湖輝「心理トリック」1971など経年劣化が激しい。

「池田満寿夫、もうひとつの愛」1998なんてものも出てきた。比較的傷んでない「お役所の掟 ぶっ飛び『霞ヶ関』事情」1997。この本は面白いと思って読んだが、著者は私と同年の人だった。今どうされているのだろうと検索したらお亡くなりになっていた。

文庫本、秋山さと子「いい女は遊び上手」1984。ユング学者のこの人の「易」の本を私はずっと活用している。チラっと見たら〜ホモセクシュアルの男性が首相になったとすると、自分の好きな人だけで内閣を作りかねない、全員が意識されていない黒いエロス性に襲われて、閣僚同士で嫉妬したり喧嘩したりということになるでしょう、合理や能率よりも、誰が一番愛されているか、ということで順位が決まるかもしれない〜などと書いてあった。しかし最近はゲイという言葉をよく聞き、ホモセクシュアルというと古風な感じがするが、厳密な言葉の使い方がわからない。

河合隼雄の対談集「こころの声を聴く」2008、こんな本読んだっけ?と思う。対談の人は十人で、白州正子と富岡多恵子が入っていた。白州正子さんとの対談では青山二郎のことが話題だった。またここに出ていたが、白州正子は青山二郎に「おまえは、俺と小林(秀雄)のおかまの子なんだからしっかりしろ」と言われたという。

続いて富岡多恵子との往復書簡は、「性別という神話」について、『とりかえばや、男と女』であった。どういうわけかジェンダーがらみの話題に目がいってしまう。









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