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『おむすび』第34回 日本の縮図か

 朝ドラは悪い意味で日本の縮図になっていると思えるところがあります。それにしても、「ハシカンがギャル!」で売り出しておいて、延々と展開されるのがアロハシャツ姿の将軍と、疲れた顔のおっさんの対峙って……。悪徳商法にもほどがある。

娘の進路は親の許可を得てから

 これは『虎に翼』第一週もそうでした。時代も違いますし、それはそういうものでしょう。けれど母が最後の砦であったあの作品の流れは必然性があったのに対し、こちらのあの偉そうな聖人はなんなんでしょう。このドラマの女性は「機嫌が悪いことが異常」くらいの感覚で、イライラしているだけで時間をかけてその原因を取り除きにいくような、なんともわけわからん世界です。それこそよねはいつでも異常者扱いされそうだな。
 
 ヒロインはそんな姉よりいいこちゃんなので「栄養士を目指す」と親御さんに許可をとっています。こういう親の承諾よりも、本人の動機づけを丁寧に描くもんじゃないかと思いますが。朝ドラは序盤でそこはクリアするはずですが。


身分制度社会を描いたいのか?

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