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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
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202404鑑賞ログ

 4月の鑑賞ログ。Filmarksはこちらから。
 タイトルの後ろの数字は製作年。ネタバレ含むので見たくない人は気をつけてね。
 記事内で用いている画像やあらすじは全部引用です。なにか問題などありましたらご指摘ください。
 4月はだいぶエンタメに振った作品ばっかり観てました。特に意図した流れではなかったんだけど、時期を考えると適切な気もする。なんたって4月。
 本数は先月よりだいぶ控えめで、個人的にはやっぱりこれくらいがちょうどいいなと改めて。




4月のベスト

 4月はシェフ 三ツ星フードトラック始めましたが一番面白かった! 万人受けしやすいエンタメ作品で……わかりやすさと演出の面白さも見やすい。ノイズがないわけでもないんだけれど、それもこの映画の良さとして活きていた印象です。誰にでも勧められる感じ。
 今まで月ベストに選んできた作品ってなんだかんだ劇場で観たものばっかりだったんですが、4月は……この作品の完成度の高さが一番良かったなあ。


リトル・エッラ(2022)

人と仲良くするのが苦手な人もいる。特にエッラにとっては難しいことだった。エッラが唯一仲良くできるのは、おじさんで“永遠の親友”であるトミーだけ。両親が休暇で出かけている間、トミーと過ごすのを楽しみにしていたエッラだったが、夢の1週間は悪夢へと変わってしまう! オランダからトミーの恋人スティーブがやってきたのだ。トミーとスティーブは英語で話すため、何を話しているのか全く分からないエッラ。のけ者にされたような気分になり、トミーを取られるのではないかと気が気でない。親友を取り戻したいエッラは、彼女と友達になりたがっている転校生オットーの力を借りてスティーブを追い出すための作戦を実行するのだが…。

公式サイト

 北欧の家族もの。
 上記の通り、他人と仲良くできない少女が唯一心を許している大の仲良しの叔父さんのもとに恋人がやってきて……というオタク受け百点満点みたいなあらすじの段階で鑑賞を決めていたので、楽しみにしていた作品のひとつ。ちゃんとインターネットでもバズっていて良かったです。こんなのインターネットで生きてるオタクが気にならないわけなんだから(巨大主語)。
 この作品の一番の良さは、間違いなくその日常の描写の何気なさでしょう。登場人物のジェンダーや性指向といったとかくストーリーが付与されがちな部分に、一切触れない。ごく自然なものとして、当たり前のように受容されて物語が進んでいく。
 81分という上映時間の短さも良いですね。さくっと終わるのでさくっと観れちゃう。
 主人公であるエッラが叔父さんの恋人であるスティーブを追い出すためいろいろと仕掛けるんですが、ま~悪い意味で子どもらしく加減を知らないので、結構ラインを越えていく。結構不可逆をやっていくので、人によっては無理でも仕方ないかも。
 ちゃんと叱られるのと、仲良しだと思ってた親友に自分以外の大事な人がいて、その人がいかにも仲睦まじい様子で自分にはわからない言語を使ってぽっと出の他人とお喋りしてたら寂しいよな、と思えるので個人的にはギリ許容範囲内でした。子どもだし。
 ここの恋人同士である大人二人がとにかく聖人すぎる。ので、二人が幸せに結ばれてハッピーエンド! というふうに、落ち着くべきところに全て収まるのも「いろいろあったけどまあ良いか……」になれる最大の要因ですね。
 ていうかやっぱり男二人の結婚オチを当然のように使えるのがあまりに強すぎますね。日本においてはここが確かな強みになってしまう物悲しさというか。日本の作品でなんの衒いや狙いや祈りもなくこれをやるのは現時点では不可能なので。
 どこを見渡してもみんなキャラが立っており、特に三つ子が漫画のようでチャーミング。
 他人に勧めるには一言二言注意する必要はありますが、全体的に可愛くて面白い作品でした。



フォレスト・ガンプ/一期一会(1994)

