人生には筋書きがある。
人は色々な命令を受けて育つ。
〜はするな。
〜しろ。
〜はしても良い。
〜するにはこうやれ。
そうやって色々な命令を受け取って、
その後どうやって生きていくか、
どういう最後を迎えるか、
つまりはどういう人生を送るかを、
幼い頃に"自分で"決めている。
その決めた事たちをまとめて、
人生脚本と呼ぶ。
実際に本がある訳ではないが、
全人類の頭のなかにある。
年齢も男女も国籍も民族も関係なく。
そして多くの人達は、
その脚本に気が付かぬまま従って、
死ぬまで生きていく。
しかしこれは、
幼い頃の無知で無力な自分が、
大きな恐怖や期待を混ぜて決めつけたもの。
当然現実と大きく食い違う点もある。
その食い違いが、
大人になるにつれて、
対人関係などの問題となって表に出る。
今何か問題を抱えているなら、
あなたの脚本には問題があるかもしれない。
だが、この脚本は書き換えることができる。
そのためにはまず、
自分の脚本の存在に気が付くことだ。
勘違いしないでいただきたいが、
脚本を書き換えたからと言って、
爆モテするわけでもないし、
ハゲも治らないし、
頭も冴え渡らない。
ただ、
今よりも良い方向に、
思考や行動、感情が変わるはずだ。