〔自己紹介〕桃花というどこにでもいるOLのこと

こんにちは。
友人にもらったMacBookをさげて図書館に来た昼下がり。
今日はちゃんと自己紹介を書いておこうと思います。

育ちについて

温暖な気候の、田舎町で育ちました。
父と母はなかなか子供が授かれず、ようやく生まれたのがわたしです。長女です。
あとは顔も性格も似ていない、クールビューティーな妹が一人。
運動は苦手、勉強はそこそこ。
わたし的には必死に勉強をし、名前は知られている程度の大学に入りました。
幸か不幸かはさておき、学のなかった我が家にしては上出来で、親戚一同とても喜んでくれました。（結局まったくペイできていません）
それが上京のきっかけで、ずっと都内近郊に住んでいます。
当初は、流れるようにホームに入ってくる電車の長さに驚きました。５分おきに電車がやってくるのに、駆け込む人にも驚きました。
一年後には自分も、一本でも早い電車に乗ろうとしていました。

恋愛について

独身です。人並みに恋愛はしてきたと思います。もう少ししたかったかな。一度付き合うと長く続く傾向があり、多くは知らないかもしれませんが、それなりに大事にしてもらったと思います。
直近は結婚願望が高まり、「結婚」を意識して付き合った方でした。
彼は立派な職業で裕福でした。尊敬していました。地位やお金に期待したわけではないですが（私が一般家庭で育ったのでむしろ同程度のそこそこがよかった）、ただ、安定は求めていました。
病気が分かり、先方のお母様の反対により破談になりました。
恋愛よりも結婚を意識したわたしに、神様が下した罰かもしれません。

病気について

2018年に突然ステージ4の癌宣告を受けました。
ステージは4段階に分類され、つまり私は一番酷いランクです。
他の臓器にも転移しており、もう手術では取り除けない状態、つまり完治は見込めず延命を目指す状態です。
癌種については、このnoteを闘病記にしたいわけではないので詳細省きますが、5年生存率のデータは極めて低いです。
ただ、ステージ4＝すぐに死ぬ、というイメージがありましたが、人にはそれぞれ合うとされている抗がん剤が数種類あります。多様な抗がん剤の中から自分の遺伝子変異に合うであろうものを投与し、癌の活動を抑えるわけです。
残念ながら現在の医療ではいずれ耐性がきてしまいます。一種類につき少なくとも数日から数ヶ月、長くて数年効果があります。それを酷い短いと感じるか、有難いと感じるかは、人によります。
わたしの場合は、たとえ完治はなく延命、でも、少しでも残る時間があることに嬉しく思いました。
早期発見の重要性をよく訴えるものを見かけますが、わたしのような年齢で人間ドックを受ける機会のある方は稀でしょう。半年前に会社の健康診断、市区町村のがん検診も受けていましたが発見には至りませんでしたし、直前まで満員電車に揺られて会社に行けるほど体調も悪くありませんでした。
よって、スピリチュアルなことは苦手なタイプですが、運命なのだと受け止めることにしました。

仕事について

規模的には大企業とされますが、実際に業務で関わる人はそう多くはありません。
学生だった当時から、"旅"と"美味しいもの"が好きだったので、全国世界各地の食品開発およびお届けに携わりたく、希望していた就職先のは食品メーカーでした。
ただそこには縁がなく、流れ着いたのが今の会社でした。
奨学金の返済額を貯金し終えたら転職するつもりで、ようやく貯まった頃、会社から希望する部署へのお話がありストップ。
希望する職種を目指してその部署で頑張ろうとした最中病気が分かり、道は途絶えてしまいました。
会社の中核は尊敬しています。世の中の多くの人に貢献し、無くてはならない仕事だと思います。でも、その中で私は何も役立っていないのです。そして好きな職種じゃないからこなすことには頑張れても、それ以上は目指せない。だめなOLです。
現在は休職中で傷病手当金で家賃と治療費を補い、光熱費、通信費、食費、生活費などは、転職&結婚費用として貯めていたお金を崩しています。
もうそろそろ戻るしかないのですが、向いてもいなければ楽しくもない今の仕事を、このまま続けて人生終わりでいいのかなと、ぼんやり考えているところです。

好きなものについて

旅行。美味しいもの。…チョコレート、果物、唐揚げ。
お花。そして愛犬ぷーちゃん。

趣味は？と聞かれれば、旅行です。引かれるような自由な旅から、プチ贅沢な旅まで、たくさんしてきました。
嫌なことがあると大抵チョコレートで忘れようとします。
名前の通り、桃と、苺、さくらんぼ、無花果にマンゴー…果物全般好き。農家様に感謝。
"癌なのに糖質制限は？" 気にしない。好きなものを適量派。
学生NGのお花屋さんにタダ働きでいいので雇ってくれと直談判したくらいお花を愛でる時間に癒されます。これはいろんなお花の名前を教えてくれて、いつもお庭に沢山花を植えていた母の影響が大きいと思います。季節ごとに好きなお花がありますが、ラナンキュラスには心が奪われてしまいます。
さっしーとこじはるの頭の回転の良さに感嘆し、IZ*ONEちゃんを愛で、さかなくんと金田朋子さんがテレビに出ていると見入ってしまう。
宇多田ヒカルの曲は昔から好き。最近は髭男も口ずさみます。
私は人が好きなんだと思います。最近気がつきました。きっと良い人に沢山恵まれてきたからでしょう。ありがとう。
一番の宝物は愛犬です。わたしに生きる希望を与えてくれました。
この子を残して死ぬことが心苦しいので、精一杯生きようと思います。

旅先で、眠る愛犬を眺めながら、チョコレート（美味しい紅茶とともにだと最高）を口に入れる時が至福の時。

noteに期待すること

わたしは平々凡々なOLだったので、知らないことや知らない世界も沢山あります。この間までそれでいいと思っていました。でも若年で末期癌になったことによって、残された時間が短いからこそ、いろんなことを知り、吸収し、時にはプラスαを添えてお返しできるような余生を歩みたい、そう思っています。
このnoteマンションにはわたしがあのまま普通の人生を歩んでいたら出会わなかったであろう知識を持った方々がいるような気がして。
個性溢れる皆さんに、平凡なわたしの余生を広げていただけたら嬉しいです。