連続テレビ小説「ブギウギ」観賞記録(第15週「ワテらはもう自由や」)

・戦争が終わる象徴的な場面「玉音放送」今観ている再放送中の「まんぷく」や「ゲゲゲの女房」でもその場面はあったが放送を聴ける家に集まって正座をしてじっと聴き冷静に受け止めていたり泣いていたり、この辺りの描写はどのドラマでも似通っているなぁと思った。

・スズ子は愛助がどうなっているか心配ではあったが無事再会できて戦後となった事を前向きに捉え始めているけどりつ子は何となく受け止め切れていない様子・・・多分特攻隊の前で歌った事がキッカケなんだろうな。

・善一については心配な状況、上海で終戦を迎え敗戦国となった日本、ここから帰国するのは大変だろうが何者かに銃を突き付けられ連行・・・、後にスズ子と再びタッグを組むから無事に帰国は出来るのは分かるがどうなるのだろうか。

・闇市に行くスズ子と小夜、この辺りの描写も朝ドラでは当たり前の光景だなと思う、賑やかな闇市で戦後から間もないから何を買うのにも高値であるし戦災孤児も多く活気が見えつつも暗い部分も見える。

・米兵にチョコを貰うために英語を勉強していた小夜、やはり彼女はしたたかで微笑ましいが当初、愛助に対して一方的に疑っていた頃とは違って仲良くなっているのは観ていて少し嬉しくなった。

・富くじを買う小夜に対して追加で1枚買ってあげた米兵、ちょっとしたやり取りだがここからこの米兵と仲良くなったりするのだろうか、ちょっと気になる。

・気になると言えば愛助の体調が回復して大学にも復学、スズ子は公演を開くなって大喜びなんだけどスズ子と愛助の史実的なその後を知っているからこの明るい雰囲気がちょっと辛く見えてしまう・・・。

・りつ子の「別れのブルース」全編流してくれたのでこちらも揺さぶれた。元々有名な曲なのは知っていたけど演じられた菊地凛子さんも見事に歌い切ってくれて感動の中に嬉しさが混じった感じかな。

・やはり僕としては回想でも出ていたけれど特攻隊員の姿が浮かんできてそこに切なさは残るのだけれどスズ子が歌う事によってどん底から明るくするというのにりつ子も感化された部分はあると思う。

・りつ子の「別れのブルース」とスズ子の「ラッパと娘」両方とも素晴らしいのだけれど静と動というかこのドラマは歌うシーンが多く、特に全編流してくれるのでまさにライブを観ている感覚になる。

・特に今回は戦争が終わってこれまで閉鎖的になっていた雰囲気から明るさを取り戻そうという流れとなっているのでよりライブに臨場感がある。

・歌い終わって満足なスズ子とそれに微笑むりつ子、二人とも同じ歌い手としてライバルでもあり友人にもなれたような場面で感動した。善一も無事帰ってこれて良かったが銃を突きつけられてどうなるか分からない流れだったのにちょっとあっさり帰ってきた印象、本当に大変だったと分かるのだけれど(苦笑)

・富くじは残念というか、愛助が言っていた通りスズ子も小夜もハズレだった。途中まで番号が揃うものの最後の最後で番号が外れるパターン、あるあるなパターンだなと思った。

・小夜がハズレくじの代わりに煙草を貰ってそれで終わりかと思いきや1枚富くじを買ってくれた米兵のサムが登場、二人で食事に行く事になり新たな展開。小夜にも恋の予感なのか?

・「福来スズ子とその楽団」旗揚げから4年が経っていたとは思わなかった。テロップで年代が表示されているのは分かっているがそんな年月が経っていたとは・・・。

・解散に対しては史実的にはいろいろイザコザがあった上での解散だったからドラマとしては楽団の皆を責めるのではなく戦後となって自由に音楽が出来る事をスズ子が喜んだ流れにしたのは良かったし泣けた。

・みんなと別れて小夜と一緒にと思いきや本人から付き人を辞めたいとの申し出、驚きの展開だが明らかに米兵であるサム(ジャック・ケネディさん)との仲が原因だよなぁと思う。

・いつの間にそんなに仲良くなったんだろうと思ったが恋愛に関してはスズ子より経験値がありそうだしこの決断がどうなるか?サムを演じられているジャック・ケネディさんは現役のプロレスラーだったのには驚いた。




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