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四半世紀のアイドルファンが想うこと★V6★ vol.17「チームビルディング」

V6が、芸能界という厳しい世界で、またアイドルというある意味若さと親和性のある世界で、四半世紀以上続いてきた理由について、このnoteで自分なりに書いている。

昔、三宅健くんのホームページを作っていたころは、ファン同士のものだった。

でも、それから自分にも大分時間が過ぎて、仕事で人と人が一緒にやっていくことが簡単ではないことも感じている。


そんな中、今回の解散報道(2021年3月)で、誰も欠けず四半世紀続いてきたグループとして、V6を知らない人たちに報道されていた。

このnoteを、V6のファン以外の方がどれだけ読むかはわからないが、これだけのすごいグループのことを、ファン以外の方にも知ってほしいという欲張りな想いで始めた。グループとしてのすごさは、色んな方にも意味があると、自分勝手にだが思っている。


私は、仕事に悩むと、色んな本を読んだりするが、専門的にマネジメントの勉強をしたことはない。でも、V6のあり様が、ファンが喜ばせてもらっているだけでなく、何かの理論でも説明できるのではないかと思って、探してみた。

すると、チームビルディング、要するにチームができあがっていく過程について、「タックマンモデル」なるものがあることを知った。

心理学での有名なモデルで、チームの発展を5つのステージで説明するとのこと(専門の方にはすみません、以下は私なりの解釈です)。

 1 最初 メンバーが決まってチームが形成される
 2 次に 嵐の時期 メンバーが色んな意見を言って対立や衝突がある
 3 まとまっていく時期 メンバーの個性が共有されていく
 4 パフォーマンスを発揮する時期
     メンバーが連携して助け合って成果を発揮する
 5 散会期

これを読んで、「はて?」と思った。私はV6が1995年11月にデビューした、その約半年後からファンになった。そして、既にその時期から4のパフォーマンスを発揮する時期に見えていたからである。

もちろん、私はテレビやコンサートなど、彼らが発表するものを見ているだけだから、当然彼らが2の嵐の時期などこちらには見せるはずはない。
だから、一つの可能性としては、私なんぞが見通せないところで、何年も嵐の時期があって、それを長い年月の中で乗り越えてきたということが考えられる。

でも、もう一つの可能性として、やはりかなり早い段階で2の嵐の時期を乗り越えたというものがある。ファンのひいき目なのか、雑誌のインタビューや、デビュー後間もなくの「Mナビ」(ファンにとっては初期の彼らの素が見られる伝説的な番組)を見ているとそう思えてくるのである。


デビュー時には、剛健コンビはともかく、他のメンバーは急遽決まった。リーダーを言われた坂本昌行くんは、メンバー間の年齢も10歳離れているし、かなり悩んだようである。

メンバー間の意見の違いもあったようだし、2の嵐の時期は確実にあったとは思う。

でも、結構早い時期のメンバーのインタビュー記事などで、そんなこともあったなあというエピソードがいい意味で話されいてた。

だから、私からすると、V6はかなり早く1から4のパフォーマンスを発揮する時期まで到達したように思う。

とすれば、それはナゼなのか?私なりに感じるのは、チームをまとめることについて、すごく無理をするメンバーがいなかったからではないかと思っている。
もちろん、皆チームがスタートしてた頃はそれなりに無理はしてたと思う。
でも、早い段階から、それぞれのメンバーが、自分が頑張ることを見つけ、それに精進し、互いに認めていたように見える。言い換えれば、メンバーそれぞれが、互いの居場所を認めあって尊重していたと思う。

25年めを迎えた時、V6全員が出ていた番組で、長く続いた秘訣について、メンバー間が良い距離感を保ってきたこと、と言っていた。

意見を出し合うことは大事だが、衝突しすぎたらチームにならない。意見も言うし、意見も聞いて、お互いのポジションを認め合い、主張しすぎるというすごい無理はしない。

そんなところに、ファン以外の方にとっても、V6の極意があるのかもしれない。

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