頭は少し弱いが、誰にも負けない俊足と清らかな心をもった男フォレスト・ガンプの数奇な人生を、アメリカ現代史と重ねて描き出していくヒューマンドラマ。監督は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のロバート・ゼメキス。主演にトム・ハンクス。
知能指数が人よりも劣っていたが、母親に普通の子どもと同じように育てられたフォレスト・ガンプは、小学校で優しく美しい少女ジェニーと運命的な出会いを果たす。俊足を買われてアメフト選手として入学した大学ではスター選手として活躍。卒業後は軍隊に入り、ベトナム戦争で仲間を救って勲章をもらい、除隊後はエビ漁を始めて大成功を収める。しかし、幼い頃から思い続けているジェニーとは再会と別れを繰り返し……。

映画.comより

 なんか優しそうな名作が見たくなり鑑賞。
 結果的に大正解の選択でした。素直に面白かったです。
 フォレストの唐突かつ怒涛の自分語りから物語が始まっていく今作は、最初は突然それを聞かされる黒人女性と同じように困惑するものの、徐々にその物語に引き込まれていきます。
 基本的には真っ直ぐで純粋なフォレストの言動・挙動によって話が動きつつ、1950〜1990年代までのアメリカ史と連動していくので、どこでどういった事件が起きるかによって「今はこのへんの年代か~」ということが類推できるようになっており、そういった歴史の流れを追う意味でも楽しいです。
 紆余曲折ありフォレストがウォーターゲートホテルに泊まることになるだけでもう面白い。アメリカ人というか、アメリカの近現代史ちゃんと追ってる人ならもっと楽しめたるんだろな。このへんのアメリカの激動っぷりも感じられます。
 なんかいろんな歴史的場面っぽい映像に明らかに合成で入り込んでるフォレスト絶対面白いのでずるい。
 ヒロインであるジェニーの「走って!」という言葉から本格的に動き出すこの物語において、フォレストはその言葉通りずっと走っています。とにかく走って、走って走って、走る。
 ジェニーは何を考えているのかわからない部分がありつつずっとフォレストを振り回すキャラクターなので、賛否両論も好悪も分かれるタイプだと思うんですが、私は嫌いじゃなかったです。
 私は主人公に心があるくせにその愛から逃げるヒロインという構造が基本的に全く好きじゃないんですが、ジェニーに関してはその理由の推察ができてしまうというか、その幼さと幼いころの傷がまだそこに残ることの苦しさが彼女の逃れ得ない人間性のひとつで良かったです。
 父親の家の前で石を投げ泣き崩れるジェニーの姿は幼い少女そのもので、それに寄り添うフォレストの姿も同様に幼かった。それだけで良い。
 フォレストが走り続けるその道と、この作品で描かれる愛の形は、見ていて納得できるものでした。
 それはそれとしてダン小隊長がエロすぎる。ハガレンのハボック(後半のすがた)とか好きな人に刺さりそう。この人だけなんかずっとエロすぎて動揺してました。死ぬべきと定めたときに死ねなかった人間の歩む様って不思議な引力がある。終始魅力的なキャラクターで良かったですね。
 面白かったです。



シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014)

ロサンゼルスにある一流レストランの<総料理長>カール・キャスパーは、メニューにあれこれと口出しするオーナーと対立し、突然店を辞めてしまう。次の仕事を探さなければならない時にマイアミに行った彼は、絶品のキューバサンドイッチと出逢う。その美味しさで人々に喜んでもらう為に、移動販売を始めることに。譲り受けたボロボロのフードトラックを改装し、マイアミ~ニュー・オリンズ~オースティン~ロサンゼルスまで究極のキューバサンドイッチを作り、売る旅がスタートした―。

