今年やりたいこと⑤三鷹天命反転住宅に泊まる
まるで、いくつかのテーマのレゴブロックのセットを、ごちゃ混ぜにしてちぐはぐにくっつけたかのようなこの建物。「三鷹天命反転住宅」といいます。
三鷹天命反転住宅とは、芸術家・建築家の荒川修作とマドリン・ギンズによって作られた「死なないための住宅」です。
「あたりまえ」の住宅で暮らし慣れてきた私からすると、天命反転住宅はちょっと、はっきり言って住みにくそう。
部屋の床がところどころ平らでなかったり、コンセントが天井からぶら下がっていたり。電気のスイッチが足元にあったり、部屋の内装までビビットな色でカラフルに彩られていたり。インターホンが斜めについていたり。
画面を通して見る限りでは「不便そう」と思ってしまう部屋ですが、実際に暮らしてみると、心地良く感じるようになるのだそう。
部屋の床のでこぼこは人間の土踏まずの大きさに合わせて作られていて、足裏がちょうどいい具合に刺激されるように。電気のスイッチが足元にあるのは、なるべく体を動かす機会を増やせるように。
人間は6色以上がいっぺんに目に入ってくると、1つ1つの色が気にならなくなるのだそう。内装はカラフルだけれど、どこから見ても6色以上が見えるようになっているので、不思議と落ち着くみたいです。
一見いじわるのように思えてしまう”仕掛け”の数々は、実は人間への愛に溢れている。そんな不思議な住宅です。
学生の頃にネットで見つけて、外観に心をつかまれ、コンセプトに衝撃を受け、調べれば調べるほど実際に住んでみたくなる。
あの球体の部屋の中で一晩寝てみたい。部屋のど真ん中のキッチンで3食作って食べてみたい。仕切りのない開放的なトイレ、私は4日間で慣れることができるのだろうか……。
言葉でいくら説明されても、自分の体で感じてみなければ分からない。私が知りたいことは、誰かの体験や感想を又聞きすることでは分からない。世界で1つしかない「私という心と身体」を使って確かめてみなければ、知ることはできない。
一見「ギャラリーや美術館なのかな、むしろこれ自体モニュメントなのかな」と思いそうな建物ですが、実際に賃貸住宅として機能しており、今も住んでいる方がいらっしゃいます。
その他、3泊4日からのショートステイプログラムや、1日単位でのテレワークプランもあります。定期的に見学会も開かれています。
せっかく行くなら絶対にショートステイがいい!!!!!
学生時代からずっと憧れている天命反転住宅への宿泊ですが、学生時代はお金の面で、会社員時代はスケジュール面で、なかなか実現できませんでした。
最近少しずつライティングのお仕事がもらえるようになってきて、「PCがあればどこでも働ける」がちょっとずつ現実味を帯びてきた。この夢を叶えるなら今年しかない!!
予約は平日であれば1か月先でもいけそう。4月はハイシーズン料金になるっぽい。GWはもう埋まってる!うんうん、うかうかしてはいられなさそうです。