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青木もらん
2022年2月19日 05:25
救急搬送外が嫌に暗かった。おそらく22時は回っていると思った。時間が定かではないのは時計も携帯も持たずにいたからだ。セーターだけの薄着でいたが寒くはなかった。暖房が効いていて暑いぐらいだった。上着を着ていないのは家を連れ出されたときに自室に行くことも許されなかったからだ。家で巻いていたストール、履いていたコンバースも今は無かった。1時間ほど前に私は保健所の車でここに運ばれてきた。暗い中を半日ほ
2022年2月11日 05:45
短歌が見つかりました!前回、入院中詠んだ短歌がPCの不調で取り出せなくなった、というお知らせをしましたが、テキストを投稿できるサービスにお友達限定ですべての短歌を披露していたことを発見しました。かなり以前のことになるのでその場に投稿していたことをすっかり忘れていたのです。先日別件で必要があって見返してみたら入院中に読んだ短歌400首まるごとバックアップがありました!イエス!ないと言ったりあると
2022年1月13日 00:56
仕事始めに昨日やっと仕事始めでした。体が痛い、とか言っているうちに松も明けてしまった。とりあえずお年賀のイラストは描きました。書初めです。あけおめです。体調がよくなくて年明け早々休んでいたら、職場の支援を担当しているひとに「あまり悩まないで」と言われました。毎度そう聞かれるので今回も「悩んでません」と答えましたが、持病で体調が悪くて休んでいるのをあの方は「悩んでいる」と考えているのだな。メ
2021年9月15日 01:16
本当は見ていたいだけかも知れず君の若さと強いinnocent君はもう充分強く見えるのに君の弱さを探しているのはわめき声 常とはいえど喧しいケダモノじみたinnocenceもあり友と恋 はっきり区別がある歳を既に過ぎたり不可解なれどひと寄りて 少しの嘘を吐きながら音に紛らせ書き続けている静か穏やかと云われ言われしてここではそうねと付け足す私他のものとくっきり違
2021年9月12日 01:24
午後の陽に顔みし最期もあっけなく何も言えずに固まっていた四十路ゆえ 恋に怖気し吾がいる十歳(ととせ)違いの背なの高さにどっちだよヒトは勝手なことを云う歳の話は煩わしきこと世事に飽きひとりで居たいと独りごちまだ若いのにと言うヒトありて何時迄も若くはないとヒトが云い私はじめて驚いている彼の曲を聴きながら歌詞つけているその健やかさ少し疲れる気遣って笑い泣き怒り抱き合
2021年9月12日 01:07
はじめにプロフィールにも書いたけれど、私は統合失調症の患者です。精神病院に入院してそう診断されました。それより2年ほど前から症状が出始めていたと思いますが、なにせ病気の急性期の渦中で記憶もおぼろになっているのでいつから病気だったのが定かではなかったりします。ひとついえるのは東日本大震災のあとぐらいから精神的なバランスが崩れはじめたこと。私は被災地のある県に住んでいます。震災とその後の混乱の中で見た