連続テレビ小説「ブギウギ」観賞記録(第20週「ワテかて必死や」)
・取材に来た鮫島の態度、断定的な煽るような言い方とか、記事の書き方とか「マスゴミ」らしいな(苦笑)「パンパンガール」に対してスズ子らしい意見だと思うけどおミネ(田中麗奈さん)が怒って楽屋に押し掛けてくるという事は歪曲した記事を書いたのかと思う。
・鮫島の書いた記事、表題しか分からなかったが現在のマスコミに通ずるものがあると思った、やはり文章だけではその本人(スズ子)がどのような気持ちでコメントしたか分からないしおミネが愛子の泣き声を聴いた途端、何かを察したようにしたのもスズ子本人と話をしてその人がどのような人を知る入口になったのだと思う。
・もちろん、リアルに芸能に生きる人と対面で話す事は無理だからメディアを通して知る事しか出来ないがちゃんと取材者がどのような意図をもって取材、記事にしているか知ろうとしないとだめなのだと思った。
・スズ子の家を訪ねる美月、USKではリリーも結婚して退団という事でスズ子が在籍していた頃から和希も退団しているから残っているのが彼女なのがやはり寂しい、年齢的な部分もあるのだろうけど和希もそうだがリリー自身の口から聞きたかったなぁと思う。
・おミネの元に向かうスズ子だが他の「パンパンガール」に止められてしまう、山下にも関わらないように言われていたし、鮫島も良い印象を持っていなかった、というか当時から一般的にそういったイメージだったのだろうなと思うが流石にその「圧」にスズ子も驚き「東京ブギウギ」も上手く歌えない場面は苦笑い・・・。
・おミネと腹を割って話すスズ子、最初こそ一方的に言われっぱなしだったスズ子だったがツヤ、六郎、愛助の事を涙ながらに話す姿にジンときてしまった、その姿におミネ達も感じる事があったようで和解する事が出来て良かった。
・と思いきや靴磨きの少年の母親がタイ子だったとは・・・、しかもスズ子に対して拒絶している・・・二人暮らしの様子と体調の悪さを考えると多分旦那さんは・・・という事になると思うがスズ子に会いたくない理由が気になる、今の状況を見られたくないのだろうけど。
・タイ子は空襲で母親も亡くし、夫は戦死、自身も病気で息子である達彦を働かせなければいけない状況、スズ子にしたっておミネたちに話した通りでここまで来るのに辛い出来事も多かったから辛いのはタイ子だけじゃない・・・とは思った。
・しかしスズ子には助けて支えてくれる優しい人々が周囲にいた、これが大きいと思うけど拒絶するタイ子に対して構わず接するスズ子、やはりジンときてしまうし何とかタイ子の助けとなれば良いなぁ。
・タイ子の体調不良の原因は脚気だった、正直なところ愛助と同じ結核とかだったらと少し危惧したが安心した・・・けれど戦後で貧しい中で栄養が取れなくてタイ子のような状態の人も多かったのかなと思うとまだまだ大変な時代だったと思う。
・「東京ブギウギ」もそうだけどおミネやタイ子のように追いつめられている女性のための「ジャングル・ブギー」だったのかなと。時代が変わっていく中でスズ子という歌い手の存在がかなり大きかったのかなと思った。