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40歳すぎたら人生の道は前にしかない。

いつだって前にしか道のない49歳です。

前向きかっこ悪い。ポジティブなやつキモい。的な空気漂う昨今ですが、職場で上司がポジティブな場合とネガティブな場合ではポジティブな方が働きやすいとおもっています。

10人中1人カリスマ的ネガティブがいるとだいたいネガティブに引っ張られてしまうのがチームの悲しみ。

ネガティブはなんとなくかっこよくて、やらないことを正当化するところがあるからすごい吸引力ある。

それでも、リーダーがとにかく前向きな風を頑張って頑張って吹かせて、部下に前向きカリスマを2人作ればなんとなく全体が前向きに舵をとり始めたりするものです。

2:6:2の割合とよく言われますが、ネガティブカリスマは1人で2人分のパワーをもっています。
悪い男が好きなのは女子だけでなく男子だってそのワルぶりにメロメロ。
6のうち2がネガティブに汚染されてしまえば沈没です。

だからこそリーダーはいまいちかっこよくないけれど自分に近い前向きカリスマを2人作る必要があるわけです。
モテネガティブに対してダサポジティブは数で勝負です。
仕方ありません。

ポジティブな思考も疲れますけれど心に澱のようなものがたまらないのに比べ、ネガティブな思考は心が疲弊して行くものです。

ダメ男とお付き合いしたことのあるあなた。
胸に手をあててみて。
絶対腑に落ちるところあるはず!絶対に!

そんな疲弊したところにあらわれるダサポジティブの暖かさ。

例えるなら寒い冬のディズニーランドで手渡されたホッカイロのような安らぎ。
その安らぎをチーム全体に行き渡らせることができたらこっちのもの。

ダサポジティブなんかやるじゃん…みたいな。
ギャップ萌えってやつ?
明日からカイロお腹と背中に貼るわ…みたいな感じ。

チーム力あげたいならアホみたいにみんなをとりあえずポジティブにすれば楽勝。

リーダーはうまくいじられる隙を与えておけば大丈夫。
悪口じゃなくていじられるための努力して。
ダメだけれどなんか憎めない。
部下に泥舟と笑いながら言われるくらいに。
陰口ではなく正面から泥舟と。

それが今時の理想のリーダー像なんじゃないかなって今の上司を見て思います。
いや、泥舟のところじゃなくて…。

仕事がバリっとできるわけじゃないけれど、誰かの悪口を言わない上司。
アドバイスの後に俺も頑張るよと必ずいう上司。
泥舟だけれど部下に浮き輪を渡すような、部下が痛い目に遭わないような予防線を張る上司。
会社から悪い意味で目をつけられないような最低限の指示。忠告は少め。

異動前の最終出勤日に、俺をひとりにしないで…と言ってしまう上司…(おじさん)

あんたがみんなを置いて行くんだよ…と思いつつも、これがダサポジティブの持つ無自覚の愛され力…と思った初老です。

気がつけば泥舟には優秀な若い部下たちが高性能ライフジャケットを装備したようないいチームが出来上がっていました。

4月。
みなさま遠赤外線のような野望を胸によい人生を。

40歳すぎたら人生の道は前にしかないぞ!

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