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思いは、供給不安のない国産小麦!

 今回で自家製小麦を作り始めて3回目、小麦畑の準備がほぼ完了しました。そんなに広くはない小麦畑ですが、手作業(人力)での準備はため息をつくほど大変な作業でした。

 畑を耕すのは、知り合いの農家さんにトラクターで耕してもらいましたが
そのあとの作業は、数百キロの肥料を手蒔きでしたので大変でした。まだこの後、小麦の種蒔きが残っていますが・・・

 この小麦畑の面積だけでは一年分の一般家族(4名と考えると)の消費量をまかなうことが出来ません。これ以上に収穫するには、大規模な耕地と機械化が必要になってきます。

 ふと思いは、日本で消費される小麦のことを思うとどうなのか?・・・。

 皆さんがご存じのように、日本で消費される小麦は、ほぼ9割ほど輸入に頼っている状況です。十分な小麦を確保するはどうすればよいのか? そう考えると絶望的になってしまいます。この日本の自給問題は、半世紀以上前から課題でした。
では、どうすれば良いのか?・・・

 農業を志す人は他の産業と比べて本当に少数です。農業が魅力ある職業にするためには、やはり十分で安定した収入が確保できるという事が必要です。そうでないと、誰も魅力ある職業として選択してくれません。

 日本では、いち農家当りの耕地面積が小さく、なかなか耕地面積の大規模化(集約化)や大規模機械化による省力化ができにくい事が原因となっているようです。それを進めるには、莫大な設備投資資金が必要となります。大規模な法人が有力かもしれません? しかし、これもなかなか難しい大きな壁が有るとのことです。

 海外では、自国の食料を確保していくための国の強力な施策と国民一人一人の食糧確保という意識が、食糧自給率向上につながっていると聞きます。

 毎年減少する農業従事者、その平均年齢も65歳以上になっています。このままでは、農業崩壊の瀬戸際です。時間は、迫っています。

 いつでもスーパーに小麦粉や野菜が並んでいますが、スーパーの棚から突然消えることも想定されます。

 自分で実際に農作物(野菜や小麦)を作ってみて初めて大変なことだと実感できます。机上の空論では、解らない事だと思います。

出典:日本経済新聞社より
出典:日本経済新聞社より

 そんなことを考えながら、今年収穫した貴重な自家製の無農薬・無化学肥料の小麦(ユメカオリ)を製粉してパンを作ってみました。独特の風味とややもっちりした食感、おいしくいただけました。こんな国産小麦を供給の不安なく自給出来ればいいかと強く思いました。!!


23年間大阪で営業していた無添加パン店の、開店前から移住後までを綴ったストーリー
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