公式サイト

 面白かった!!! 見てるだけで自然と笑顔になれてしまうタイプの作品。
 本邦での公開にあたり原題にはない副題が足されているんですが、この作品はそれが許せるというか、良い感じに作用しています。少なくともこの副題がこの作品の印象を損ねているようなことはないです。なんか……これで良いって思える。
 主人公であるカールは己で自覚している通り父親としても夫としてもちょっといまいちなんですが、まあ許せるというか、見ていて多少驚きはしてもその後「まあ人間だしそういうこともあるか……」で受け入れることができます。子ども相手でも自分の非を認めて謝ることもできるし。
 2014年製作の映画ということで当時相応のインターネット音痴ではあるんですが、料理人としてはかなりの腕前で情熱的なのも彼の周囲に人がいることの説得力になっています。それはそれとしてカッとなりやすすぎる問題点はあるが。
 音楽を効果的に使うというよりは、常時騒がしくご機嫌なミュージックがなっているタイプの映画なので、その分音が消えたときの寂しさが沁み入る。こういうのもまた音楽の上手い使い方なんだろうな。
 息子であるパーシーがとにかく健気な良い子で、自分の意志はしっかり示すがその上で聞き分けも良い素直な子。その分彼のことを応援したくなるし幸せになって欲しくなる。
 彼の作ったビデオに作中では映されていない場面が数多く用いられていたのも、我々が知り得ない三人の素晴らしい旅の記憶を窺わせて胸が温かくなる。喧嘩したりしょーもないおっさんに付き合わされたり、後から振り返るとそんなこともあったなあと笑える思い出になっているあたりも共感できる。
 カールがブチギレていた批評家もかなり良い人……というかカールのファンおじさんで、その行動からもそれが垣間見える。
 料理シーンも全部美味しそうで良かったし、当時のSNSやその空気を思い出せて懐かしかったです。往年のTwitterが見られるという点でも喜びのある映画。SEも嬉しいですね。
 オチの大団円もパーシーを始めとしたみんなが楽しそうで、そのまま幸せになってほしいと素直に思えました。登場人物の幸せを素直に願える作品は良い作品。
 ところどころマジでくだらない下ネタが挟まれるのも良かった。金玉コーンスターチってなんだったの? 実践経験のある方はぜひ教えていただけると幸いです。
 かなり気軽に他者に勧められる作品です。



プリシラ(2023)

14歳のプリシラは、世界が憧れるスーパースターと出会い、恋に落ちる。彼の特別になるという夢のような現実……。やがて彼女は両親の反対を押し切って、大邸宅で一緒に暮らし始める。魅惑的な別世界に足を踏み入れたプリシラにとって、彼の色に染まり、そばにいることが彼女のすべてだったが……。

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 ソフィア・コッポラの新作ということでウキウキで鑑賞。
 彼女らしい世界観が全開で良かったです。
 相変わらず衣装・美術など、その世界観を彩る全てが可愛らしい。ヘアメイクだけは60〜70年代のアメリカのトレンドを反映しているため好みではなかったんですが、とにかくキュート。
 主演のカップル二人の身長差・体格差がものすごく、視覚的にも二人の間に存在するあらゆる差異が窺えるようです。
 そのへんのグロテスクさ・権力の勾配・パワーバランスなども描きはしつつ、かなり薄っすらとなので、社会への問題提起のような意図が良い意味で読み取れない。物語のノイズにならない程度ではありつつも描いているというか。決して存在を無視はしていない、みたいなこの塩梅がちょうどいいのかもしれません。
 楽曲はプレスリー祭りなのかと思ったらそうでもなく、そのあたりが「プリシラ」の物語である所以なのかも。
 ソフィア・コッポラの描くプリシラがあまりにどこにでもいる平凡で退屈なありふれた女の子だったんですが、本人の経歴を調べたらしっかりご活躍される方でビックリしました。自らの意思でプレスリーと別れて自分の人生を歩んだ後、その才能を発揮できる場をようやく得られた、という話のように受け止めるべきなんでしょうか。
 まあ話が面白いか面白くないかでいうと正直後者寄りの部類ではあるんですが、彼女の作品においてはそれで良いと思っています。
 話の整合性やエンタメを多少犠牲にしてでも描かれるその可憐な世界観こそがこの監督の魅力なので、そこが一定のクオリティに達している限り文句はないというか。「可愛い」を観に来ているので、これで良い。
 ソフィア・コッポラはいつも手を替え品を替え少女の初恋、その搾取、そして訪れる破綻、のようなものを撮っている印象なのですが、個人的にはマリー・アントワネットが一番好き。



名探偵コナン 100万ドルの五稜星(2024)

