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20年後に褒められたこと
次男の彼女さんは
幼稚園から中学校まで同じだった同級生です。
その幼稚園で私はPTAでした
役員を決める時の
みんな下を向いて目を合わせようとしない
あの殺伐とした空気はイヤなものです。
もう20年近く前の話ですが 笑
今はもっと良いシステムになっているのでしょうか
誰かを選出しないといけない時
私は名前を揚げられがちです
よく言われるのですが
〈良くも悪くも目立つ〉のだそうです
それを言われる度に「損」をしている様な
気持ちになるのでした。
私の子供は2人とも男なので
女の子ちゃんのお母さんとは殆ど交流がありませんで
次男の彼女さんのお母様のことも
お名前を聞いてもお顔がわかりません
しかしPTAをしていたことで
向こう様は私のことをよく覚えておられると
息子から聞いていました。
先日息子が
彼女さんのお母様と会った時
私の話をされていたそうで
「ウチは初めての子供の幼稚園で
分からないことだらけで戸惑っていたら
とても丁寧に色んなことを教えてくれて
すごく助かったのを今もよく覚えてるよ」
と話をされたそうです。
当時の息子の公立幼稚園は
親が何から何までやらないといけなくて
そのPTAとなるとそれは大変で
家事の時間が疎かになる様な状況でした
本当は関係ないことでしょうが
PTA内の人間関係にもほとほと疲れ
日頃からテキパキとこなせる方ではない私は
夕飯の支度までエネルギーが残っておらず
ヘトヘトでした。
子供のことは別として
PTAの事はあまり良い思い出では無かったのです。
しかし
彼女さんのお母様のお話を息子から聞いて
「あ。私も人のお役にたつことが出来てたんだ」
と思い嬉しくなったのでした。
それには
私は何もやっていない
何も出来ていない
何かしないといけない!
と毎日の様に駆り立てられだしたのが
息子が幼稚園児だった頃からで
じゃ、何をしたいんだ!
何をするんだ!
それも見えなければ
動く余裕もない自分に自己嫌悪を抱いていたからです。
それはその後何十年も続き
いっとき忘れていても
またムクムクと湧き上がるのは
最近までの話です。
私とのことを
20年近くも覚えていただいている事も
大変ありがたく
今やっとお役を労ってもらった様で
私も〈何かを〉することが出来ていたと
思い出の色が変わったのでした。
ありがとうございました。