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バンド発表会を終えて。

3連休最後の日、ついにバンド発表会があった。

半年ほどかけて1曲だけを練習し続けてきた。


私の発表順は後半。それまでは他の発表を聴いていた。

生徒さんは結構年齢層が高めで、私より年下は1人だけかも。

最初は本当にライブに来た感覚で楽しんでいたのだけど、出番が近づくにつれて緊張感が増してきた。

出番の2曲前。ステージ横の楽屋に入って待機する。

リハで声を掛け合ったボーカルの方に「緊張してますか?」と聞くと、少ししているとのこと。

私だけじゃない。こういう気持ちを共有できるのもバンドの良さかもしれない。

今まで使い続けてきたドラムスティックと予備の計4本を取り出す。(もし演奏中にスティックを落としたらそこで終わりなので)

予備の分は発表会前に急いで買った。KingGnuモデル。あんな風に叩ける日を目指して。

1つ前のバンドの演奏が始まった。ステージ裏で聴く。

男性ボーカルの英語の歌詞を、女性ボーカルが力強く歌い上げる。それに応えるように強く、でも正確なドラムの音が聞こえる。うまい…。

感動していたらあっという間に演奏が終わった。

ついに本番だ。

ドラムの方へ歩いて行く。ステージ中央奥、会場全体を見渡せる位置だ。

椅子に座ると横にいつも習っている先生がいて、セッティングを手伝ってくれた。普段通り。平常心。


本番

演奏した曲はback numberの『高嶺の花子さん』。

大好きなback numberの夏の名曲を、自分が叩けるようになるなんて。

キーボードのイントロ後、私のスティックカウントから全体の演奏が始まる。

少し走ったかな?と思ったけど、むしろノリが良くて良かった。

途中の手数が多い部分も、結構余裕をもって叩けた。ボーカルや客席を見たり、他の音をよく聴いてテンポを合わせたり。練習しすぎて暗譜していたおかげ。

そしてラスサビ前のドラムの見せ場。リハではしなかったのに、ベースの先生が目を合わせてくれて嬉しかった。

最後、フロアタム4連打で締め。強く叩きすぎず手首のスナップを使って、というアドバイスを思い出して叩いた。音もピッタリ合った気がする。綺麗に終われた。

片付けをしていると、横で見守ってくれていた先生に褒められた。「今までで1番上手かった👏」って。私もそう思います😉

その後、発表者のうち1人にインタビューをする時間があった。私がインタビューを受けることに。

なんとなくそんな気はしていた。歴が浅い人or選曲した人を選んでいるようで、私はその両方に当てはまっていたので。

Q. なぜこの曲を選んだんですか?

A. back numberが好きなので。

Q. 発表会に参加するのは何回目ですか?

A. 初めてです。

Q. 演奏してみてどうでしたか?

A. 今までで1番上手く叩けました😏

インタビューでこう答えたら、客席がおおっと湧いて拍手をもらった。嬉しかった。


バンド演奏も、人前で発表するのも、初めての経験だった。かなり気持ちよかったな。

来年も開催されるとのこと。次は複数曲参加してみたい。

終わってから1週間経っても、曲を聴いてあの時の達成感を思い出している。また味わいたい。

そのためにも演奏技術を磨き続けるぞ💪

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