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【漫画】諸葛孔明が現代の渋谷に転生し若手歌手のマネージャーとなる『パリピ孔明』(1巻)

こんにちは、ごみくずです。
コロナ禍になって時間が出来たせいか、筋トレもせず漫画や本ばかり読んでおり、去年1年で360冊位は読んだかもしれないので、レビューでも書こうかと。

中々やる機会を逸していたのですが、折角noteもやっているし、使い方を学ぶ意味でも、更新していこうかと。

目標、漫画は毎日更新といきたいと思います(笑)

さて、

第一回目は『パリピ孔明』1巻から

『パリピ孔明』(四葉夕卜/小川亮/講談社)第1巻の表紙を引用

【第1巻の個人的な評価】
※5段階評価で3が普通。数字が少ない程低評価。
なお、エログロ評価は低い方が安心安全です。
評価★5
エロ★2
グロ★1

人気だったこともあり最近アニメ化しているのでご存じの方も多いかと思います。
そしてこういうPVも出来てます。


実は正史三国志マニアにも評判

「パリピ」と三国志の「諸葛亮」

全く相性が見えませんが、実は三国志マニアの間ではかなり前から面白いと評判でした。

正直言うと、私も最初タイトルを聞いたときは「ふざけてんのか?」と思いましたが、正史三国志通から名前がでる程評判だったので迷わず読むことに。

そしたらこれがまた面白い。

トリックや戦術が孔明孔明しており、最初の設定の甘さが気にならない位に、読めば読むほど引き込まれていきます。

あらすじ

五丈原での死後、若返った姿で現代に転生した孔明は、渋谷でアマチュアの駆け出し歌手「月見英子」の歌声を聴き感動。

『パリピ孔明』(四葉夕卜/小川亮/講談社)第1巻より引用
『パリピ孔明』(四葉夕卜/小川亮/講談社)第1巻より引用
しかしこのシーン、めちゃくちゃかっこいいな…
ページ全体に気合も入ってるし。
そして「月見英子」を崩すと、孔明の嫁さん「黄月英」になるのも憎いですよね。
英子は黄色の色合いが多いですし

しかし彼女は、才能はあれど何度もオーディションに挑んでは結果の出ない日が続き、心は萎え、自分に自信を無くしていました。
そんな矢先、孔明から歌声を最上級に褒められ、英子の気になる存在となります。

そんな縁もあり、道端で酔いつぶれた孔明を英子が保護。
孔明は練習する英子の歌声を聴きながら、涙を流し、天下泰平を願って共に戦った劉玄徳と関羽そして張飛を想い出し、歌で現世を天下泰平に導く決心をし、英子の歌が多くの「民草」に届く様、音楽業界で乱世で鳴らした鬼謀神算を巡らせます。

『パリピ孔明』(四葉夕卜/小川亮/講談社)第1巻より引用
しかし劉備だけなぜか毎回オトメゲー風

この孔明は「何ベース」の孔明なのか?

つまり「正史か演義か平話か一騎当千か」という事なのですが、
この孔明は「演義ベース」の孔明です。

ただ、演義ベースとは言っても、正史の官僚的な孔明を反映していないというだけで、この孔明は祈祷で風を起こしたりはしません。

彼が得意な策略は、人の思い込み(バイアス)や深層心理、そして目の錯覚等を利用したトリック。それによって戦場に敵を誘い込むように聴衆を集め、英子の歌を聞かせてファンを増やす策略をめぐらします。

なお作中、本人も三国志マニアのオーナーと話していて、自分の準備した罠や砦が後世の創作により誇張して伝わっているというのを認識する場面や、この先の展開では「詐欺師」と認識する人物も出てきますので、「リアル路線で演義を引き直した人物像」と捉えていいかもしれません。


『パリピ孔明』(四葉夕卜/小川亮/講談社)第1巻より引用
こういう孔明が時折出てくるのも楽しみの一つです

まだ読んでない方は是非お読みください。
2020年4月11日現在、Amazon電子書籍は無料の様です。

また更新しますので、次もお読みいただけますと幸甚です。
それでは良い一日を。

なお、コメントだけ有料にさせていただきます。

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