北海道・函館にある斧江財閥の収蔵庫に、怪盗キッドからの予告状が届いた。今回キッドが狙うのは、幕末を生きた新選組副長・土方歳三にまつわる日本刀だという。ビッグジュエルを追い求めるキッドが、なぜ刀を狙うのか…? 一方、西の名探偵・服部平次とコナン達も、函館で開催される剣道大会の為に現地を訪れており、犯行予告当日、平次がキッドの変装を見事見破り追い詰めるが…!?
時を同じくして、胸に十文字の切り傷がつけられた遺体が函館倉庫街で見つかる。捜査線上に浮かび上がったのは、“死の商人”と呼ばれ、アジア一帯で武器商人として活動する日系アメリカ人の男。彼は戦時中の軍需産業に深く関わっていた斧江家初代当主が函館のどこかに隠したとされるお宝を探していた。それは、当時、日本の敗色濃厚だった戦況を一変させるほどの強力な兵器だという噂も…。 そして、そのお宝とキッドが狙う刀はどうやら関係があるようで、刀を狙うキッドに対し、謎の“剣士”の影が迫り… 刀に秘した“真実”が、闇夜を切り裂き、いま月下へと導かれる— 天下分け目のお宝争奪バトルミステリー、ここに開幕—!

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 日本の4月といえばやはりコナン映画。今年はツダケンのナレーションから始まる歴史系作品がアツい!
 原作連載30周年のアニバーサリー作品という側面もあり、コナン以外の青山作品のキャラが多数出る。が、あまり気にしなくて良いです。
 ただ、まじっく快斗は履修しておくべきかも。青子かわいい。YAIBAはコナンと関係あるキャラのwikiだけ流し読みしておけばそれで大丈夫。
 今までのコナン映画の中でもトップクラスのバカアクションお祭り映画。劇場でかなり笑わされました。コナン映画といえばめちゃくちゃなアクションですが、今作は間違いなくこれまでのトップを搔っ攫ったでしょう。なんで純黒を越えられるんだよ。
 映画のゲストキャラである聖くんも良い役どころ。
 キッドもちゃんと出番が多くて良かったし、公式がさんざん新事実として煽ってきた新事実は本当に重大な新事実でビックリした。すげえ大事なこと言うじゃん。
 ストーリーとしては謎解き部分が意外としっかり組み立てられていて面白い。のだが、いくら言っても言い足りないほどバカアクションすぎる。函館において警察は無力なのか。
 私は「狙われた唇」回で服部平次という存在に対する好感度が落ちるところまで落ち切り今作でも別に彼への好感度は一切回復しなかったんですが、それでも面白いんだからこのコンテンツはやっぱりすごいし、aikoのラブソングをバックにロマンチックな空気が流れても全然ときめかなくてすごい。恋愛に関して常に工藤新一への対抗心から事を推し進めるのを本当にやめろ。
 今作は蘭さんの立場も良かったですね。服部・和葉ペアへの良き理解者ポジションからの判断の早すぎる暴力。かっけえよ……。伊織・紅葉ペアも終始萌え萌えで嬉しかった。スタングレネードをうっかり落としても萌えキャラだから許せる。
 コナン映画かくあるべしみたいなお祭りバカアクションでかなり楽しめました。
 観終わった直後は4月ベストこれかもしれん……と思ってたんですが、一晩寝て起きたら「いやなんか全体的に変だったしいろいろおかしいし物語それ自体にはさしたる深みがないな……」と思い直していました。前半は誉め言葉です。
 来年も楽しみ。



ソニック・ザ・ムービー(2020)

宇宙最速で走るパワーを授かった青いハリネズミのソニックが、警官のトムとバディを組み、宿敵マッドサイエンティスト ドクター・エッグマンの恐るべき陰謀に立ち向かうべく、世界を股に繰り広げるアクション満載の冒険エンターテイメント。

