飲食業の離職率とリーダーシップ
こんにちは。ポンコツです。
今日は、なぜ飲食業は離職率が高いのかについて、僕が思うことを書いていきます。暖かい目で見てやってください。
まず結論から。
①現場のリーダーが、リーダーシップやマネジメントについて何も勉強していない
②業界の構造自体に問題があるため、ほとんどのお店で低賃金、長時間労働が行われている
この2つだと僕は思っています。
僕は新卒で某高級フレンチレストランに入社しました。そのとき同期が25人いて、1年経つと半分、もう1年経つとまたその半分と退職していきました。
入社して5年経ったとき、ついに同期が全員退職し僕が2009年入社の最後の1人になったのでした。
僕は飲食業でしか働いたことがないので、他の業界のことはわかりませんが、5年で同期が全滅というのは飲食業ならではの出来事かと思っています。
ではなぜそんなことが起きるかというと、先に書いた通り、リーダーの問題と仕事をする環境の問題です。
①リーダーの問題
前の記事でも書きましたが、料理人は勉強しない人がほとんどです。驚くべきことに管理職クラスでもリーダーシップやマネジメントについて勉強していない人が多い。(僕が今まで出会ってきた人達の中での話しなので例外もあると思います)
何も勉強していないがために、チームをうまく率いていくことができず、どうしたらいいか考えることができない。結果、怒鳴ったり殴ったり陰湿なイジメみたいなことをしてしまう。
読んでくれている人の中には嘘だろと思う人もいると思います。けど、これは僕が経験してきた現実です。
昔ながらの考えから抜け出せず、料理長はリーダーでありマネージャーだということをわかっていない人が多いから、若手は支えてあげて育てるものだという発想がない。なので当然離職率が高い。
そんなタイプの料理長は、「昔はもっと厳しくて、お前らは楽でいいなー」みたいな武勇伝をたびたび語ってくるのですが、僕はその手の話しが大嫌いです。(笑)
給料が安くても、体力的にキツくても、良いリーダーがいればチームはうまくいくものです。僕が同期達の中で最後の1人まで残れたのは、僕が配属された店舗の料理長がよく勉強する人だったから。
新卒のとき、よくいるタイプのパワハラオラオラ系の料理長の下に配属されていたら、きっと僕は今頃違う仕事をしていたと思います。
料理人がもっと外に目を向けて勉強していけば、離職率が下がって、業界のブラックなイメージもなくなっていくのではないでしょうか。飲食業は良いところもたくさんあるのに、このままじゃもったいない。
みんな、勉強して飲食業を良くしていこう!
②業界の構造の問題
次は業界の構造の問題です。日本では安く美味しいものが食べられます。でもそれは、料理人達のブラック労働によって支えられています。(最近は改善しているお店もあると聞きますが)
料理人は1日15時間〜16時間働くのが当たり前なので、料理人の仕事に8時間労働のルールを当てはめてみると、単純に1人で2人分の仕事を1日でしていることになります。
これにまともに残業代を出したり、改善のために人を増やしたりしたらお店が成り立たちません。
利益率のいい結婚式専門の会場や、超高単価のレストランでは1日8時間労働でやれているところもあるみたいですが…
でもこれはすぐに解決できる問題ではないし、そうでないと成り立たないお店が多いのが現実。
だからまず、お客様としてお店を支えてくれているみなさんにも現実を知ってほしいなと僕は思ってます。知って、考えればうまく解決できるはず。
なんだか何が言いたいのかよくわからなくなってきてしまいました…
とりあえず…
人生は素晴らしい!!!
それじゃあまた!