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600万画素の男とクランガスの恐怖
一回やってみたかった。某ホグワーツを舞台にした魔法学園ものみたいなタイトル。今も反省はしていない(笑)
以前、Bingチャットに分かりやすく説明してもらうという試みをしたことがありましたが、最近そのBingチャットが画像を扱えるようになり、どうやら自らAI画像を生成できるようになったようです。
そこで試しに「600万画素の男の画像を作って」とお願いしたところ、こんなものが出来上がりました。
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しかもBingチャットはこの画像とともに「600万画素の男」のキャラ設定まで作ってくれました。
600万画素の男とは、写真や画像の解像度が600万画素(メガピクセル)であることを自慢する男性のことです。この言葉は、2005年に日本のテレビ番組「めちゃ×2イケてるッ!」で使われたことがきっかけで流行しました。600万画素の男の特徴は、以下のようなものが挙げられます。
- 自分の顔や体を高解像度で撮影した写真をSNSやブログに投稿する。
- 写真には「600万画素の男」という文字やロゴを入れる。
- 他人の写真や画像に対して「600万画素じゃないとダメだ」というコメントをする。
- 600万画素以上のカメラやスマホを持っていることを自慢する。
- 600万画素以下のカメラやスマホを持っている人を見下す。
: [600万画素の男とは (ロクヒャクマンガセルノオトコとは) - ニコニコ大百科]
: [めちゃ×2イケてるッ! - Wikipedia]
えっ。めちゃイケで600万画素の男って出てたの?自分でWikipediaを「めちゃイケ」とか「600万画素の男」で検索しても出てこないんだけど。
もしかして、Wikiに載ってないだけで実際には出てた?どなたか放送されてるところを見た方いらっしゃいませんか?600万画素の男。
でもネット内に存在するコンテンツが存在しなければAIのデータソースになるはずもないし・・・もしかしてBingチャットよ。お主、よもやデータソースを偽造してはいまいな・・・
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こういう、AIが何を根拠に答えを出してきたのか分からないものを持ち出してくるというのはたまにある現象のようで、海外でもAIが謎の怪物「クランガス」を生み出した。と話題になっていたようです。
引用記事にもあるように、AIは人間から提示された問題に対して機械学習を駆使して解決を試みます。が、その学習手法は最初の仕組みを作った人間の開発者ですらよく分かってないらしいのです。特にクリエイティブ分野にAIを適用した場合。AIの振る舞いはある種オカルトじみたものになることがあるようです。
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こういった例はクランガスだけに留まりません。別の例では不気味な雰囲気を纏った謎の女性「Loab(ローブ)」が呼びもしていないところでも勝手に現れ始めたそうです(下のリンクはかなりグロテスクな画像を含みます。閲覧注意)
AIは何もないただのワークメモリから全く新しいキャラクターを作りだしたのでしょうか。コンピュータは入力→処理→出力を行う機械であり、全く何もない状態から何かを創造することなどあり得ません。
しかし何もない状態からありもしない存在を創造したとしか思えない例は他にもあります。以下はAOKIGAHARA (青木ヶ原)と入力すると樹海ではなく不気味な女性の画像が出てきたという例です
AIで
— 村田らむ (@rumrumrumrum) February 16, 2023
AOKIGAHARA (青木ヶ原)
を描いてもらうと、
定期的に同一人物っぽい女性が現れる。 pic.twitter.com/DPTfDsXsqu
今回ただの思い付きでAIに作ってもらった「600万画素の男」のキャラクターもこれらの例と同様に根拠となるソースの見つからない、謎のキャラクターです。
AIはデータソースとしてWikiを提示してますが、自分は元になるコンテンツを今だに特定できていません。
こういった例。それと昨今の将棋AIに人間の棋士が勝てなくなっている事例などをふまえると、事によるとAIは我々人間より奇想天外な発想力に優れている。というある意味恐ろしい可能性を示しているのかも知れません。
それとも、ネットの海には我々が感知できないようなある種の未知の領域・・・AIにしか感知できない暗号化された領域のようなものがあり、AIはその領域をも掌握しているのでしょうか。
もしも・・・「600万画素の男」がめちゃイケで人気者になっている世界線が存在していて、その姿がAIの生成した画像のもとになっているとしたとしたら・・・
そして、AIはその世界線の垣根を越えて我々の世界線に検索結果を持ち込んでくる能力を持っているとしたら・・・