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カットバンを巻いてくれた女性スタッフ

先日、北陸方面へ出張に出かけた。

お風呂から出た後ドライヤーをかけていたら、中指関節のところを角にひっかけてしまい、擦り傷から血が出てきてしまった。

放っておいたらすぐにかさぶたができて大丈夫かと思ったら、傷を負った場所が悪かったのか、乾いては血が出ての繰り返しで、なかなか血がとまらなかった。

乾いたかと思って普通に手を使っていると、スーツやワイシャツに血を付けてしまい不便だったので、フロントへカットバンをもらいに行った。

すると、そのフロントの女性が、「巻きましょうか?」と言ってくれて、私の指に優しくカットバンを巻いてくれた。

別に巻いてもらおうなんて思ってもいなかったので、とても気持ちがよくなった。

カットバンを巻くことは誰にでもできる。

私へカットバンを渡すだけで終わることもできたのに、わざわざ「巻きましょうか?」と声をかけ、巻いてくれた優しさがとてもうれしかった。

よく「顧客満足」ではなく「顧客感動」を提供するという話を聞くが、何か語り継がれるような伝説的なサービスを提供することではなく、こういったちょっとした気遣いなのではないだろうか。


一方、2日目に旅館に泊まった時のことだ。

1泊目のビジネスホテルより、はるかにグレードは高い温泉付きの旅館だ。

配膳をしてくれる接客係の女性が、明らかに「やらされ仕事」と言う感じで、マニュアルに沿った仕事をこなしながら、私が話しかけたら長時間労働で安月給だと愚痴まで聞かされて、少し残念な気持ちになった。

あげくの果てに、本来その接客係がやってくれてもいいようなことを、「それはお客さんが自分でやってください」と言い放たれた。

もっと、一生懸命自分のできることに集中をして接客をしていれば、外国人観光客や富裕層の人であればチップをくれたり、「この人素晴らしい!」と思われれわば、待遇があがったり、泊りに来ていたお客様から引き抜きにあったりする可能性だってあるのに、全ての可能性を放棄しているようなサービスだった。

残念ながら次に行くことはないだろう。


あなたは、常にマイベストを尽くして仕事をしているだろうか?

何か気に入らないことがあっていい加減な仕事をしていないだろうか?

不愉快になることと、仕事で手を抜くこととは別問題だ。

お金をもらって仕事をしている以上は、全ての人がプロだ。

プロである以上は常にベストを尽くして仕事をするからこそ、道が開けるのではないだろうか。

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