遺品整理

 昨年亡くなった親友のお母様は、胆嚢がんでした。気丈な方です。亡くなった時には、身辺整理をすっかり済ませて、履きふるしたサンダル1足しか残っていなかったそうです。遺言状も書き、遺影も選んであり、辞世の句も残して逝ったそうです。親友は「片付けるものも何もなくて、悲しかった。」と言っていました。

 一方、去年亡くなった親友は、まだ、仕事に復帰するつもりだったので、何も片付けずに亡くなりました。今でも、妹さんが会うたびに、彼女のCDを持ってきます。私の部屋が形見で一杯になるくらい。(笑) コレクターだったので、何せ物が多いのです。でも、妹さんは半年くらい部屋に入ることが出来なくて、やっとお母さんと一緒に、少しずつ部屋を片付けながら、悲しみを癒しています。

 遺品整理って、そういう効果も有るんですね。

 まぁ、亡くなった人の生き方で、その扱い方も変わるってことでしょうか?

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