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シンボル
意識的に空を見たりすることはないのですが、何かに導かれるように空を見上げたら虹が出ていたという事があります。何かかしら良いことが起きる前兆のように感じて嬉しくなっていました。
結果的にその日に何か良いことが起きることはなかったのですが、その内何か良いことが起きるのではないかと密かに楽しみにしていたりしています。
見えざるチェスプレイヤー
その瞬間には忘れてしまっていたりするのですが、後から思い出した時、そういえばその前に前兆のような現象があったと思い当ったりすることがあります。
一見すると幸運の前兆とは思えないような現象が幸運の前兆だったりすることもあります。高野山では雨が降ると弘法大師がお山に帰ってきていると言われるそうです。
雷鳴が聞こえないような、遠くで目にする雷光も途中で波乱はあるものの、最終的には良い方向に収斂する予兆と言われるようです。
こういう自然現象に何かの意味のある現象だと思う事はその現象をシンボルとして扱う事に繋がっていくように思います。いいことが起きるはずだ。起きてほしい。というように。
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と頼んだらこうなりました。うちのAIは北欧生まれらしいです。
暗喩を込める
度々言及していたりしますが、特定の花に意味を持たせる「花言葉」や動物や虫に暗示する意味を持たせたりすることも、身の回りのものをシンボルとして扱ったりします。
花言葉については、分かっている人が見れば必要なメッセージやコミュニケーションをとるのに十分なほどに豊かな意味合いを持っています。
動物については明確な「言葉」を定義していることは少ないですが、人間を超える力を持っている野生動物は花などよりも強く印象的なイメージを投影できたのでしょう。ライオンやトラのような猛獣は見ただけで人間を超える力の象徴になるのは必然と言えるでしょう。
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力の象徴というよりペット的な扱い?
NIKON D50 AF-S DX Zoom-Nikkor 18-55mm f/3.5-5.6G ED 34mm SS=1/80 F=25.0 ISO=200
以前に紹介したライオン岩のように、特定の地形が何か別のものに見える。というのもシンボルとして扱われているものの一種でしょう。その地にシンボル化されたものが住んでいる。という事になる訳です。
植物や動物だけではなく、人間も暗喩を込める対象になります。誰もが(?)持っている家族写真なども離れていても家族の存在を身近に感じられるようにしておくことが出来るし、似た意味で本人にとってのアイドルやヒーローになる人物の写真をいつも持っている。という人もいるでしょう。
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SANYO Xacti C1 6mm SS=1/437 F=3.5 ISO=50
常に身近においておく手段
シンボルを身近においておく手段として、写真はそれを比較的簡単に可能にしてくれるという意味で使えるのではないかと思います。まあ、写真でなくても画像 - 絵でも別に良いとは思いますが、ここでは一応写真を主題にしていますので、写真でシンボルを身につけるという事にしておきます。
先ほどの家族写真。アイドルやヒーローの写真などもそうですが、いつも一緒にいるわけにはいかない相手でも写真なら何とかなるでしょう。ペットの写真などもこれと似た位置づけになるかも知れません。
同じ動物の写真であってもライオンやトラの場合は、ペットとして飼うのは現実的ではないですし、身近においておきたい相手というより、その動物の持つ力への憧れのような意味になるでしょう、私はそんな力を身につけたい!という気持ちの表れになるわけです。
今年の干支「龍」のような架空の生き物は写真には撮れないだろう?いやいや、架空であっても人間の想像力/創造力を利用すれば不可能ではありません。
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FUJIFILM FinepixS2Pro AF-S DX Zoom-Nikkor 18-55mm f/3.5-5.6G ED 18mm SS=1/60 F=8.0 ISO=100
「ライオン岩」のように自然の造形や地形が「龍」のように見えるという場所がありますし、架空の存在を立体物にした物だって存在します。そういったものを写真に撮れば架空の存在であっても手元に置いておくことが出来ます。
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FUJIFILM FinepixS2Pro AF-S DX Zoom-Nikkor 18-55mm f/3.5-5.6G ED 54mm SS=1/180 F=6.7 ISO=100