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【唯一続いていること】出会って13年目の夫との仲③〜いきなり両親に挨拶〜

この記事では、飽き性な私が唯一続いている夫との仲について、出会った頃の出来事と感情(13年前の記憶)を言葉にしてみています。

前回のあらすじ

私たちはお互いのことをあまり知らないまま、振り分けられた役割分担でペアになり、初めての共同作業を無事終えた。


いきなり両親に挨拶


さて、共同作業で相手を知り、もし心地良さを感じたなら、早めに自分の親に会ってもらうと良いと思う。
仲が良い友人、ということが伝われば、十分。
ほんの一瞬でも、どんなシチュエーションでも良い。
偶然ばったり、というくらい自然が一番良い。




例の行事には、田舎から両親が来てくれた。

終わりがけに、久しぶりに再会したのでしばらく話し込んでいると、そこから少し離れたところで、片付けを始めるために走って通り過ぎる彼と目が合った。


すると、彼はその場ではたと立ち止り、私の隣にいた両親に会釈した。

行事の恒例で、派手でへんてこな衣装(学芸会を想像してね)を身につけたままの姿だった。

私は可笑しくなってしまった。
どう考えても初対面の人に会えるような格好ではないのに、
私が話しているのが両親だと気づいて、わざわざ立ち止まったというのが、なんとも丁寧で。

彼は、すぐ走り去ってしまったし、少し遠かったので、一瞬の出来事だった。

けれど、ここで私の直感。
これっていわゆる"ご両親への挨拶"では?と思ったのだった。(思ってたご挨拶とは違ったけど)


もう随分あとで、母からは「あの時挨拶してくれたのが嬉しかったよね〜」と言われた。


つづく

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