薬屋のひとりごと 小説解説 1巻
どうもどうも。
薬屋のひとりごとにドはまりしています。
薬屋の小説なのですがアニメと若干違うところ、一気読みしたせいで時系列などなどがわかりにくくなってきたので自分用に整理する意味で、まとめておこうと思います。
現在小説は14巻まで発行されていて、今、読み返しているので読み返した部分のあらすじを自分用にまとめます。
ちなみに薬屋は謎解き要素があり、似たような事件を勘違いしていたり、伏線を拾いきれていない気がしてすっきりしないので、頭を整理するのが目的です。
全力でネタバレ注意
(2巻以降、未アニメ化部分につながる伏線についても解説しています)
①猫猫が人さらいされ、後宮侍女となる
②玉葉妃と梨花妃の御子の体調が悪い噂を聞きつけ、その原因「毒おしろい」に関して助言、玉葉妃のひめを救うことにより、壬氏に目を付けられ、玉葉妃付き侍女(毒見役)に昇格
③壬氏の土産話、武人が遠征の野営で中毒となったのは村人のせいではなく、枝に含まれる毒だと推測し、村長を救う助言
④壬氏から媚薬の調薬依頼
後に、ある武官を官女が誘惑した噂を小蘭から聞くが、その他に使用されている伏線はないと思われる(あったら教えて!)壬氏は夜食用パンを食べて猫猫をちょい誘惑。
⑤武官に下士される芙蓉妃の「幽霊騒動」を解決
芙蓉妃と武官は幼馴染、芙蓉妃は後宮入りしたため、皇帝の顔見せで得意の舞踊をわざと失敗し、お手付きなし。武功をあげた武官(③の村長をすぐ処刑しないよう助言したとみられる伏線アリ)に都合よく下士されることに。芙蓉妃は下士されるまでの間、皇帝のお手付きにならず清い身のままでいたかったため、夢遊病とみせかけて夜に踊る幽霊騒動を起こしていた。東で踊っていたのは無事武官が帰還することを願って。
猫猫が夢遊病について知っていた妓女の話
-1.夢遊病だったため身請けの金が値切られた
-2.妓女は夢遊病を装った。仲間1が身請け話を出し、夢遊病のため断る。本命の仲間2が身請け金を値切って身請け。
⑥御子を身罷ってから体調がすぐれない梨花妃の看病に行く猫猫
良くならない理由は「毒おしろい」を使い続けていたから
⑦燃やしたら色のついた炎を出す木簡
被れてしまった宦官をやぶ医者と治療し、なぜ色がついた炎を出したのか謎を解く
この色炎は暗号と推測され、腕に火傷を負ったものを壬氏が探す
⑧園遊会
猫猫は、そばかすはメイクだとばれる。カイロを提案する。李白にかんざしをもらう。
阿多妃(現皇帝が東宮だったころからの嫁)・里樹妃(前皇帝の嫁、一度出家したが、実家の権力により再度現皇帝の嫁となった)は嫁・姑関係である。
里樹妃の園遊会での食事が、食べられない料理と入れ替えられていた(入れ替え先が玉葉妃となり、猫猫が毒を食べることとなった)は里樹妃侍女によるいやがらせである。
⑨かんざしをくれた李白を使って実家に帰省。
李白は妓女・白鈴を紹介され、いい関係となる。
麦藁の毒を飲んだ妓女と遊び人の男の心中未遂の真因を解く。
心中ではなく遊び人の男を恨んだ妓女の殺人未遂だったが、深く追求せず。
父(羅門)の方が聡明である伏線。
⑩酒の飲みすぎで死んだ宦官(祭祀の士官)の謎を解く。
塩味→甘味に好みが変わったとのことだが本当は家族を亡くしたストレスと偏食から塩味を感じられないようになっており、勤勉な士官を寝たんだ同僚に大量に塩を入れられた酒を飲んで死亡。
彼の伏線は2巻に続く。彼は、祭祀道具を管理していた士官であり、壬氏が祭祀をする際に壊れた金具の管理も担当していた。金具が紛失し、作り直し、もろくなって事故に至る要因の一つとなった。
⑪阿多妃の侍女頭風明(フォンミン)が腕に火傷後を持つ人物だと高順が特定する。同時に自殺した水死体が発見されやぶ医者と猫猫は検死に向かう。(これは本当に自殺である。侍女頭である風明をかばうために里樹妃毒殺の罪をかぶって自殺を装った。阿多妃のためだと推測される。)
⑫玉葉妃の茶会に里樹妃が招待される(多分壬氏の指示)はちみつが苦手だという伏線が示される。猫猫は壬氏に指示され阿多妃の大掃除の手伝いにいかされ、風明と知り合う。風明の実家は蜂蜜農家である伏線が示される。外部と連絡が取りあえるのは風明だと考えるが決定的な何かはつかめないと壬氏に伝える。
⑬猫猫は壬氏に頼み、里樹妃と面会する。蜂蜜を幼少期食べて苦手になったことを確認する。
高順に頼み資料を読み、弟帝と亡くなった阿多妃の息子(現在の皇帝の息子)が同時期に出産したことを知る。この子供2人をとりあげたのが宦官で遺憾で会った父羅門であり、後に後宮を追放されたことを知る。(後宮を追放された主原因は弟帝と阿多妃の息子の取り違えだと推測されるがこの伏線が回収されるのは10巻よりも後だったはず。また弟帝=壬氏であり、このとりちがえから、実際には現帝の息子、つまり東宮であることも同様にかなり後になって確定する。この時点では猫猫が疑っている描写のみ。)
⑭猫猫は風明に会いに行き、里樹妃の毒殺未遂について明らかにする。風明は亡くなった阿多妃の息子に良かれと思って蜂蜜を与えており、それが死因となったことに、里樹妃の言葉によって気づく。それを阿多妃に知られたくなかったため口留めのため里樹妃の毒殺未遂を行った。風明は自首し極刑となるが、猫猫の助言により、阿多妃は最後まで息子の真の死因をしらず、風明は阿多妃が年齢と出産できない体であることを理由に後宮を追放されないため、里樹妃を追い出そうと図った、という理由”のみ”とした。(阿多妃は息子が死んでおらず、壬氏=息子であると知っている。子供の取り違えを図ったのは彼女と推測される。ただし小説最新刊でも推測にとどまる)
⑮風明の単独犯ということで、阿多妃に罪はなかったが、後宮は出ていくこととなる。夜中散歩していた猫猫は偶然徘徊していた阿多妃と会話。そのあと壬氏と会話。壬氏と阿多妃が飲んでいたと描写あり。
(つまりここでは弟帝と現帝の妻、姉弟ということになるが、壬氏は気づいるのか最新刊でも不明だが、阿多妃は息子として飲んでたのだろうと推測される。めっちゃややこしい!)
⑯風明が極刑となったことにより、彼女の実家と関わっていた侍女の大量解雇がなされる。猫猫をさらった業者の関わりがあり、壬氏は猫猫を道具として本人の気持ちなしに使役することを思い悩んだ末、猫猫も解雇する。後悔してうじうじする壬氏に高順が気を利かせ、猫猫の実家の遊郭に出張を依頼。解雇され、白鈴を李白に紹介したせいで金欠の猫猫もアルバイトとして同席する。壬氏と猫猫は再開し、猫猫は(妓女になりたくないため)あのまま後宮に勤めたかったと本音を話し、身請けしてやろうかという壬氏の言葉にYESと答える。
後日壬氏は、冬虫夏草と高額の身請け金で、猫猫を身請け。