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『夢をかなえるゾウ2』水野敬也

かなーり前にシリーズの1作目を読んだ時の印象は、自己啓発の入門書。
夢を叶えるためにやること、できることを具体的にストーリー仕立てで面白おかしく学ぶことが出来ます。

そして今回シリーズ2作目をkindle unlimitedで見つけ、全部で4作品も出版されていることを知りました。

1作目を読んだのは何年も前ですが、久しぶりに関西弁の象の神様に会いたくなって本を開くと、やはりライトな文章で読みやすかったです。
数時間でさくっと読み終わることが出来ます。

内容的には1作目よりも具体的だったような気がします。
マインド的な事よりも、行動で周りに影響を与えていくような心構えですかね。

難しい言葉も出てこないし、題材もお笑い芸人や貧乏神など身近(?)なもので分かりやすいので中学生や高校生にもオススメです。
自己啓発本とかビジネス本というとなかなか敷居が高い気もしますが、これなら『道徳』の本として触れやすいかもしれません。

ただ神々の教えの内容自体は、言ってしまえば「当たり前」のことばかりで、目から鱗が落ちるようなことは書いていません。

普段の生活で人間関係を築いたり仕事をしたりする中で、無意識に行っていることを言語化してもらったような感じです。

それは、頭ではわかっているけどなかなか行動に移せないことも多いので、神々からの宿題を意識してこなすことでしっかり心に根付くのではないかと思います。

巻末にわかりやすく神々の教えをまとめてくれているので、参考にしやすくなっています。

そして地味に巻末の『偉人索引・用語解説』が面白いです。
著者の水野敬也さんは映像作品の脚本なども手掛けている方なので、文章の書き方がブログ口調というか、説明的というか…なんとなく小説とか普通のビジネス書とは少し違いますよね。

繰り返しになりますが、個人的には中学生や高校生の自己啓発入門にオススメかなと思いました。

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