相手や物事の欠点ばかり目についていた私
以下に描かれた円を見て、何を思いますか?
丸がしっかり書ききれていない(線と線がちゃんとつながっていない)ところが気になってしまった方。昔の(いや、今もか…)私と一緒です。
昔、職場の先輩から同じように円を見せられ、何か思ったことはあるか?と聞かれ、「欠けている部分が気になる」とすぐに答えました。
すると、先輩は、
「ああ、君はもしかするといつも人の欠点ばかり注目しすぎているかもしれないね」と私に言いました。
(だって、何か思うことはあるかと聞かれたから…というか、そこしかないし…ブツクサブツクサ)と心の中で思っていましたが、実は図星・・・
思えば、実際の私は、自分のことも他人のことも、
良いところよりも、悪いところや、気になることがすぐに思いついてしまう人でした。つまり「欠点凝視」がとても”得意”でした。
結果、自分に厳しく他人にも厳しくなり、
いつか、無意識のうちになんでもなかんでも粗探ししてしまう癖みたいなものができあがっていたと思います。
世の中には、本当に良くないことも悪いこともあるので、すべてを「美点凝視」することは不可能ですが、普段の生活では、悪いことと同じくらい良いところを見つけられるようになりたいと思うようになりました。(まだ修行中)
特に今は、対人支援職に就いているので、相手の肯定的資質をどれだけ見つけて差し上げられるかが本当に大事だと思っています。
さて、先ほどの円ですが、
もし良いところをみつけようとするなら・・・
フリーハンドで書いたわりには上手である
でしょうか。
(というほど上手く描けてないのですが・・・と自分で思っている時点でまた欠点凝視・・・あああ)
今の自分は、まだまだ「良いところを探さなきゃ!」と言わば”矯正レンズ”をかけて人やものを見ようとしています。
ゆくゆくは、「美点凝視」をしよう!と思わなくても、
相手の良いところにすぐ気づけるようになりたいなと思っています。
いつか、”裸眼”でできることを目指して・・・(まだまだ道のりは長い)