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『らんまん』第118回 破竹の花が咲く歳は
万太郎は南方熊楠の出現に刺激を感じています。南方の論文を読むところへ、寿恵子が入ってきます。
恒星のかがやき
いつも植物がらみで話してきた万太郎が、南方熊楠のことを「恒星」と呼びます。それはなぜかというと、南方の天文学論文を読んでいたから。自ら輝く恒星こそ、万太郎の目指すところ。そういう自分で考える人が増えれば図鑑も読んでもらえると展望を語ります。強引に自説に結びつけるところは変わりません。
星といえば、渋谷も星が見えると寿恵子。渋谷は田舎だけど、きっと値打ちが出ると思って働いている人がいる。そうしみじみと語る寿恵子。寿恵子は前向きなので、活版印刷機購入まで視野に入れています。
ここで万太郎は、寿恵子にハチクの花を見せます。
今年も咲いているこの花はなんと120年に一度咲く。しかも咲いたら枯れてしまう。その不思議で不気味なメカニズムはこちらのカラパイアさんの記事でもどうぞ。
広島でハチク(淡竹)が120年ぶりに開花。咲けば種も残さずすべて枯れ、自己破滅への序章となる https://karapaia.com/archives/52325473.html
寿恵子はちょっと恐怖を感じていますが、これは視聴者にもそれを意識して欲しいのかも。万太郎も、竹の花がさくことは何かの異変だという伝承を語ります。竹はただ咲くだけだろうと打ち消しつつ、どこか翳りのある顔をした万太郎。咲いたのは先月のことだと寿恵子は確認しています。
破竹の花が告げる世の変貌は
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