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 なんか知らない間に第三作まで製作が決定していた作品の記念すべき第一作。
 世界一かっこいいハリネズミ(黒)ことシャドウ・ザ・ヘッジホッグさんのCVがこのたびキアヌ・リーヴスに決まったということで、兄からずっと勧められていたのもありこの機会に鑑賞。
 正直この作品で一番世間が覚えてるのって修正前のソニックのモデルのおぞましいと形容して差し支えないその出来だと思うんですが、ちゃんと良くなったのがちゃんと良く動いてます。三か月という突貫期間でよくぞここまでと流石に敬意を抱きました。現場はさぞ地獄を見ただろうが修正してもらえて本当に良かった。
 本家のソニックといえば超スピードを誇る爆イケの世界一かっこいいハリネズミ(青)ですが、ハリウッドのソニックは……なんか……違う。
 なにが違うってまずソニックが宇宙ハリネズミ(宇宙ハリネズミ?????)になってるんですが、紆余曲折あり宇宙で唯一の保護者から離れ、その身を隠しながら地球に一人きりで生きる孤独を抱えた存在になっており、なんか……違う。
 ハリウッド映画の一作目っぽい味付けのソニックになっているんですが、まあこれはこれで悪くないです。いや、私はソニアド2の「オレは走るほうが好きなのさ!」つって軍のヘリから華麗に脱走するソニックさんが一番かっこいいと思っているんですが……。完全に別物かつ別解釈から出てきたソニックと思うとわりと素直に見られます。
 いろいろツッコミどころやいつのまにかフワッと解決したことになっている部分はあるんですが、全体的には王道のお話で良かったですね。宇宙的存在と地球人の交流ものとしてそれなりに上手く出来ている。
 ただ同じく大ヒットゲームの映画化作品として、比較対象にザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーという傑作があるのが本作のつらいことろですね。とにかくマリオ映画は異様に出来が良かったので、それと比べてしまうとどうしても評価が辛口になってしまうところはある。
 なので話としては「普通に良かった」くらいの感じ。ソニックの現地相棒枠である保安官トムが故郷に留まろうと思える動機が少し弱かったように思え、話を綺麗に展開させオチをつける都合上こうなったという印象は拭いきれない。とは言いつつやっぱりゲームのSEが使用されているのは嬉しいですねー。
 ドクター・エッグマンを演じたジム・キャリーの怪演は大変に良かったです。エッグマンはそのシルエット的に人間に再現させるのはまあ難しいんですが、この人以外にエッグマンをこうも演じきれる役者はいないでしょう。
 ゲームとは諸々違うんですが、しかし確かに愛すべき悪役としての魅力をフルに発揮しきっており、最後のビジュ変更も嬉しい驚きでした。



ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ(2022)

平穏な生活が戻ったグリーンヒルズで夜ごと勝手に街を守り続けているソニックの願いはただひとつ―「本当のヒーローになりたい!」。そんな折、再び世界に暗雲が立ち込める。ドクター・ロボトニックが銀河系で最も危険な戦士ナックルズを引き連れて帰ってきたのだった。彼らは、史上最強の破壊力を持つ武器【マスターエメラルド】の在処を探しており、なぜかソニックを執拗に狙うのだった。自慢のスピードで立ち向かうソニックだが、ナックルズの圧倒的パワーでねじ伏せられ、まるで歯が立たない。間一髪のところで味方のテイルスに救出されたソニックは、悪の手に落ちる前にマスターエメラルドを探す旅に出ることを決意する。 ソニック史上最大の危機を前に、世界の未来がソニックとテイルスに託された!

