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2024年、妊娠・出産・エッセイの連載。

新年、明けましておめでとうございます。

例年、年末には張り切ってお正月に食べるいつもよりいいものを用意したり、大掃除をしたりして、特別感を抱いて迎えるお正月。
子が寝ている間に、散らかった部屋や溜まった汚れをすっきりさせたり、2024年の振り返りをしたりしたかったけれど、このところ子は日中あまり眠ってくれず、結局手つかず。

ようやく眠ったかと思えば、私のお腹の上をベッドにしているので、身動きがとれない。 

そんなわけで今年は、あまり年末感もお正月感もなく、ゆるゆるといつもと何ら変わりなく過ごしている。

というわけで、2025年初投稿、新年の目標ではなく、遅ばせながら2024年を振り返ろうと思う。

待ち望んだ妊娠

2024年の大きなトピックは間違いなく、妊娠、そして出産だった。お腹に小さな命がいることがわかったのは3月2日。与えうる限りの愛と環境をこの子にあげようと誓ったこの日。なんだか遠い出来事のような気がする。


サポートの先生が来ない…?!

そして間も無く始まった、つわりの日々。
小学校教員という仕事柄、時短制度も在宅勤務もない。学校を回している先生の人数がかつかつだったこともあり、多少のしんどさで休むわけにもいかず、毎日満員電車に揺られながら仕事に向かった。

しかし、これまでと同じような働き方はできず、朝、時間給を取ったり、早めに退勤したりもした。

安定期頃、時短制度等ない代わりに妊娠している先生の仕事をフォローしてくれる先生を外部から呼んでもらえる制度がある。
申請し、当然そのサポートの先生が来てくれるものだと思っていたのに、近隣の小学校で病欠の先生が何人も出ており人が足りず、来なかった…。

事情があってお休みされている先生がいることは仕方ないのだけれど、代わりの人がいないという「先生不足」の現状を改めて恨めしく思ってしまった。

職場の先生たちは、基本的には本当にいい人たちばかりなのだけど、仕事をふる際、良い顔をされないこともあり(みんな忙しいからね…)迷惑をかけていることに気持ちが沈んだ。

これまで休んでいる先生や早く帰らなければいけない先生の分の仕事を請け負う際、
「わたしも早く帰りたかったのにな〜」と
正直あまりいい気持ちをしなかったこともあった。しかし、これからは「お互い様」で、にっこり笑顔で心から快くフォローしようと心に決めた。もっと器の広い人になりたいねえ。


また、職場である小学校では全員と言っていいほど多くのママさん先生に
「仕事してたら、気がまぎれるよ!」
と言われた。ほんまかいな、と半信半疑だったけれど、実際これは半分嘘で半分本当。

会議や、会議で使う資料を作っているときなんかは、はよ終わったらいいのに…!と半ば上の空でさほどしんどさはまぎれなかったけれど、授業をしているときや子どもたちと関わっているときは、これまでと変わらず楽しかった。

他にも、しんどさを忘れる一時があった。
気のおけない親しい人たちと話しているとき。
書いているとき。
美味しいものを食べているとき。
子どもたちと関わっているときも含めた、この4つのことをしているときは、常時まとわりついていた身体の不快は間違いなく遠のいており、いつも通りのわたしだった。

この先、このたった4つの時間さえあれば、わたしはきっとこれからも幸せに生きていけるのだな、と確信したのを覚えている。
人生の中で大切なことなんてほんの僅かなことなのかもしれない。

わりと穏やかな妊娠後半

つわりが収まってからは、足の付け根の痛み、頻尿、夜眠れないなどのマイナートラブルはあったものの、わりと元気な妊婦で、週末夫と近場で宿泊したり、友人と会ったり、比較的平穏に過ごすことができた。
産休期間に、いくつかのエッセイの公募にチャレンジしたり、読んだことのない作家さんの本を読めたり、書く読むに浸れたのは、人生の夏休みのような贅沢で豊かな時間だった。

出産、そして育児

予定日から1週間と3日超過し、11月の頭に出産。
途中までの陣痛は辛かったけど、穏やかパーソナルジムのごとき分娩タイム。生まれてくる我が子に想いを馳せながら臨むことができた。
いやもうほんと、無痛(麻酔)分娩万歳…!
次があるかはわからないけれど、もし2人目を考えるならば、また絶対無痛。


そして授乳にまつわるあれやこれや。
哺乳類を実感したり、2gに歓喜したり、乳神様に祈ったり、なかなかインパクトが大きかった。(授乳に関して面白おかしく書き散らしてたら軽々と7000字超えたの笑う)

そして始まった育児。
母歴2か月弱。ただ今、奮闘中である。


お子との日々は、下書きに溜めているところなのでこれから随時公開してゆく予定。
また読んでいただけたら、幸いでございます…!

夢のエッセイ連載

2024年のもう1つの大きなトピックは、1年間のエッセイの連載を持たせてもらえることになったこと。

ここ数か月、毎回締め切りが近づくたびに、どうやって書こう、どう伝えようと頭を悩ませている。今までは自由気ままにこのnoteで言葉を綴ってきたけれど、決まった字数や締め切りがあり、原稿を渡す相手がいるというのは、なんとも気が引き締まる思い。

「連載」ってすごく憧れがあったので、2024年に叶ってうれしい。

ちなみに、何者でもないわたしのエッセイが連載されるようになったきっかけは、昨年のさわかみ投信さんの「夢応援プロジェクト」。


なんと光栄なことに、応募総数10648の中から3人の内の1人に選んでいただいた。
わたしの「夢の応援」の1つとして、さわかみ投信さんが発行する情報誌に見開き1ページ分、1年間エッセイを載せてもらえることになったのだ。

読者が13万人ほどらしく、普段noteで読まれているより、桁違いの数の読者の方々。
ネットだけでなく、わたしの書いた文章が紙で読めるのも新鮮で、なんだか照れくさいけれど気持ちが上がる。

いつか、雑誌や文芸誌にも寄稿できたらいいなあ。
今年はさらにたくさんの方々に読んでもらえるようになりたいし、読んでくれた方々の心を動かせるような書き手になれるよう精一杯精進していきたい。

具体的にチャレンジしたいことについては、ノートに書きながらあれやこれや考えてみたので、またnoteでも近いうちに書くつもり。

お子が、威勢よく泣きだしたので今日はこのへんにしておこう。

2025年も書き続けますので、今年も碧魚まりをどうぞよろしくお願いいたします…!!

#2024年振り返り




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