1分でわかる『銀河フェニックス物語』<出会い編>第二十九話までのあらすじ
2020年、銀河フェニックス物語<出会い編>は、
第一話「永世中立星の叛乱」から、第二十九話「オレとあいつと彼女の記憶」まで毎日noteに連載されました。
<出会い編>第一話からじっくりお読みになりたい方は、ぜひこちらから↓↓↓↓
そして、2021年、<出会い編>の7年前の物語<ハイスクール編>がスタート。
この<ハイスクール編>を読んでみようと興味を持たれた方のために、<出会い編>一年分の連載が一分でわかるように、あらすじをまとめてみました。
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真面目な気質が特徴のアンタレス人、ティリー・マイルド16歳。
宇宙船レーサー『無敗の貴公子』に憧れて、大手宇宙船メーカークロノスに入社し、銀河連邦中心部のソラ系へと出てきました。
初めての出張に『銀河一の操縦士』を名乗るボディガード、レイター・フェニックスのフェニックス号で出かけたのですが・・・。
レイターは社内では『厄病神』と呼ばれており、ティリーはそのジンクス通りに大規模デモに巻き込まれます。
ティリーの故郷アンタレスは、平和な星系で銃の所持が禁止されていました。
そんなティリーの目の前で銃乱射事件が発生し、レイターが犯人を射殺。ティリーは動揺します。
実はレイターは連邦軍の特命諜報部員すなわちスパイで極秘任務を担っていました。
その特命諜報部を仕切っているのが、銀河連邦軍将軍家の御曹司、アーサー・トライムス。
彼はレイターとは浅からぬ縁がありました。
その後も、ティリーはレイターと出張に出かけるたびに、テロやハイジャックという大変な目に遭い続けます。
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一方で、ティリーとレイターの二人は、宇宙船レースの鑑賞という共通の趣味を持っていました。
フェニックス号の最新映像システムは大迫力です。
ティリーは自社の専務でレーサー『無敗の貴公子』エース・ギリアムの雄姿を見るため、フェニックス号へ通うようになります。
ティリーのことを可愛く思うお調子者のレイターは「俺のティリーさん」と呼んでティリーをからかいます。
このため、社内では二人がつきあっていると誤解する人が続出。
ティリーは「やめてください」と文句を言いながらも、少しずつレイターに惹かれていきます。
そんなティリーに、レイターは「俺は特定の女性とは付き合わない主義」と伝えて、恋愛に踏み込まないよう釘を刺しました。
レイターには『愛しの君』という片思いの女性がいる、という話を耳にしたティリーは、それが誰なのか、やきもきします。
ここまでが第二十六話。
ここから後は『愛しの君』が誰なのか、というネタバレを含みます。
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『愛しの君』について、ティリーに情報をもたらしたのは、同期で将軍家の御曹司アーサーとつきあっているチャムールでした。
『愛しの君』はアーサーの妹のフローラで、レイターと婚約していましたが、若くして亡くなったというのです。
レイターは月の公立ハイスクールに通っていたころ、将軍家に居候していました。
レイターのハイスクール時代からの友人、ロッキー・スコットはフローラのことを忘れられないでいるレイターを心配していました。
レイターがクライアントのティリーを気に入っているという話を聞き、ティリーに会わせて欲しいと頼みますが、レイターは一向に聞き入れません。
二人には上手くいってほしいな、とロッキーが願うところで、連載は2020年の大晦日を迎え、<出会い編>第二十九話が終わりました。
明けて2021年。
『銀河フェニックス物語』は七年前の物語<ハイスクール編>へ突入しました。
ここまでお読みいただいた、あなた。
さあ、こちらから『銀河フェニックス物語』の世界をお楽しみください。