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赤ちゃんパラダイスとママ友になるかもしれない人たち。

つい先日、住んでいる市が主催する、妊婦を対象とした「母親教室」なるものに参加してきた。

前半は助産師さんからの出産後の生活や妊娠中の栄養の話、後半は「先輩ママとの交流タイム」なる時間が設けられている。
てっきりゲストママさんから、産後の苦労やら赤ちゃんの可愛さやらその実態をいろいろご拝聴できるものだと思っていた。

しかし、助産師さんの話が終わると、部屋を移動する流れに。「?」と思っていたら、着いたのはわらわらとたくさんのママ&赤ちゃんが集うスペース。

「母親教室に参加された妊婦さん方でーす!じゃあ、あなたはこのグループ、あなたはあっち…」
とあれよあれよという間にわたしたち妊婦は振り分けられ、その集まりの中に後は任せた!とばかりに放流されてしまった。

何の心構えもしてなかったのに、いきなり己のコミュ力が試されるイベント発生…!

1か月〜5か月くらいの月齢の赤ちゃんがたくさんマットにころころ転がる様は、さながらパラダイスだった。
なんだこの可愛いすぎる空間は…!

そういえば、たくさんの赤ちゃんがこうやって一堂に会している光景、目の前で見たのは初めてかもしれない。

他のママさんたちと何を話そうかな…と考えを巡らせる前に、
「わあ、可愛いですね…!」
「こっち見てますね…!」
など赤ちゃんの様子を、話題に挙げることで間が持つので助かる。


赤ちゃんってわりとみんな似たような見た目だと思っていたけど、そうじゃないんだなあ…というのがまずの発見だった。


1か月でこのくらい、2か月でこのくらい…と月齢ごとに大体の平均サイズがあると想像したけれどそれも違うみたいだ。

1か月と2か月、あんまり変わらない子。
既に2か月で4か月の子より大きな子。

身体も、ふっくらしてる子や細い子。

髪も、月齢が上がるほど生えているという目立った比例関係もなく、ふさふさ、ほぼつるつる、剛毛、細い猫っ毛、とそれぞれ様々。

また肌の色も、ピンクっぽい肌の子、色白ちゃん、色黒ちゃん…と全然違う。

動きも、いろんなところにきょろきょろと目線をやって、ずっとあうあうお喋りしてる子、
うとうと眠り出す子、
ふえふえ泣き出す子、
ひたすらうにょうにょと手足を動かしている子、
微動だにせず、黙って一点を見つめ続けている子、と多様で見ていて飽きない。

自己紹介も終え、そうこうしているうちにママさんたちは自分の子に構いながら、
「最近肌着、何着せてます〜?」
とか
「夜何時間くらい寝てます〜?」
などと周りでママさんトークが始まった。


その間を、
「妊婦さん方、聞きたいことがあったら、周りのママさん方に何でも聞くといいですよー!」
と先程の助産師さんの方が朗らかに言って回りにきた。
…あ、完全に放置してどこかに行ったわけじゃなかったのね。

そして、その一言で周りのママさんたちの視線がちょっと集まってしまった。

にこにこしながら、赤ちゃん観察をしてたら場に馴染めると思っていたのに、そんなこと言われたら、何か質問しなければならない空気がさあ…。


まあ、折角の良い機会と思って
「肌着は何枚くらい用意しましたかー?」  
と既に買った分にさらに買い足したら方が良いのか、最近気になっていたので、聞いてみた。

授乳のたびにミルクを吐き戻しちゃう子で、1日に何度も着替えるから、全然服が足りなかったと話すお母さん。
かたや、全く吐き戻しもなく1日1枚着せるだけだから、赤ちゃんグッズ準備リストに記載されている枚数も全然必要なかった、と話すお母さん。

「結局は子による」という結論になった。
まあ、生まれたら様子をみることにしよう。


久しぶりの初めましての人との交流だったが、まあまあ話せたと思う。


昔からわたしは、クラス替え後や研修のグループトークなどの初めましてトークより、むしろ顔見知りになってからのトークの方が、何話そう?この人はどんな人?とあれこれ考えてしまって緊張する。

これからこうやって、年齢も職業も趣味も何も知らない人たちと、赤ちゃんという存在を中心として、新たな人間関係がスタートするんだなあ…と思うと、どきどきするけれど何だかちょっと楽しみになってきた。

いわゆる「ママ友」というやつ。いずれ様々なことを話せるような気が合う方ができればうれしい。

いろいろ話している間に時間が来て、

「産まれたら、この子と(お腹に手を添えながら)友だちになってあげてくださいねー!」

なんて言いながら、その場を後にした。

今日会ったママさんたちとも、
「あ、あのときの!」とまたこういった集まりや公園で再会することもあったら面白いな。


#産休
#妊娠10か月



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