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初めて女子ダブルスの試合に出た話とひとり反省会。

先日、初めてテニスの試合に出た。

「2025年にやりたいことリスト」の1つを達成したことになる。

試合とはいっても、草トーのような一般大会ではなく、通っているスクールで行われている、スクール生だけが出るイベント。初めて出るならレベル感がわかっている方が楽しめるかなと思った。

今回の試合は、女性同士でペアを組む女子ダブルス。

3組総当たりのブロック予選があり、各ブロック1位通過ペアが本戦に出場する形式。予選は4ゲーム先取、本戦は6ゲーム先取。

結果は、予選通過・本戦1回戦敗退。

まさか初めて出た試合で、本戦に出られるとは思っていなかった。これは大健闘と言って良いでしょう👏

以下、記憶が鮮明なうちにひとり反省会。
(めちゃくちゃ長い)


反省点

・ボレーミスが多い

私はストロークが得意な方で、ペアはボレーが得意。なのでそれぞれが得意な陣形で戦えるときは点が取れていたように思う。

しかし逆の形(私が前、ペアが後ろ)になるときがどうしてもある。そのとき、ミスが出やすかった。

特に試合が長くなった本戦では、相手に弱点を気づかれてしまっていたようで、結構狙われた。

ミスが怖くてポーチになかなか出られないし、出られたとしてもフレームショットが多かった…。まだまだ基礎がなっていないな…。

ステイバックすることも一瞬よぎったのだけれど、1度も試したことがないものを突然やるのもなあと思ってやらなかった。

対戦相手に連続でポイントを取られていたときに、流れを変えるためにやってみても良かったかも。次はそうしよう。


・圧倒的体力不足

毎週参加しているテニスベアのイベントで2時間ゲームをすることはあっても、あまり長くラリーが続くことはない。いろんなショットにチャレンジする場だから、ミスでポイントが短く途切れることがほとんど。

しかもたくさんゲームを回すため、4ゲーム消化で行うことが多かった。

そんなわけで今回6ゲームを初体験。長かった…。

試合となると、決めにいくというよりはラリーを続けて相手のミス待ちになる。決定力がそんなにない初級レベルでは特に。

私達は、ストロークが得意な私がラリーを続けて、球が甘くなったらペアにボレーで決めてもらう作戦だった。

なので私がラリーを続けてチャンスを作れないことには始まらない。だけど、ラリーを続けるというのはかなーり疲れると体感してわかった。

私もコントロールを優先して、相手のバックハンド側に配球したり左右に振ったりしてミスを誘ってみた。けれど相手が段違いに上手いし体力もあって、全然ミスしてくれなかった…。

本戦では最初私達がリードしていたのに、じわじわと体力を削られて、逆転負けをしてしまった。

ずっと運動はしてきていて、体力に自信があったはずが、まだまだだなー。ペース配分を考えたり、ちゃんと合間にエネルギー補給をするようにしないと。


・攻めではなく守りに入りすぎた

並行陣やストレートアタックにもチャレンジしようと思っていたものの、失点を恐れて勇気が出ず、得意なクロスラリーに頼ってしまった。

それで結局決めきれず体力が奪われたので、挑戦してみても良かったなー。

「自分がこんな形で打ちたい」「こういう形に持っていってポイントを決めたい」など想像して展開を作っていけるといいなあ。普段いかになんとなくで打っていたかを痛感した。

