今年やりたい10のこと
定年となって3年。時間に余裕ができて今まで思い描いていた事のうち、いくつかを実現してきた。それでも「バケツリスト」はまだ尽きない。
１ サンチャゴ巡礼路(ポルトガルの道)を歩く
一昨年夏、サンチャゴ巡礼路フランス人の道を踏破した。歩く人が一番多く、宿泊施設も整っており、初めて巡礼路を歩く人には挑戦しやすい全長780kmの道だ。
ポルトガルの道は2番目に人気の道。首都リスボンを出発し、大学都市コインブラ、第2の都市ポルトを経てスペインのガリシア州へと入る615kmの道だ。
日本とゆかりの深いポルトガルに興味があり、いつか旅行してみたいと思っていたのでポルトガルの主要都市を通るこの巡礼路はうってつけだ。先日、ガイドブックや巡礼本を数冊買い込んで読み始めた。今年やりたいことの1番だ。
２ ローマの4つの「聖年の扉」をくぐる
2025年の今年は聖年。昨年のクリスマス、サン・ピエトロ寺院の「聖なる扉」が開かれた。ローマを訪れ、「聖なる扉」をくぐり、定められた事を行えば赦免される、25年にー度のチャンス。元気なうちにと考えると今回が最後の機会となりそうだ。
「聖なる扉」はバチカンがローマ市内で管轄する3つのバシリカ(歴史的に価値があると認定された聖堂)でも開かれており、サン・ピエトロ寺院とあわせて4つある。
1つをくぐれば赦免は達成されるので複数行く必要はないが、せっかくローマを訪れるならコンプリートしてみたい。特に城壁外にあるサン・パオロ・フオリ・レ・ムーラ大聖堂は訪問したことがないので、是非行ってみたい。
3 神戸空港から海外へ行く
今年、神戸空港が国際化する。今年４月開幕の大阪万博のインバウンドを見込んで、神戸空港が国際チャーター便の運行を始める。韓国、ベトナム、台湾などの近隣諸国へは神戸から出国できるようだ。
神戸空港から台湾に行けるのなら是非とも行ってみたい。自宅から1時間の神戸空港なら桃園空港、台北市内まで国内旅行感覚だと思う。
４ しまなみ海道(広島 尾道〜愛媛 今治)を渡る
しまなみ海道は以前から踏破したいと思っていた。自転車で渡るのが主流で、絶景を眺めながら走れるサイクリングロードとして名高い。また徒歩での通行も可能らしい。
徒歩か自転車か、どの時期が良いのか、とまだ詳細は決まらない。ガイドブックも既に購入したが思案しているうちに、良い季節が過ぎていき、結局は先延ばしにしている状態だ。そろそろ決断の時だ。
５ 熊野古道(和歌山)を歩く
以前歩いた中辺路の続きを歩きたい。滝尻王子から熊野本宮大社を２日かけて歩いたが、続いて本宮大社から熊野那智大社まで、あるいは逆コースを歩いてみたい。那智の滝にも魅かれる。熊野本宮大社方面から熊野川を船で下って熊野速玉大社に詣でるのもありかもしれない。
６ 札幌雪まつりに行く
祇園祭、ねぶた祭りは見ることが叶い、感激だったが、札幌雪まつりはまだ果たせていない。今年は期間中にフライトやホテルを取るのが大変で、諦めてしまった。この２月は断念し、今年中には計画して来年2月に達成を目指そうと思う。
７ カラヴァッジョを見る
小学生の時に父親に連れられて行った1970年の大阪万博から半世紀、今年再び大阪で関西万博が開催される。Expo 70では月の石やら太陽の塔などが話題だった。
今回の万博で注目しているのはバチカン市国の展示物、カラヴァッジョ作「キリストの埋葬」だ。バチカン博物館に収蔵されているカラヴァッジョの大作のひとつ。描かれた一人ひとりのダイナミックな動きを捉えた迫力ある作品だ。
８ 六甲全山縦走(須磨浦公園〜宝塚)に挑戦する
昨年11月に縦走大会に参加して半縦走を果たした。思いの外タイムが良く、全縦走にも参加したいと思うようになった。途中棄権も多く完走は難しいが、是非一度は挑戦してみたい。
昨年の大会後から全縦走を意識して歩き始めた。冠雪の時期は難しいが、春からトレーニングを再開しようと思う。
９ 身軽になる
文字通り身を軽くしたい。今月20日に健康診断に行く。いつも指摘されるのは適度な運動、食事の量とお酒を控えること、そして体重を減らすこと。
かつて健康指導を受けて10キロ減量に成功したが、その後リバウンド。一昨年のサンチャゴ巡礼で歩き、10キロ減となったが、帰国後しばらくしてリバウンド。
今年は再びサンチャゴ巡礼に行って、その後六甲全山縦走に挑戦を考えているので、この際に健康的に減量して適正体重を目指したい。
10 ネットより読書に時間をとる
昨年を振り返ってみると、読書量が激減してしまった。原因はネットに割く時間が多い事。気になるニュースや楽しみにしているエンタメは良いのだが、漫然とYouTubeを見て時間を過ごす事もある。そんな時間を読書に向け、もっと多くの作品に触れたいと思う。