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会社でアドベントカレンダーをやってみたはなし

「アドベントカレンダーしました、みたいなお話、前にしてたよね。」

別チームのKさんからチャットが入った。
11月24日のことだった。

これまでのおはなし

アドベントカレンダーは、気が向いた年に何度か企画して、チーム内で実施していた。
2年前に部内のミーティングでその取り組みを紹介したのを、Kさんは覚えていてくれたらしい。

今年の私は、「もうすぐ12月になるなぁ」と思いつつ、重い腰が上がらなかった。
参加者を集めるのも大変だし、リモートワークでみんながどのくらい忙しいのかもよくわからない。自分だけ盛り上がるのもつらい。

そんな中、Kさんが「部内でやってみたい」と声をかけてくれたのだった。

エンジンがかかった

2年前の話を覚えていてくれた人がいる。
しかも賛同して、自分もやってみたいと言ってくれている!

とにかくうれしかった。
ふたつ返事で「やりましょう!」と言っていた。

Kさんはアドベントカレンダー初参加とのことだったので過去のチーム内の記事やAdventarを一緒に眺め、イメージを広げた。
するとKさんは翌日にはKintoneでカレンダーを作ってきてくれた。(頼もしい!)

しんぱいごと

実施するにあたって、これまでの経験から何点か心配事があった。

業務時間内に記事を書いてもいいか

自分は問題ないと思うのだが、意外とここを気にする人がいる。
そのことをKさんに話すと、(Kさんは部の総括部門に所属していることもあり)総括部門に相談し、部長にやります宣言をしてきてくれた。(っょぃ。)

参加者が集まらないのではないか

チーム内で企画したときは、一人一人に声をかけ(かといって強制にはならないように)参加者を募った。押せばやってくれる人はいるのだが、人を集めるのはなかなかエネルギーがいる。

しかし今回はKさんが賛同者としていてくれたので、「いざとなったら交換日記をするつもりで挑みましょう!」と励ましあい、周知に至った。

やっぱり人が集まらない

11/26にTeamsで周知を実施!
いよいよ明日から開始だという11/30の午前中の時点で、集まったのは私とKさん含め4名であった爆。

最後の一押し。
Teamsでの再周知と、投稿内容のイメージがつきやすいよう、予定しているタイトルを登録。
そして最後はやっぱりミーティングでのごり押しリクルーティングを行なった。

その甲斐あって、午後にはカレンダーの半分が埋まっていた。
交換日記は免れそうだ。

無事開催できたアドベントカレンダー

というわけで無事、開催できた!
途中で2回ほど内容を紹介しつつ再募集をかけたところ、残り半分のカレンダーも埋まり、「いつカレンダーへの対応が来てもいいようにどんな小ネタでもいいからストックしておこう…!」と思っていた私は拍子抜け。

交換日記の世界線も見てみたかったが、まずは成功を喜ぶ。

やったこと

今回やったことは

  • 過去記事やAdventarを見てイメージ作り

  • Kintoneでカレンダー作り

  • 上司の認知

  • テーマはフリー

  • Wordpress環境の準備

  • Teams上での募集と、部内ミーティングでの募集

  • 投稿したらTeamsの雑談チャネルで周知

な感じだ。

アドベントカレンダーの文化がない職場では、周知に「そもそものアドベントカレンダーとはなんぞや(カルディとかで売ってるアレ)」というところを含めるのもポイントだと思う。
あとは過去の投稿例を見てもらい、イメージをつかんでもらう。

また、今回Kintoneでカレンダーを作ってもらって良かったと思ったのは、ブログを持っていない人や、エンジニア職以外の社員にもとっつきやすかった点だ。
Kintoneにテキストを直接書き込む人もいたし、ファイルを添付して投稿する人もいた。

うれしい連鎖

静かだった雑談チャネルに毎日動きがある!
しかも、これまであまり雑談チャネルに登場しなかったような人たちが感想を書き込みに来ている。

「○○さんの記事を読んで、ネタを思いついてエントリーしてみた」といううれしい連鎖反応もあった。

なかでもうれしかったのは、

ぼくのような 「アドベントカレンダーって文化は素敵だと思うが、自分で書く場は特にない」 という人でも今回は気軽に参加できる場が整っていて、参加してみようという勇気が出ました。

12月に入ってから部署のアドベントカレンダーを見ることが習慣化され、毎日の楽しみの1つになっていました。

アドベントカレンダーは毎年様々なサイトで閲覧・楽しんでいますが、投稿は初めてです。

といった声があったことだ。
あぁ…やって良かったなぁ…。感無量である。

あとは、アドベントカレンダーを企画する中でKさんと毎朝チャット上で「おはよう」を言い合う習慣ができたのだが、それをきっかけにKさんが全社的なあいさつチャネルを作ってくれた。

12月になってから、本当に毎日が楽しみだった。

早く行きたければ一人で行け、遠くへ行きたければみんなで行け

アジャイル界隈ではよく取り上げられるアフリカのことわざだが、最近は岸田首相も言及したのかな。
とにかく今回の件で、このことわざがしみじみと身に染みているのである。

一人ではやる気の出なかった企画。
Kさんという仲間ができたことで、一気にエンジンがかかり、計画が見事実行されて実を結んだ。

「やろうよ」

その一言だけでいい。
逆に、その一言がなければ動けないのだ。

だから、エンジンをかけるために、どうかリアクションを下さい。
過度めに!

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