いくら普段のレッスンでいい球を打てたとしても、それがまぐれなのであれば試合では使えない。使おうと思えない。

1度試合に出たことで、普段のレッスンから試合を意識して練習できるようになると思う。

レッスンだけではなく、Youtubeなどでもパターンを見たりして、1つずつ体得していこう。


良かった点

・ファーストサーブの確率が高かった

最近サーブの打ち方を改良していた。

以前は軟式打ち特有の、正面を向いて打つ(よく羽子板と呼ばれるような)サーブだった。当たりが良ければ決まるけれど、安定感がなく、スピードにも限界があった。

私自身限界を感じていたとき、ちょうど去年末にレッスンでスライスサーブを習った。それ以降はずっとスライスサーブを練習していたのだった。

試合ではファーストサーブの調子が良く、エースを何本か取れた。セカンドもダブルフォルトがゼロだった。

試合前のサーブ練習で当たりを確かめられたのもよかったかな。

今後は狙ったコースに打てるようにしたい。セカンドはどうしても山なりになってしまうので、スピンをかけて打てるようにもなりたいな。


・ブロックリターンが安定していた

予選2戦目と本戦では、対戦相手のサーブが速かった。

そこでブロックリターン(かっこよく言ってるけどただの当て返し)を意識して、面を合わせるだけ、ラケットは振らないことを意識した。

これがかなりフィットして、相手のボールの力を利用してパンパンと速いテンポでリターンができた。

コースを狙う余裕はなかったのだけれど、相手の前衛が出てくるタイプではなかったのが味方した。センターに返せれば、サーバーのバックサイドに入り、そこからボレーに出て点が決まったこともあった。

普段男性のサーブを受けることも多かったから、結構意識していた。練習しておいてよかった~。

今度はもう少し回転をかけて返せるようにしたいな。


・ロブのコントロールができた

女子ダブルスあるあるとして、ロブ合戦になることがある。

本戦では何度もロブ合戦になった。長いポイントではストローク練習かな?ってくらい、1分くらいロブが続いた気がする。そりゃ疲れるわ。

元々ロブは得意な方だけれど、試合中はかなり冴えていて、左右に振っても高さを変えても、アウトはほぼしなかった。

次はロブのスピードに変化をつけられるようになりたいな~。あとはバックハンドのロブも正確にコントロールできるようになりたい。武器として磨いていきたい。


その他所感

・ペアと話し合って動きを決めるのが面白い

ペアは何度か試合に出たことがあるらしく、「ポイント間にペアと話し合っていると、上手そうに見えて相手が動揺するかもよ」と教えてくれた。それを実践して、邪な気持ちで(笑)毎回ペアと話すようにしていた。

最初は「ナイスショット👏」「ドンマイドンマイ✋️」「次は入れます💪」というくらいだったけれど、試合が進むにつれて、相手の弱点や動き方などを話し合えるようになった。

これがなかなか面白い。予想が的中したときは思わずガッツポーズをしてしまったし、Youtubeでプロがやっているあの光景だ…!なんて、試合中にも関わらず感動した。

そして、これはつまり、相手を観察できるような余裕が持てるようになったということ。ボールを返すだけで精一杯の状態から、自分の成長を感じた瞬間だった。


・試合の緊張感、ワクワクする

試合間には結構待ち時間があり、ペアと一緒に他の試合を見ていた。

普段のレッスンのときはワイワイと騒がしいスクールが、いつもよりも静かで、空気がピリッとしていて、試合ならではの緊張感が漂っていた。

自分の試合が近づくと急に緊張してくるのも、学生時代の部活動を思い出して懐かしくなった。

「勝ちたい」という欲がどうしてもでてくることは自覚していながら、それは口に出さず、「楽しもう」とお互いに声をかけているという光景も、懐かしくて良かった。


・楽しかった!もっと試合に出たい!

色々と書いたけど、まとめると、これ。

自分も、相手も、真剣に試合に向き合っているからこそ、楽しい。

普段の練習の中でゲームをやるときは、当然、人によって結構温度差がある。

「試合に出て勝ちたい!」って人もいれば「痩せたい!」「ストレス発散したい!」とか、テニスをやる理由は人それぞれなんだからしょうがない。

全員が同じ温度感でテニスをできるという環境が嬉しくて、もっと試合に出たくなった。

そして雰囲気に慣れたい。今回、ペース配分や試合間のエネルギー補給、身体を冷やさない工夫など、準備不足を痛感した。

試合にコンディションを合わせようとすることで、自分の身体のことを考えるようになるから、いい循環が生まれそうな気がする。


以上、ひとり反省会でした🎾
(初の3000字超え!)

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