実在した?海の国、竜宮城(ワイ的歴シ9)
どうも!はじめです。
第9回目の今回も古事記シリーズの続きです〜
前回国津神から天津神への国譲りの制約が成り立ち、アマテラスから葦原(地上界)を治めるよう任されたニニギは高千穂に降り立ち、地上で一目惚れしたサクヤヒメとの間に生まれた ホデリ(海幸彦) と ホオリ(山幸彦)のお話しである。
ホデリ
ホオリ
実はこの話あの有名な 浦島太郎 の元となっているのだ。
そして今回も兄弟喧嘩から話はスタートする。。。
いつの時代も争いか、、、
天孫降臨
〜〜〜〜〜前回までのあらすじ〜〜〜〜〜
神々から天地創造を命じられたイザナギ・イザナミだが、その際イザナミは亡くなってしまう。その後産まれたアマテラスは弟のスサノオに、天界を荒らされてしまい、天の岩戸に引き篭もってしまう。だが、アメノウズメの働きにより完全復活するアマテラス。さらに横暴な態度を取るスサノオを天界から追放した。地上にやってきたスサノオは、ヤマタノオロチを退治し、地上にいた国津神 クシナダヒメ と結婚し出雲に宮殿を作る。ヤマタノオロチ退治の時に手に入れた、草なぎの剣を高天原に献上する。その後、スサノオの6世子孫のオオクニヌシに時は移る。因幡の白ウサギ、八十神の迫害、スサノオ試練を乗り越え、一目惚れしたスセリヒメと共に葦原中国のボスとなる。そんな中、天界のアマテラス一派から地上界を明け渡すよう要請を受ける。オオクニヌシ(スサノオ一派)は出雲に社を建てることを条件に国を明け渡すことにした。その後、アマテラスの命により、ニニギは地上界に降り立つ。そこで出会った サクヤヒメ に一目惚れし、「一夜婚」で3人の子供が生まれたのだ。ニニギの遺伝子濃いすぎる。。。。
・海幸彦と山幸彦
サクヤヒメから生まれた3人の子供
「海幸彦(ホデリ)」
「火須勢理命(ホスセリ)」
「山幸彦(ホオリ)」
のうち、火が照り輝く時に生まれた ホデリ は
海で漁をして暮らしていたので「海幸彦」と呼ばれるようになった。
また、火が弱まった時に生まれた弟の ホオリ は
山で狩りをして暮らしていたので「山幸彦」と呼ばれていた。
このことからニニギ❤️サクヤヒメから派生した
「海幸彦」は 弥生人=天津神の魂
「山幸彦」は 縄文人=国津神の魂
だとする。
アマテラス(天津神)とスサノオ(国津神)(元々は天界出身)から派生した魂は、この2人に乗り移ったのである。
こうして昔からアマテラス派とスサノオ派は魂を転生させて、現代に至るまで争いは続く。。。
何を隠そう海幸彦と山幸彦も日頃から兄弟喧嘩が絶えなかったという。
エンキとエンリル(アヌンナキ)
アマテラスとスサノオ(古事記)
一神教と多神教(キリスト教と神道)
ヤハウェとルシファー(キリスト教)
アヌンナキ編
・道具トレード
ある日のことだった。
弟の 山幸彦 は自身の弓を駆使した狩猟採集に嫌気をさしていた。
山幸彦「あぁー、もう猛獣狩りばっかり飽きたなー。俺もにいちゃんみたいに海で釣りしたいなー!にいちゃん変わってくれねぇかな?」
長いこと同じ狩猟採集をしてたもんでどうやら飽きてしまったようだ。
だか、海は兄貴の領土。。。
簡単に山と海を変わりばんこしてくれるのか?
山幸彦は海幸彦に、互いに持っている「釣り竿」と「弓矢」を取り替えっこしようと提案しに行った。
山幸彦「にいちゃん!弓矢と釣り竿取り替えっこしようぜ。狩猟採集飽きた!」
海幸彦「……え、んーーー(なくされねぇーかな?)
仕方ない。少しだけだぞ?」
了承してくれた。。。
2人は道具を取り替え、海幸彦は山へ、山幸彦は海で釣りをすることにした。
しかし、2人とも慣れていない道具を使っているせいかなかなか思うように獲物を取ることができなかったのだ。
そこで海幸彦は「やっぱり本来持つべきものを持って、本来の場所に行かないと何も得れないから、道具を返すことにしよう。」
と、再度弟の山幸彦に提案した。
ところが、山幸彦は獲物を取れないばかりか、海幸彦の大切な「釣り針」を無くしてしまったのだ!
山幸彦「やべえ、どーしよ、まさか釣り針無くしちまうとは……にいちゃん謝って許してくれるかな?」
案の定、海幸彦はブチ切れてしまい「なんでもいいからとりあえず針を返せ!!」と要求してきた。
そこで山幸彦は、自分の刀(とつかの剣)を壊して500本の釣り針を作り、それを持っていって償おうとしたのだが、、、
海幸彦「落とした針以外は受け取らない!!」
山幸彦「……はい。(兄貴頑固だなぁ)」
次に1000本作って持っていっても「元の針でないとダメだ!!🙅♂️」と言われてしまった。
釣り針くらいで小さい兄貴だが、無くした弟も弟である。。。
青島神社
・山幸彦、海神の宮へ
その後、山幸彦はどれだけ探しても兄の釣り針を見つけることができなかった。
困り果てた山幸彦はただただ泣き喚くことしかできなかった。
そんな山幸彦が海岸でしょんぼりしていると、海面から急に「ボコボコッ!!」と泡のようなものが溢れ出てきて、その中からなんと老人が現れたのだ。
山幸彦「うわっ!ビックリした!!?なんだ、この爺さんは。。。」
???「フォフォフォ、お困りのようだね。少年よ」
爺さんの名は 塩椎神(シオツチノカミ) といい、
潮路の神だと言い出すではないか。
山幸彦はなぜ泣いていたのか?困り果てていたのか?をシオツチに説明した。
シオツチ「ほうほう、なるほど、そういうことならワシに任せなされ!ホンジャラホイ!!」
そう言うと、竹で編み込んだ小舟を作ってくれたのだ。
シオツチ「この舟で 海の国 へ向かうのじゃ。」
山幸彦「うぉーー!!!すげえーや!爺ちゃん😊」
シオツチ「フォフォフォ、、、これくらい朝飯前じゃよ。ワシが小舟を押し流したならそのまま進むのじゃ。そうしたらな、そのうちにいい波にぶつかることになるから、その流れに乗れば魚の鱗のように並ぶ宮殿が見えてくるはずじゃ!そんで、その門まで辿り着いたら、近所にある泉の近くの木で待ってれば良い。きっとその宮殿の"神"がお前を助けてくれることじゃろう。」
そう言うと爺さんは「乗った乗った!」と言わんばかりに山幸彦を船に乗っけて、波に向かって船を押し流した。
果たして山幸彦は無事に海神の宮に辿り着くことができるのだろうか??
今回は2部作になってるので、続きは次回!!!!🐢👽
・前回までの古事記シリーズ(リンク)
イザナギ&イザナミ編
アマテラス&スサノオ編
スサノオ編
オオクニヌシ編
国譲り編
天孫降臨編
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