
最後の物語をさらさらと
流れる水のように
地形に流れ方を決められても
水のままでいられる
水してる
そんな柔らかで強い『自分』
求めて旅してたんだ
でも実際はストーリーに翻弄されて
うまく流れていけず
ぶつかって
ぶつかって
時々致命的なダメージを
食らうときだってある
『自分』と名付けて
その自分の中に隙間なく
細かな自分をさらに詰め込んだ
すり抜けようがないくらいに
自分ばっかりしかないって
どうしてこんなにも
固くて
『痛い』ことが多いんだろう?
運命が用意した地形は
その疑問の答えだったんだ
いつもさ
どんな場所にいても
どんな見た目をもらっても
とらわれないで
ほんとの『自分』でいられるには
まだきっと
知らない地形を流れ足りてない
同じ地形ばかり
選んでちゃダメなんだよな
考えとか
価値観とか
決めつけを含んだ全てを
まだ仮のモノと
名前を付け直して
どうなってくかはわからないと
伸び代を信じて
アイデンティティーにとらわれないで
自由に
可能性だらけのストーリー流れてく
翻弄されるほど早く流れる地形
焦れてくるほどゆったり流れる地形
どんな場所
どんな時でも
そこに確かに
『幸せのきっかけ』があると
信じよう
決めつけず
未知に編み込まれた『必要』を
小さく
少しづつ
無意識の部屋に集めながら
自由で
柔らかで
強い自分
夢見て進んでこう
うろたえてもいい
逃げ出してもいい
本気じゃなきゃ
苦しむことなんて出来ない
本気だから
痛みが語る言葉に会える
それが地図になり
たどり着けるんだ
いつもいつでも
『さらさら』とは流れていられない
でもそれでいいんだ
色んな流れ方を経験すれば
自分だけじゃなく
誰かの気持ちや感情まで
感覚の範囲に入れて感じられる
そんな
優しい
強い人になれるから
『うまくいかない』は
『うまくいく』までの途中
信じて
落ち着いたら
また
さらさらと行こう
長くて短い
『最後の物語』を愛しながら
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