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ヘビー級、ミドル級、ライト級
今どきのカメラは動画撮影機器としての機能も重要視されるので分かれてしまいがちですが、我々の知っているカメラはただ単に写真を撮るという機能の為だけに存在します。少なくともフィルムのカメラに関してはそうでした。
機能が洗練されてくると姿かたちは収斂するはずだが・・・
普通は特定の機能のだけを追求した道具は最初は様々な姿かたちがあってもやがて最適解が発見されてメーカーが違っても基本的な体形は似てきます。例えば台所で使う包丁(三徳包丁)はメーカーが違っても刃の長さは15~18cmくらいのステンレス製で10cmちょっとのハンドルが付いているという基本的な形は同じです。3万円を超えるような有名メーカーのブランド品でも、100円ショップの激安品でもです。(多分寿命とか握りやすさとかは違うのだろうけど・・・)
しかし、カメラは同じ「写真を撮る」というただ一つの機能しかない道具であるにも関わらず、大きさも姿かたちも実に様々なものが存在します。デジカメになってからそうなったのではなく、フィルムカメラの時代から実に様々な大きさのカメラが存在します。
ついでに言えばフィルムカメラの時代からフィルムのサイズも実に様々なサイズが存在していたようです。ミラーレス一眼の天下となった今日。35mmフルサイズが絶対正義であるような風潮がありますが、歴史的に見れば35mmはむしろ新参であり、目的に応じて最適なものを使用するというのが理にかなっていると言えるでしょう。
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カメラは日本光学(Nikon)製造
フィルムの大きさは何と160mm×115mmという巨大さだったようです。
最小にして最速の機体
今回取り上げている3種類のカメラで撮った写真はnoteの記事中でも度々登場していることからも分かるように普段写真を撮るのに常用しているカメラです。
3機種とも大きさはもちろん、装備するセンサーのサイズも違いますので、画質の違いはnoteの記事中でも分かる程度にはある訳ですが、それでも必要十分な能力を備えていて日ごろの撮影になくてはならない機種であります。
コンデジてあるQV-R61は3機種の中で一番小さくて画質的にも一番不利であろうと思われますが、その不利を補って余りある能力 - ポケットに突っ込んでどこへでも持っていけて、いつでもシャッターを切れる機種であるという能力を備えています。
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競合する機種としてスマホカメラがあり、タッチシャッターを活用することでQV-R61に肉薄する能力を発揮しますが単機能機ではない足かせ - カメラアプリの起動を待つというタイムラグがあり、やはり「この瞬間」を切り取る能力ではコンデジに今一歩及ばないと感じています。
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自分のウデの範囲内ではこんな撮り方が出来るのはこのカメラだけです。
CASIO QV-R61 8mm SS=1/60 F=2.8
最大のセンサーサイズと最大の機体規模
大きさ的には中間に位置する*istDSは実はセンサーサイズで言うと3機種中最も大きなAPS-Cセンサーを備えていて一番オールラウンドに使えます。
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フィルム時代から引き継がれてきているPENTAX Kマウントを採用している機種なのでフィルム時代のレンズ活用できるのも強みです。
逆に言えばデジタルカメラとしては無駄な部分というか、余分な部分もある。という事でもありますが、そういう余分な部分も含めてあらゆる状況に対応できるのが強みに感じます。
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PENTAX *ist DS smc PENTAX-FA 77mm F1.8 Limited 77mm SS=8.0 F=14.0 ISO=200
フォーサーズ機であるE-1は機体は3機種中最大であるにも関わらず、画素数では3機種中最小の500万画素しかありません。しかしこれがデジタルに最適化された強みなのでしょう。少なくともnoteの記事中で見る限り*istDSはじめとする600万画素機に劣る所はありません。
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という主張がどこまで本当なんだろうと気になって入手した一台。
頭の中であれこれ考えているより実際に体験してみるのが一番だという事を教えてくれました。
そして大きくてかさばる機体は欠点・・・ではなく、大きくて重い望遠レンズを使って撮影する際にも確実にレンズを保持できるため、手振れ補正機構など付いていないにも関わらず望遠でもブレを気にせず撮影できるという強みに繋がっています。
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OLYMPUS E-1 ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5 14mm SS=1/320 F=11.0 ISO=400
結論としては3機種とも必要に応じて使い分けていて、それぞれに気に入っているという話なのですが、機体の大きさもセンサーサイズも目的に合わせて選べはその用途に最適の機種になるという、まあ当然と言えば当然の結論に至ったという話ではあります。