見出し画像

『伝説の新人』著者:紫垣樹郎、小宮謙一

●この本を読もうと思ったキッカケ・理由

この本を読もうと思ったキッカケはこの4月から社会人3年目となり、2年目の1年間を振り返り自分が満足のいく仕事の実績や充実感を得られる業務が出来ていなかったから。また、今年の4月、5月、6月の四半期で社内賞を取ると言う明確な目標を設定し、それを実現する為に仕事への向き合い方を変えるべきだと思ったから。

●要約

この本は、単なる優秀な新人ではなく、会社や社会全体に語り継がれる様な伝説を残した新人の10つの共有点をまとめた本である。社内外での人間関係や伝説的な活躍を残す人のマインド、確論の業務中での話など多角的な観点からの共通点が記載されていた。

●個人的に大事だと思った所・仕事や私生活に活かせる通ずる部分

「スタートの遅れは実力差以上の差になる」
これは著書が学生時代の野球部に入部した時の1年生時の体験談で語られている。これは自分自身も似た経験があり、それは中学時代のサッカーのクラブチームである。入部したての時から監督やコーチに猛アピールをする同級生と違い、俺は周りへのアピールを「媚を売っている、ゴマをすっている」と軽蔑しアピールを怠った。結果入部当初は実力が変わらなかった同級生はアピールが功を奏し、少しずつスタメンでの出場機会が増え、気付いた時にはレギュラーに定着していた。入部当初は実力が変わらなかった同級生はどんどん試合を重ねる事で実力がついていき気付いた時には俺との明確な差が開いていた。

「1回の200%より101%の継続が重要」
全ての仕事は何かしらの期待を持って与えられている。相手の期待を1%でも上回り続ける事でチャンスがどんどん舞い込み好循環へと繋がる。逆にたまに期待を大きく超えてもそれが継続されなければ、チャンスが継続して舞い込む事も無い。どんな業務であっても今の自分に求められている事が何なのか?を考える事を習慣化したい。

「仕事の切れ目以外で息継ぎをするな」
これは今の営業活動でも共感できる部分がある。例えば、今の業務は①テレアポ②商談準備③商談④商談後後追い⑤受注この流れで大枠進めている。商談が終わった後には必ずお礼メールや提案資料を送るが、それを商談後すぐやる事で商談の時にした話や企業担当者の温度感を鮮明に覚えている状態でより適切なお礼メールが送れる。逆に商談後お礼メールを後回しにすると、商談時の内容を忘れており、ログを見たり録画を見て作成するといった無駄な時間が発生する。

「運が良いと思う人は本当に運が良くなる」
何かが起きた時の捉え方は人それぞれで明日への意味づけが出来る人は良運を引き寄せる様になる。カラーバス効果はよく言われるが、赤いものを1日にどれくらい見るか?を事前に伝えた人と伝えていない人に1日の終わりに赤いものを今日1日でどれくらい見つけたか?を聞くと前者が圧倒的に多いのである。自分は運が悪いと思い込んでいる人は、何かと悪いことばかり目につきそれを運のせいにする。逆に悪い事が起きても明日良い事が起きるための前触れとして捉える人もいる様に未来に対しての意味づけが出来れば本当に運は良くなる。

「伝える×伝わる○」
これも日々の業務で活かせる考え方である。今の業務では企業担当者に商談後社内での稟議を通していただく事が多い。担当者は発注したいと言っていても社内稟議が通らず予期せぬ失注をする事は往々にして発生する。これは自分が伝えたい内容を伝えているだけだからである。商談前に担当者から社内稟議を上げるフローを想定していれば、担当者が決済者にどんな風に伝えてもらうのか?まで考える必要がある。ここまで考えられれば自分が伝えたい内容ではなく誰にでも伝わる内容を担当者から決済者に伝えてもらう事が出来る。

「教わる事と盗む事は違う」
教わる事は答えがあるもので盗む事は自分なりの答えを導き出す事である。ここからは主観だが、サッカーで例えると「サッカーがより上手くなりたい」と言う目的があるとする。そこでサッカーが上手くなる方法を教えて下さいと言う人はこれをやった方が良いよと言われた事をそのままやるだろう。しかし盗むと言う意識のある場合、サッカーが上手い人を見てなぜ上手いのか?どうすれば自分もそうなれるのか?足りないのはスタミナなのか、ポジショニングなのかを考え自分なりの答えを見つけ出すはずである。

「読んだ本は必ずアウトプット」
人間は忘れる生き物であると良く言われるが本当にそう思う。読んでる時は充実感があり学んだ気になるが何もアウトプットをしないとせいぜい1週間後には内容の8割方忘れている。また、読んだ瞬間は分かった気になっていてもいざ周りの人に説明しようとすると上手く伝えられない事が多い。それは本当の意味で学んだ事が自分のものになっていないと言う事だと思う。だからこれからは読んだ本をこんな風に備忘録として残してたまーに読み返そうと思う。

●読んでみての感想

読んで思った事は「全ては自分次第だな」と言う事だ。最近まで自分が今の仕事に打ち込めていない現状に対してモヤモヤをずっと抱えていた。学生時代はあんなにサッカーに打ち込めたのに。。。あんな奴に俺は現状負けているのかとイライラする瞬間もあった笑。もっと、俺はこんな仕事が向いている、こんな事をしたいと頭の中で妄想をしても結局行動せずにいた。

俺は今の仕事が営業なので毎月目標が定められているが、やっぱり人から与えられた目標をただ追い続けるのはつまらない。だからこの仕事は向いていないではなく、自分で勝手にこっそり目標を変えてしまえば良いと今は思っている。与えられた目標はどんな期待が込められているのか?を分解して考え、それを少しでも超えられる様に改めて自分で目標を設定する。そうする事でやらされ仕事から自分が決めた仕事に変わり、今までつまらなかった仕事がより自由に柔軟に捉えられる様になった。

また、与えられる目標は大抵現状の自分の力に対しての周りからの評価を少し上乗せする様な形で設定されている。それを更に200%で自分で設定し直すと現状の自分では到底達成する事が出来ない。だからこそ今までの自分よりも大きく成長するための色んなアイディアや課題が見えてくると思っている。最後まで読んでくれた方ありがとうございます。こんな感じで定期的に読んだ本のアウトプットをしていければと思います。もし実際に読んでみた方やオススメの本などがあれば教えて下さい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?