2024年春アニメ最終感想

★★★★★・・・個人的名作
★★★★・・・・個人的良作
★★★・・・・・個人的佳作
★★・・・・・・ちょっと残念(個人的期待外れ)
★・・・・・・・個人的に合わない

「ガールズバンドクライ」★★★

少し調べると既にリアルバンドとして曲をリリースしていてその流れがあってのアニメ化という事で「バンドリ!」のイメージを感じます。

こちらの作品もCGとして描かれていますがキャラの表情や動き、肝となるバンドシーンはかなり力が入っていて見応えがある作りとなっています。調べるとアニメにおいてライバルとなりそうなバンドはいますが現状では主人公バンドである「トゲナシトゲアリ」をメインとして描かれているようですが今後はそれこそ「バンドリ!」のように色んなバンドが増えるかもしれません。

まぁ主人公である仁菜は鬱屈とした感情を爆発されるキャラで周囲を巻き込んでいくキャラで正直全く好きではないキャラですけれど(苦笑)まぁこれはオッサンと10代の価値観の違いというか創作キャラらしいというか・・・、こういうキャラじゃないと物語もキャラも動きませんからね。

後ちょっと嬉しかったのは各話タイトルに実際のバンドの曲が入っている事。「夜行性の生き物3匹」は「ゆらゆら帝国」だし「歌声よおこれ」は「サンボマスター」だし「名前をつけてやる」は「スピッツ」だしこういうのは結構好きですね。


「転生貴族、鑑定スキルで成り上がる」★★★

主人公のアルスは人の能力、スキルを見抜く鑑定スキルをもって他の人間が見抜けなかった才能を発掘して仲間を得ていく流れですが鑑定スキル自体はチート的にならずあくまでアルス自身がリーツやシャーロット達を自分の行動や言葉で人望を得ていく流れが良いですね。

圧倒的にチート能力を見せつけて勝手に人が認めてくれるのではなく自分自身で動いて地道に仲間を得ていく、この面白さの感覚は前クールにおける「治癒魔法の間違った使い方」に似ているなと思いました。

中盤においてアルスの父であるレイヴンが罪人を処刑するのを見せつけることによって武芸の無いアルスに人を殺す事、人の死を見せつける場面は広義の「異世界転生」モノにおいてなかなか見られない重たい場面で物語が締まるので素晴らしいと思いました。


「Lv2からチートだった元勇者候補のまったり異世界ライフ」★★

この作品において釘宮理恵さんが演じたフェンリースが歌うOP「旦那様とのラブラブ・ラブソング」が良い意味で強烈で話が進む毎に主人公であるフリオがちょっと霞んでしまう程、釘宮さんの魅力が詰まったキャラである事が分かります。

アニメをずっと観ていく中でこれまで色んな声優さんが活躍している訳ですがそれこそ自分が子供の頃に出会った声優さん、若手でも人気があり主役級のキャストを何度も演じる声優さんなど沢山いて数えきれないところですがやはり声に特徴があり惹きつける声優さんは稀有であると思います。

その点釘宮さんは色んな作品でも一度聴いただけでも忘れられないような声・・・そのような声優さんの一人であると思いますしその魅力が如何なく発揮されていると思います。

しかしながら内容に関して言えばキャラや世界観においてはどうしても「どこかで観たような作品」の枠からは僕自身には超えているようには思えませんでした、そこは残念ですね。


「リンカイ!-RINKAI!-」★★
「HIGHSPEED Étoile」★★
「死神坊ちゃんと黒メイド 第3期」★★

何度も書いている事ですがアニメにおいてはCGであっても手描きであっても本当に面白い作品であればどのような作りであっても関係ないというのが僕の考えです。

しかしこの3作品においてはどうもモブキャラや背景美術、小物関連についてCGにありがちな無機質さが目立ってちょっと僕にとって残念な結果となっております。

「リンカイ!」は女子競輪を盛り上げるための企画からきているし「HIGHSPEED Étoile」についても各スポンサーも協力しているのが伺い知れる訳ですがついつい細かい粗のようなモノが見えてしまって残念です。

「死神坊ちゃんと黒メイド」についてはもう何度も書いていますがやはり原作以上のキャラの可愛さが描き切れていないと感じてしまいます。僕にとってはCGが駄目なんじゃなくてCG「感」がどうしても最後まで拭えませんでした・・・。


「終末トレインどこへいく?」★★

放送されてから気付きましたが「ガルパン」や「SHIROBAKO」といた名作を手掛けた水島努監督が務めるという事もあり観始めたから期待ばかりが先行していました。

キャラの掛け合いの面白さなんかは分かるのですが肝となる「7G回線」の開通に関わる現象の謎を追っていく展開において理解が追いつけないのは物語を読み解く、考察できる能力のない僕自身の問題なのですが正直その部分はちょっと面白さより難しさが僕の中では勝ってしまいました。

水島監督作品で言えば「迷家ーマヨイガー」に近いような感覚で観ていました、こちらも面白さよりも難しさの方が・・・といった点においては。


「となりの妖怪さん」★★★

この作品を観て思う事は「夏目友人帳」と似通っている訳ですが人間と妖怪の生きている時間の差から産まれる感情というかどうしても人間の方がその生命の終わりが早いので妖怪側の感情の揺らぎもしみじみと面白さや深さを感じるところは同じです。

ただこの作品は妖怪が人間と生活を共存しているというのが大きな特徴でメインキャラである猫又となったぶちおが第1話で行政的な手続きを教えてもらう場面があった事もそうですが、妖怪が普通に人間と同じ職業に就いているのも特徴的ですね。

それ故に「夏目友人帳」よりも妖怪側の悩みや感情の揺れが細かく描かれているなと思いました。どうせなら妖怪側の細かい行政的なルールが示されていれば個人的にもっとおもしろそうだと思いました。


「転生したらスライムだった件 第3期」★★★
「無職転生 II ~異世界行ったら本気だす~【第2クール】」★★★
「Re:Monster(リ・モンスター)」★★

「転スラ」にしても「無職転生」にしてもそもそも制作会社の力の入れようが凄いので作画的にもその作品の魅力を引き出しているので安定して楽しめる作品・・・というのもありますがとにかく世界観、キャラ設定がしっかりしていて安易な「異世界転生」作品とは一線を画していると思います。

そういう意味では「Re:Monster」は非常に勿体ないというか、設定自体は「転スラ」と似ていて、調べたら「なろう」系としては世に出始めた2010年代作品として古参というか有名らしいのですが作画が非常に残念できっと制作会社によっては一気に魅力を引出してくれたんだろうなぁと思わざるを得ない作品でした。





「ゆるキャン△ SEASON3」★★★
「花野井くんと恋の病」★★
「WIND BREAKER」★★★
「変人のサラダボウル」★★
「にじよん あにめーしょん2」★★★
「オーイ!とんぼ」★★★
「ザ・ファブル」★★★
「夜のクラゲは泳げない」★★
「戦隊大失格」★★
「夜桜さんちの大作戦」★★★
「じいさんばあさん若返る」★★★
「Unnamed Memory」★★
「声優ラジオのウラオモテ」★★★
「怪異と乙女と神隠し」★★★
「この素晴らしい世界に祝福を!3」★★★
「狼と香辛料 -merchant meets the wise wolf-」★★★
「アストロノオト」★★
「ワンルーム、日当たり普通、天使つき。」★★★
「喧嘩独学」★★
「ささやくように恋を唄う」★★
「僕のヒーローアカデミア 第7期」★★★
「鬼滅の刃 -柱稽古編-」★★★
「魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?」★★★
「ただいま、おかえり」★★★


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