覚え書き 読書note②
図書館より二冊 『女の子たち風船爆弾をつくる』小林エリカ 東京宝塚劇団の少女たちの戦前戦中戦後をポエティックに綴った。小説家漫画家アーティストである著者の膨大な取材と記録による知られざる戦争。小林エリカ 注目してます。『ぼんぼん彩句』宮部みゆき 認知症予防のため俳句とカラオケを始めた著者、句会仲間の俳句を目次にした短編集。愉しく読んだ。カラオケでも必ず新曲に挑戦するというのが決まりごととか。面白がってますね宮部さん。
図書館より一冊 『かっかどるどるどう』若竹千佐子 『おらおらでひとりいぐも』 もそうだったけど、ユーモアが真っすぐ。『句集 一人十色』 梅沢冨美男 おっちゃんはおウチde 俳句のお仲間です。
図書館より二冊 『なれのはて』加藤シゲアキ 作者不明の一枚の画をめぐる家族の物語、大正から戦前戦後の昭和までその時代を生き抜いた人々の姿。油田発掘 石油化学 発達障害 ジャーナリズムの表裏 家族の愛憎。一息に読んだ。『どうしてわたしはあの子じゃないの』寺池はるな 作家をめざしパン工場で働く天の中学のころの思いがタイトルに。３０歳の天は ”誰一人わたしにはなれない” と呟く。リサイクル本三冊 『なりたい自分になる「おしゃれ」』横森美奈子 『イッツ・オンリー・トーク」糸山秋子 『米原万里ベストエッセイ❶』
図書館で見つけた絵本、『始まりの日』ボブ・ディラン作 ポール・ロジャーズ絵 アーサー・ビナード訳。８年前ボブのコンサートに夫と行った。娘は白血病の化学療法中、私は付き添いで病院暮らしだった。Drに「今夜シンデレラ時間に戻ります」と言ったら「娑婆を愉しんできてください」と返してくれた。この後ノーベル文学賞はボブ・ディランだった。珍しくアーサー・ビナード訳、歌はほぼ中川五郎訳だそうな。