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ドラマ「季節のない街」 最終回

山本周五郎原作は62年から書き始めたらしい…それを
宮藤官九郎が現代の仮設住宅地に置き換えた。

ナニが起きてから13年、仮設住宅の人々は立ち退きを迫られた。
ナニというのは…まぁこのような人達は存在しないし、実際に仮設住宅に住んでいる人達にも迷惑がかかるのがあって…だからでしょうね…
しかし、彼らを追い出す土地の???の狡猾的で人を馬鹿にしたようなやり方も…

「これは実際は違う」で良いのでしょうか?

山本周五郎は当時の貧民街の暮らしを取材して書いたらしい。


とうちゃん(塚地武雅)はアイドルヲタクで、被災地に慰問に来たアイドル(前田敦子)と、たまたま?結婚をした人。
そして次々と妊娠をし、子供を産む妻…
街の人々はその真相を知り噂にはしつつも
とうちゃんには何も言わなかったが…


あの朝の番組で聖人のようになった仲野太賀さんは、このドラマでは土地のレジャーランドか知らん箱物を作る会社の社員になっている。
いわば、立場は島さんや主人公と同じなんです。


鶴見辰吾がやっている役はとても会社員のひとりに見えない…不動産屋でしたっけ?会社の社長?

主人公半助(池松壮亮)に金を渡して仮設住宅に居る人々のプライバシー情報を集めさせていた。


そしてゴネるとうちゃんに真実を告げる
「金が無い?お前の奥さんよくやるね。
みんな違う父親なんだからよ
それぞれの父親からお金を貰え
そうしたらお金が出来るぞ」
なかなか引越さない家族に酷い追い討ちをかける。

「お前達は外に出な!」

とみさお(奥さん)が言っても、じっと聞いている子供達。
とうちゃん「お前らはとうちゃん子だ。そうだよな?とうちゃんの名前を言ってみろ」
三木本笑いながら「いや、みんな父親違うって」
とうちゃん「あんたに聞いてないよ!!」


街の人々はシラフでは居られず酔っぱらい達の喧嘩が始まる。
「俺は前科があるんだぞ!」
と大声で怒鳴り散らす熊さん(奥野瑛太)にとうちゃんが笑いながら
「前科って…あんた下着ドロボウでしょう」
と言うとカッとなる熊さん。
「お前のかあちゃんは○リ○ンだぞ!俺もやった!
みんなも言え!」
それを聞いて泣きそうになるとうちゃん。
謝る男達…

父ちゃんも大暴れ

みんなで大暴れ


私はみんなの個人情報をこの人に売りました
と告白する主人公の半助
そしてみんなに謝り続ける。
勿論謝るのは半助のみ。

ところで、一番悪いのってこの場所では三木本(鶴見辰吾)でしょうに…
怖すぎなのかほとんどの人間は逆らわない。
世の中そうなのかもね…
あの熊ですら三木本には何も言わない、怒らないのですよ。
そして島さんに怒りの矛先を向ける近所の酔っぱらいオヤジ。

「けったくそ悪い!」とやはり…島さんには当たるのに…
三木本(鶴見辰吾)には歯向かわない近所のオヤジ。

そうなんだよな…世の中の大半の人って。
張本人にでは無く、目についた人間に鬱憤をぶつける。
 しかも三木本の手伝いをしていたのは半助とそしてタツオもいる。先週はそれゆえにタツオ(仲野太賀)はタヒのうとしたが

学生運動ですか?…

そして子供達は一番捕まえやすいかつ子をさらいバリケードを作る…


ヘルメットが本当に…学生運動かっという…
かつ子は子ども達の人質です。



下で呼びかける大人達


うわ〜


立ち退き反対運動セクト
(バラバラにされるかもしれない嫌さで抵抗をする子供達)

ところで急に現代風

立退料受け取りますか?
で、ポチッとすると
電子マネーが五万円入りました
 (今朝ドラマを見直したら電子マネーでした🙇)


スマホを使わない人は立退料五万円ぶんの商品券をニコニコ笑顔の係員から配られる。
現金じゃないのがリアル
ケチくさい


ロクちゃんは電車が好きらしい障がい者という情報のもと、
電車に乗れるICカードを渡す。
(スイカに見えたけどそれは言わないね)
「はい、五万円ぶん。乗り放題」←有限でしょうに
「ほらー!うれしいでしょ〜??」という態度が

大人に対するものには見えない。
子供扱い。

 個人情報を収集してこんな事に活用か

やがてみんなの怒りの終焉

島さんを裏切り者として憎んだ飲んだくれオヤジが放火(いくらたて壊すって言っても自分家では無いし
自分の家でも罪です。
このオヤジのこれから行く所は刑務所じゃないですか?)

ここで、島さん(夫)をいつもぞんざいに扱っているように見えた奥さんが火の中に入って島さんをおぶって登場。

「ケッフン」と言う島さん。←これは生きていたという、しるしですからね

たくましく仁王立ちで立ち尽くすワイフ(島さんの奥さん)
を見て、かつ子が今までにしたことの無い笑いをする。


そしてみんなも喝采をする。

そう、あの不貞腐れている奥さんと島さんが
助かったからです。そして…


ほとんど、もう訳わかんない興奮になり狂乱状態になっていたからかもしれないが…

カタルシスが起こる人々。

惜しむらくは、ワイフ(奥さん)が火を背にしていたので
 顔がよく見えなかったところです。
私は前から、ワイフ(奥さん)の誇らしげな顔を懐中電灯で照らして欲しかった…

↑奥さんはキツくて傲慢に見えたのでタツヤ達は島さんに凄く同情をしていたんですよね…
だけど島さんの夫婦アイだけは本物だった。

クドカンは…こうなんだよなと思った。
小説はもっと淡々とリアルだそうです…
まだ未読です。

そして最後の方で、主人公が編集者に
この街の話しを書いた原稿を見せたら
「私は好きなんですよね〜
だけどもっとフレンドリー系で
誰も傷つかない系じゃないとね
私は好きなんですけどね〜」
と原稿を突っ返す。

このひとことだけで

これは「不適切にも程がある」のように《今の時代にはギリギリライン超えてますよねぇ?無理かも、もうこういうのは時代に合わないから勘弁してねぇ もうやめてねぇ》
と言われたようなオチになっていて良かった。

かなり深夜放送だったし
「不適切にも程がある」より
キツかったのかも
だけどこの街の連中は笑顔なんです…

クドカンのやりきった感じが出ていた。

猟師の大漁旗も、クドカン感が出ていましたね…
あまちゃんと云う人もいましたが。

季節のない街

#TVer


✳加筆修正致しました

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