光(自分)で照らして観る物語

胸の奥に自分で
作り上げた氷の世界
嫌なこと
上手くいかないことのほとんどを
どこかでその世界のせいにして
逃がしてた自分に
弱さに
向き合う日はいつか来る

一時的な勇敢では
砕けぬ厚く冷たい感情に
相対するには
発見が必要だ
臆病を否定せずに
臆病を温かな視線の中に住ませ
それを連れて
戦える力はどこにある？

大丈夫
それもまた胸の奥にある

無邪気なだけでは
無謀でしかない戦いを
経験の蓄積
思考の蓄積で
イメージを支え
有利にすすめ
最後に
一つになるためのものとする
制圧するのではなく
理解して一つに帰る
そこがゴール

憎しみを逃がしても
胸のどっかに色のない世界を作り
落ち着いたような気持ちになるだけ
辛くても意識の太陽の元へさらして
一つ一つ読み解くんだ

憎しみが穏やかに笑い
真ん中の自分へ
消えていく今日
世界もまた
微笑み
境界線は消えて
鮮やかと一つになる

歯を食い縛り耐えた君よ
誰にも言えずに
静かに気づかれないように
表面よりはるか奥で泣いた君よ
涙は
少しづつでも君が
向き合うべきと向き合い
前に進んだ証

君は強い

深呼吸
グレーに落ち着いた世界に
色を吹き込むように吐いた息に
世界を真っ直ぐに観る君が住む

いつでも
ここからさ

考えるのは
自分の道のこと
それを歩むために
体を休めることも大切だ
無駄な時間もまた次の自分への贈り物
忘れずに受け取り続ければ
無駄はすべて学びへかわる

何を望んでいたっけ？
ほんとの自分を真ん中に置いて
表面の自分をどう育て
どこへ連れていこう？

簡単でいい
君が嬉しくなること
誰か一人でも嬉しくさせられること
それに
体の中の感情のすべて

込めよう

間違えたらまた答えが一つ

君はバージョンアップし続ける

挑戦する自分を愛し
懸命に生きて転んだ自分を愛し
愛が円を描いて途切れないように
隙間が憎しみの住みかになっても
それをほっとかないで
サイクルを取り戻そう

どんな自分でも
同じように照らす太陽のように
意識の光で自分の『生』を照らそう

君にしかない気づけない
素敵なタイトルが顔を出すよ

君は一つの物語で
誰かの物語にとっての

大きな価値となりうる

光だ