マガジンのカバー画像

親友の看取り

5
運営しているクリエイター

記事一覧

遺品整理

 昨年亡くなった親友のお母様は、胆嚢がんでした。気丈な方です。亡くなった時には、身辺整理をすっかり済ませて、履きふるしたサンダル1足しか残っていなかったそうです。遺言状も書き、遺影も選んであり、辞世の句も残して逝ったそうです。親友は「片付けるものも何もなくて、悲しかった。」と言っていました。

 一方、去年亡くなった親友は、まだ、仕事に復帰するつもりだったので、何も片付けずに亡くなりました。今でも

もっとみる
旅立ちとグリーフワーク

旅立ちとグリーフワーク

 親友が旅立ったのは、2020年11月17日。約一年のお百度参りと、写経、差し入れの味タマゴやカレー、人参ジュースなど作りが終わった日。本当に彼女らしい静かな旅立ちの形でした。でも、まだ写経は続けている。

 個人的に、彼女は亡くなる3日前の朝に、大好きだったお父様の所に旅だったのだと確信している。あの心を揺さぶるほど美しい明けの三日月に向かって、一羽の白鷺が飛んでいくのを見たからだ。ある一時から

もっとみる

毎日のお参り。彼女似のお地蔵さま。どうか、彼女の身代わりになって上げてください。病気を引き受けて下さい。お願いします。「痛い痛いの飛んでけー!」

「死」について

おはようございます☀️🙋‍♀️❗
スターダスト・レビュー、「木蘭の涙」初めてちゃんと聴きました🎵トイレで😅(笑)
 良い曲だなぁと思いながら、あれ?っと思ったんです。それで、リッチャーさんに語りたくなりました。
 「愛する人は、たとえ死んでも永遠に生きているんだ。」誰かが言った言葉なんだと思うのですが、これを聞いたのは姉からでした。中学生の頃です。姉が慕っていた先生が亡くなった時です。自殺で

もっとみる

生きる、活きる、逝きる

生きる、活きる、逝きる
みんな繋がっている

 生まれた時から、死ぬことは宿命なのだから、どう逝きたいかって、窮極の目標。

 私は看護師だから、一番の利点は様々な人たちの人生を眺められること。しかも、誕生から終末まで…。沢山の方々の生き様を垣間見て、「死に方は生き方を現す」って、真実だなぁと思う。

 脳外科に居たとき、全く人格が変わってしまった父親に、「それでも、僕のお父さんは、お父さんだ。」

もっとみる