文通とネガティブケイパビリティ
2023年度後期放送のNHK「連続テレビ小説」では、東京にいるヒロインが大阪で病気療養中の婚約者と手紙でやりとりする姿が描かれました。便箋だった手紙はやがて葉書1枚となり、いよいよヒロインは相手の病状が心配になります。
さらに、手紙で書かれていることはその手紙を受け取った時点で過去になります。どうやっても、今この瞬間に相手がどうしているのかを知ることができません。
文通のみで、会いたいのにすぐに会えない。相手を想いつつ、祈ったり信じたりするしかありません。しかし、愛しい人