運命と愛し合えますように
感情をうまくそのままで受け取れず
打たれ続けて冷えた心を
上手に抱き締められたらいいな
まったく同じ痛みを知らなくても
その痛みが和らぐことを願い
祈るように鳴らした言葉が
君の大切な人にとって
温かなものであるといいな
運命は
広さのわからない海で
今はまだその途中
だから
願いと運命がリンクして
設定した目的地にたどり着くまで
この泳ぎのしんどさの
真の意味はわからない
そう
意味はいつも後で現れるから
その瞬間に会えるまで焦らず
出来るだけ淡々と泳いでいこう
孤独という本質が
探させるものは
ただ自分より愛しいモノ
優しいということ
温かいということは
喧騒の中に飛び込み誤魔化さずに
静かに
寂しさを
空しさを
胸いっぱいに感じてこそわかる
寂しくて誰かを想い
空しくて何かに没頭する
そんな時間が
大切な人を探させ
エネルギーを注ぐモノに気づかせる
寂しさは何を想い描いてる?
空しさは何を想い描いてる?
胸を澄まして
静かに座って向き合う
何度も
何度でも
魂がほんとに欲しいモノのことは
心がちゃんと聞き取っている
あとはそれを
素直に聞ける自分で在るだけ
育ってきた環境は違い
好きなものも違う
違うだらけでも
『自分というトゲ』を引っ込めてまで
抱き締めたいと思えた人に
出会えたことは幸せなこと
感情に打たれて
その冷たさと
奥に在る温もりに触る
感情の重力が少し
また少しと
理解の数だけ和らぎ
全てにうなづいたとき
以前より軽やかで
でも深いとこをより感じる感覚と
感じ取ったモノに
より良い名前を付けられる
そんな心に会える
海は広い
感覚ではとらえきれないほどに
でもその
広い
広い海も
いつか終わりがくる
魂が必要と望んだすべてを
揃えて与えてくれる運命の想いに
応えられる自分に
気づける自分に
育っていけたらいいね
少しづつ
1つづつ
君が運命と
たくさん愛し合えますように
たくさん
たくさんね