2024年5月自選
#tanka
七色をぜんぶ混ぜれば世界一きれいな虹になるはずだった
広辞苑をばらばらめくる広辞苑の【恋】は死にたくならないらしい
脳みそはこんなに熱いのに声はつめたい(やっときらいって言えた)
正直に話すとぼくは君以外死ぬ価値すらもないって思う
連絡をしなきゃよかった でも君がまたねって言ってくれたから、つい
君の道徳観が好き 飾るわけでもない花に水を与える
べつに100好きじゃないけどべつに100好きじゃなくてもうつくしい星
人生ではじめて長編SF映画を観た。スターウォーズ。確かに面白かったし、確かに人気のある作品なんだと思った。昨今の映画は(SFに限らずだけど)CG技術がすごいじゃないですか。観客の惹きつけ方のひとつに、演出というか、画面のすごさがあると思う。でもスターウォーズ(に限らず、一昔前の映画)はそもそもの設定や登場人物が面白くて、土台がしっかりした家みたいな、そういうところが人気の所以なんだなと感じました。いま酔っているので、文章が逆流暢です。
6月はたくさん働きました。といっても多くて週5のバイトだけ。正社員で毎日働いている人ってすごすぎる。正社員じゃなくても、働いている人や勉強している人はすごい。自分はわりとなんとか死なないように、死の深くて暗い力に負けないように頑張っているつもりなのだが、先日身近な人に「頑張ってないように見える」「もっと頑張ってほしい」と言われてしまって、大泣きしてしまった。雑魚だ。これ以上どうしろっていうんだよ〜とのたうち回っていたが、今思うと、その人の感じていることも間違いではない。週に何度かバイトへ行くだけ、帰ったらご飯を食べて寝る、午前中もだいたい寝ているし、創作もほとんど進んでいない。内なる翳りは人に見せないから翳りなのであって、自分だけのものだ。悩みや苦しみは人に見せない方がいいとされているのに、努力や頑張りは人に見せた方がいい、見せない人間はもれなく向上心のない馬鹿の型を嵌められてしまうの、世界の罠すぎない? ていうかこんなん書いてないで修了制作を書けよ、はいすみません。
喉、ずっと透明な手に首を絞められているような圧迫感がある。息苦しい。
恐怖症って大変。
早く梅雨が明けてほしい。インターネットで「晴れをいい天気、雨を悪い天気と言ってはいけない」っていうのを見た。天気に良いも悪いもないよ、ということらしい。そうなんだ。みんないろいろ考えてるんだな。まあ自分はこれからも雨は悪い天気だって使いますけどね。雨のにおいは好きですが
このほかにも「使わないようにしている言葉」というのがあって、らんらんるー(懐かしい)とか 一緒に遊びたくない(!?)とかのチクチク言葉系なのかと思ったら、もともとの意味よりも軽いスラングになっている言葉のことだった。言葉は生き物、あるいは水だと思っているから、自分はそういうのをあんまり気にしたことがない。なんなら全然使う。ひとつの言葉に意味が増えていくのは面白い。だけど、それらをなんとなくでも「よくない言葉遣いなんじゃないか」と思える人の方が正しそうだな、とは思う。使わないようにしていると発信している人も。
人にはできるだけ優しい人間でありたい。
ひとりごとでした。