歴史の入り口2
『夢幻伝説タカマガハラ』のほかにもう1つ
私の歴史好きの原点になった漫画がある。
『邪馬台幻想記』
矢吹健太朗の作品で、私と同年代の人なら『BLACK CAT』の作者といえば
わかる方も多いかも?
その方の、初期の作品です。
がっつり、邪馬台国の話です。
残念ながら、卑弥呼じゃなくて壱与なんだけど、全然残念じゃなくて。
本当、この作品は全2巻なんですが、続きを書いてほしい。
というか全然始まらないまま終わってるんです。
これから旅が始まるぜ、で終わってる作品。
それでも、大好きで、続きが読みたい。もうそろそろ20年も前の作品になってしまう。
BLACKCATも大好きで読んでいたけれど、
BLACKCATの最初のころは、面白いけど邪馬台幻想記をかいて、、、
と思いながら読んでいた気がする。
それくらい思い入れがあるのです。
紀元三世紀。方術士紫苑が女王壱与の暗殺のために邪馬台国を訪れる。
壱与の倭国統一の夢に動かされ、護衛役を務めることになり
数々の敵と闘いながら、幻の都高天の都を目指す。というお話。
倭国統一してよ!と言ってしまうと邪馬台国伝説の論争に巻き込まれてしまうのかもしれないけれど、
日本の始まりが、こんな冒険奇譚として描けるような
そんな時代があったかもしれないなんて考えただけでワクワクしてまう、
そんなお話なんです、私にとっては。
邪馬台国とか卑弥呼とか興味ないって人がもし仮にいたら、
とりあえずこれ読んでみてよ、ときっといいますよ。
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