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ダイエットは「完璧」より「完了」を目指す。

前回の記事で

完璧主義=ダイエットに挫折しやすい
完了主義=ダイエットが続きやすい

という記事を書きました。

ダイエットは「継続」こそが最重要なので“続かなければ意味がない”と言うのがリバウンドZEROの基本的な考え方です。


◇東洋哲学とダイエット

仏教には「無常」という概念があります。

誰でも聞いたことがある言葉と思いますが「完全なるものは存在しない」という意味です。

全てのものは変化し続けるため「完璧」「完成」「完全」という「固定された状態(安定)」は有り得ず、それを求める事が「苦しみの原因」とされます。

また、道教にも似た考え方があり「全ては道(タオ:宇宙の根本原理)の流れの中にあり、常に変化し続ける」という思想があります。

よって道教では完璧を求める事自体が無意味であり不自然と考えます。

私はこれはダイエットや筋トレにも通じていると、割と本気で思っています。


◇昔の上司の話。

私自身は無宗教ですが、上記の考え方は何も間違っておらず真理であり、また合理的であり、平たく言えば“当たり前”だと思ってます。

昔、シンポガールで働いていた時の上司は福建省ルーツのシンガポール人でした。

あまり宗教の話をするのは良くないとされていので彼の宗教は知りません。しかし時々良い話をしてくれました。

その1つが「完璧は死だけ」という考え方です。

完成や完璧は静止を意味し、つまり、生命の停止=死を象徴するという意味です。

しかし「変化」と言うと多くの日本人は二元論で考える場合が多いです。ちょっと前までそれをステレオタイプと言ったりもしました。

上と下、前と後ろ、右と左、白と黒、正義と悪etc…

なんでも単純化して考えるからでしょう。

けど本当に全てそんな簡単に2つに分けられますか?

例えば白と黒の間には濃淡、正に“グレー”というグラデーションの階層がある筈です。

またシンガポール人上司の考え方からすれば人生の「上と下という2次元のグラフ」には「横」という概念が別にある。しかし、そのグラフは横からしか見る事ができない為に「横の動き」は分からないのだそうです。しかし「横」が変われば行きつく先も変わります。

だから「変化し続けろ」「動き続けろ」ということをよく言われました。

この考え方は今も大切にしており、事ある毎に自分に言い聞かせています。


◇ダイエットの「横」について

ダイエットのグラフの「マイナス(下)」という成果、つまり体重が増えたというネガティブな成果に対する考え方も

・筋肉が増えたかもしれない
・体脂肪は減っているかもしれない

など、体重の「上と下」ではなく、筋肉や体脂肪を「横」として考える事が出来ます。

コレは体重の増減だけ見ている場合は気がつきません。

逆に

体重がどんどん減って最短でプラスの成果が出ている様に思っていても、実はリバウンドしやすい体質になっただけで、ダイエットを辞めた途端に元通り以上に太ったりする事があります。

コレは正に「横」を意識しない典型です。

だからこそ「動く」ということを重視して「横」に揺さぶるんです。

すると欲しかった成果以上のものが手に入ったりする事もあるんです。

6パックなんか典型ですね。痩せたかっただけなのにスタイルまで良くなってしまったと言う事です。

だから

ありもしない「完璧」なんて求めないで、ただひたすらに「完了」を積み重ねるんです。

それが予想以上の「結果」として返ってくるからです。



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