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【検証結果レポ】イベントはファン作りに効果があるか~シソジュース作りWS②編~

本日、2回目のシソジュース作りWORKSHOPも無事開催できました。
<目次>
①敷居の低さ、何cmですか
②ストレートか、ナックルか
③メロンパンは毎日食べられない

①敷居の高さ、何cmですか

入るのに勇気のいるお店と、気軽に入れるお店の違いをよく考えます。
イベントも然りで、気軽に参加できるマルシェタイプと、そうでないもの。
前回のレポートでも書いたけど、シソジュースWSは心理的な敷居の高さは80㎝くらいは超えていたかなと思う。
ちょうどチビの身長と一緒。ガードレールくらい。

前回のまとめはこちら↓

一方で、巷にあふれるマルシェはどこも人がたくさん入る。
敷居の高さ的に10㎝くらいだろうか。
マルシェの何が魅力かというと、微妙でもすぐに帰れること。
いろんなお店があるので、一つくらいは魅力的なものに出会えそうなこと。
活気があり出掛けた感がある、何も買わなくてもいい...などかな。

要は、失敗した時のリスクが低いけど、一定の満足感はある。

ただ、そこで得られるもの(そこに出店しているお店の人とコミュニケーションが取れる、実際にお店にいってみる等)は少ない気がする。

いつも場所を貸していただいているヨガスタジオや、美容室、セレクトショップなど、入るのに勇気がいる業種は結構ある。
だからこそ、みんな情報発信したり、キャンペーンやお試しなどの施策でなるべく敷居を下げようと努力している。
そういう業種に関しては、私たちがちょっとお邪魔させてもらう意義はあるのかもしれない。

そうそう、今日もヨガスタジオはご無沙汰だけど、イベントはとりあえず来てみたっていう方がいて嬉しかったです。

だからこそ、緩急つけてやるのがいいのかな。

②ストレートか、ナックルか

緩急にもいろいろある。
スピードの速い遅い、角度、回転などなど。
昔、ナックルが一時期テレビを賑わせたときもありました。

居心地の良い場所や人は、大体速い球を投げてこない。
田中マー君並みの剛速球がくるとわかったらかなり身構える。でも、うちのチビが投げるナックルもどきは身構えない。むしろ、結構構えているところにナックルがくると、思わず振ってしまうのである。

そういう感じで、ギラギラで営業されると引いてしまいます。ヨガの先生は、だから営業しないと断言してたっけ。
「こんなのもありますけど、よかったらどうぞ」
ちょっとドライにも思えるかもしれないけど、逃げ道がある。
(あくまで情報発信は丁寧にしている上で)
たまにそんな営業しなくていいの?と心配になる時もあるけど、それが心地よさを継続する秘訣かもしれない。

当事者から一押しを正面で進められると逃げ道がないのです。
その人を否定してしまう感じになって気まずい。
だからこそ、断りやすい、ど真ん中じゃない商品やサービスを置いておくことが重要な気がする。
むしろ、私たちのように部外者がさりげなーく勧めた方がお客さんの身構えも少ないはず。別に断っても我々に申し訳なくもないので。

ということで、ここにも意義が見いだせそうな気がします。

いろいろ球種は隠し持ったうえで、緩い球を投げ続ける、
でも成果は120Kのストレートを投げられたらいいですね。

③メロンパンは毎日食べられない

そして最後はこのメロンパン問題。
3日連続で食べたらこんな感じになります。

毎日通いにくい、客層も固定化されやすいというお話。

まず、週1や毎日でも行けるところと、月1はたまた1回行ったらもうお腹いっぱいというビジネスは、顧客へのアプローチの仕方がまるで異なります。

リピートしなくていいなら、ガンガン告知かけたり、いろいろ場所など投資したらある程度はお客さんがくるかもしれない。(ウェディングビジネスはこのタイプらしい)

でも、リピート商売はそうはいきません。
それに業種というかジャンルの違いで結構変わってくる。

最近近くにメロンパンの専門店ができました。
警備員さんも配置するような(駐車スペースがないのが一番)、いついっても人はいる感じです。
でも、1回行ってものすごく美味しかったとしても、週1を超えることはない気がします。そうなると、より幅広いお客さんにリーチしないといけません。これって結構大変です。
ラーメンや定食屋さんは毎日でも通えるけど、美容室やケーキ屋さんはたまにしかいけません。でも単価はそこまで高くない。そういう所はなるべくリピートしてもらうこと、いかに新しいお客さんを費用を掛けずにゲットするかが大事です。

メロンパンで言えば、ジャンルが違うメニューがあったり、メロンパンを作ってみようワークショップなんかがあるとまだ週2でも行きやすい。
ど真ん中じゃないところもある程度力を入れていないと、お客さんを繋ぎとめるのはクオリティ頼みでしんどくなりやすい。何より失敗した時のリカバリーが難しくなります。

昔、ゼネラリストかスペシャリストかみたいな議論がよくあったけど
スペシャルな部分は持ちつつ、ゼネラルにいくのがお互いが長続きする要素の一つかもしれないです。

でも普通にビジネスやってる人は忙しくてそれどころじゃないので、そこにアプローチできるとよいのかな。

それに、やはりメロンパンだけでは一定の層から広げるのは大変かもしれない。
私がやりたいのは、生きていく上でのセーフティネットとしてのコミュニティ形成。となると、オールジャンルでソフトタッチが理想。だから今度はアウトドア系や、ナイトシアターとかもやりたい。

ということで、
タイトルに関しては、一定の効果はありそうだという結論。まだまだデータが弱いので、ぼちぼち進めます。

最後に、

ゆく川の流れは絶えずして、
しかも、もとの水にあらず。

(チビ語訳:毎日お母さんと一緒だけど、焼肉やお寿司の脂っこいものがもたれるようになったって落ち込んでいたな。料理も相変わらず好きじゃないくせに、シソジュースのWSの先生なんかをしているし。同じ人でも変わっていくもんだね。)

おわり。

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