連続テレビ小説「ブギウギ」観賞記録(第22週「あ~しんど♪」)
・りつ子から大野の過去を聞くスズ子、まさか息子夫婦も孫も戦争で失っていたとは・・・しかしこのような話は戦争を体験したらありそうな切ない話でそれを乗り越えている大野も勿論スズ子も笑顔がとても良かった。
・タナケンの入院といいトミの死といいスズ子が「東京ブギウギ」のヒットから更なるヒット曲と進んでいく中でスズ子がどのように生きていくかが他の人物の人生を通じて描かれているのかなと思った。
・タナケンの入院を知ったのはこれまでスズ子やりつ子のゴシップ記事を書いてきた「真相婦人」だったのは少し驚いた、まさか鮫島が書いたのかなと思ったり、記事の内容は細かく分からないが事実なので煽りのような書き方をしていたのかは気になった。
・大野にしてもそうだけどスズ子は愛子を一人で育てている中で人生の先輩である人物に焦点を当てているという事はもうすぐ物語の終わりに近づいている中でスズ子自身の人生をどこまで描き切るかというのもテーマに入っているのかなと思った。
・トミの死因は肺結核という事で息子である愛助と同じ病気というのも一瞬、ドラマ上の演出かと思ったが史実でもそうだったのでまだまだ肺結核が不治の病という事を感じさせた。
・トミの死を受けて山下もマネージャを辞める事、山下の言う「新しい人と」というのはタナケンの言っていた自分の代わりとは意味合いは違うと思うけれど「世代交代」という言葉を思い出した。
・後、山下も史実通りだとお金の使い込みなどでクビになった事実はあるけど流石にそこは愛助の紹介から二人三脚でやってきたから描くわけないか(苦笑)
・山下が新しいマネージャとして連れてきたのは甥の柴本タケシ(三浦獠太さん)若いからか明るく元気があって愛子にすぐ懐かれるところをみると山下が紹介するだけあって悪い人間ではない事は分かる。
・しかしながら明らかにスズ子に言った「音楽が好き」というのは咄嗟に言った嘘だと思うしなによりスズ子の「買い物ブギ」の練習中に居眠りをするという大失態、少なくともこれではスズ子の信頼を得るのはしばらくかかりそう。
・演じているのは「キングカズ」ことサッカー界では有名な三浦知良選手の息子の三浦獠太さんで基本そこまでドラマを観ない僕にとっては初めて観る演技。目の周りというか表情というか「カズっぽいかも」と思った。
・「買物ブギ」これまでこのドラマでは色んな曲を聴いてきて有名な「東京ブギウギ」は子供の頃からなんとなく知ってはいたけど他は全く知らず初めて聴いて良い曲だなと思って聴いてきたけどこの曲は流れた瞬間からどこかで聴いたことがある!って思った。きっとこの曲も子供の頃に何処かで聴いたことがあるのかもしれないな。
・大事な本番まで遅刻してしまったタケシ、そんな彼を怒りもせずただただ舞台を見せたスズ子、まさに自分の歌う姿、生き様を見せてタケシに伝えた形になったのが良かった、スズ子もこれまで善一やタナケンに引っ張り上げてもらったこともあったがスズ子が若い世代(タケシ)を引っ張り上げんだなと思った。