2023/01/01
「また新年を迎えてしまった。」という絶望はもう感じなくなった。今年も生きようと思う。
毎年、元旦は母と一緒に、初日の出を拝むため江ノ島へ出かけていたけれど、引越して難しくなり、今年はいかなかった。思いがけず、去年が最後になってしまった。
昼に実家に帰り、お雑煮を食べて、変わらない美味しさに安心する。去年の元旦にカマボコが味の決め手と聞いてから、意識して食べるようになった。ぴいちゃんにお雑煮を作ってもらうときも、カマボコを入れるようお願いしている。
もしぴいちゃんが居なかったら、昨年、5月のアパート強制退去や、8月の失業、そういう大きな悲しい出来事の時に、死ねていたんじゃないかと思う。ひとりのときは死ぬ理由と機会を探しながら生きていたのに、昨年うってつけの災難に2度遭っても、自殺未遂すらしなかった。
彼に生かされている。少なくとも今はまだ、生きていけそうな気がしている。もちろん、他者に依存することに対する自己嫌悪もあるし、相手の負担にもなりたくない。
ただ、自立して、ひとりで生きられる人間になりたいか、と問われれば、全くなりたくない。むしろ、いつだって死ねるくらいの身軽さを常に持ち合わせていたい。