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 ゲームでお馴染みのキャラたちにアイテムにと、嬉しい追加要素が続々投入された続編。
 実際今作ではモデルの修正などに時間を割かずに済んだおかげもあるのか、全体的な面白さもクオリティもこちらのほうが上です。
 なぜかテイルスのCVだけは本家ママの広橋涼さんだったので、今作からは吹替で観ました。もーほんとかわいい。このままシャドウ・ザ・ヘッジホッグさんのCVにも遊佐浩二引っ張ってきてくれ。頼む。
 クリミナル・マインドシリーズなどで活躍するシェマー・ムーアが本作にも登場しているんですが、こちらでもイケメンFBI役でちょっと笑いました。相変わらずかっこいい。
 エッグマンのビジュアルが本家に近づいたのもあり、それらの意匠が作中に増えた点もソニックらしさをより深めていましたね。オリキャラであるバディとの妙な絆も笑える。あそこの感情なんなんだ。
 作中ギミックを利用したゲームのような展開も多く、そのへんも見ていて楽しい。ゲームというか最早インディ・ジョーンズになっていたりもしたんですが。
 前作同様細かいツッコミどころがないわけではないんですが、ソニックとトムたちとの関係が相棒から家族へと変化していくくだりも心を動かされます。映画のソニックはその背景から孤独な少年のような側面が強かったので、テイルスやナックルズと絆を結べたことが素直に嬉しいですね。
 ナックルズは本家よりポンコツになった印象ですが、これもまあ許容範囲。まあ本家は本家でなんか……アレだしな……。別に映画のナックルズは搭乗中のロケットで暴れたりエメラルド破壊したりはしないし……。
 とにかくテイルスが可愛らしく、ぶっちゃけヒロイン枠でした。ちょっと……かわいすぎた。距離もやたら近くって、なんかこのまま私っておかしくなっちゃうのかな? と思って怖かった。
 「オレのそばを離れるなよ」「……そばにいても良いの?」からの熱烈なハグ、これにビックリしないほうがおかしいだろ。絶対ハリウッドにテイルスのことをヒロインだと思い込んでる権力者がいる。エミー早く来て助けて……!!
 ところでキノコの惑星ってやっぱり任○堂のことなんですか?
 第三作ではシャドウ・ザ・ヘッジホッグさんのヒロインであるマリア・ロボトニックさんの出演も確定しているので、公開がとっても楽しみです。
 絶対にシャドウ・ザ・ヘッジホッグさんとマリア・ロボトニックさんが良いのですが……。
 
何卒よろしくお願いいたします。



名探偵コナン 黒鉄の魚影(2023)

東京・八丈島近海に建設された、世界中の警察が持つ防犯カメラを繋ぐための海洋施設『パシフィック・ブイ』。本格稼働に向けて、ヨーロッパの警察組織・ユーロポールが管轄するネットワークと接続するため、世界各国のエンジニアが集結。そこでは顔認証システムを応用した、とある『新技術』のテストも進められていた—。
一方、園子の招待で八丈島にホエールウォッチングに来ていたコナンたち少年探偵団。 するとコナンのもとへ沖矢昴(赤井秀一)から、ユーロポールの職員がドイツでジンに殺害された、という一本の電話が。不穏に思ったコナンは『パシフィック・ブイ』の警備に向かっていた黒田兵衛たち警視庁関係者が乗る警備艇に忍び込み、施設内に潜入。すると、システム稼働に向け着々と準備が進められている施設内で、ひとりの女性エンジニアが黒ずくめの組織に誘拐される事件が発生…!さらに、彼女が持っていた、ある情報を記すUSBが組織の手に渡ってしまう…。
海中で不気味に唸るスクリュー音。そして八丈島に宿泊していた灰原のもとにも、黒い影が忍び寄り… 決して触れてはいけない玉手箱(ブラックボックス)が開かれたとき封じ込めた過去がいま、洋上に浮かび上がる—

金ローでの紹介

 去年いろいろあって見逃したままになっていたんですが、金ローでノーカット放送してくれたのでようやっと鑑賞。
 哀ちゃんファンなのもあり、めちゃくちゃめちゃくちゃ面白かったです! 映画館で観たかったな……。
 個人的には近年のコナン映画の中でもトップ3には入る出来でした。哀ちゃん贔屓は大いにある。
 コナン映画としては久しぶりに黒の組織関連・哀ちゃんメイン・眠りの小五郎の利用などなどの要素が揃っていて楽しかったです。映画のための新規の建築物が鈴木財閥とは一切関係ないのもかなり久しぶりなんじゃないかなあ。
 老若認証システムというコナンというコンテンツにおいては非常に厄介な仕組みと施設が出てきた瞬間もうオチが読めるのがコナンならではで面白いですね。映画のゲストキャラとして登場し、江戸川コナンの正体に勘づいた黒の組織の人間が死ぬのもいつもの流れ。そうなったらもう死ぬしかないのよ。
 ストーリーもかなり重厚めで見応えがありました。細かいツッコミどころがあるのはコナン映画ならではで、まあ見映えを優先したのだろうという部分を思えば全く許容範囲内。
 映画で黒の組織関連を扱うと毎度キールが酷い扱いを受けている印象ですが、それ以外は大体萌えキャラで笑える。なんでジンってウォッカにはいつも甘いの???
 灰原哀の少女らしさと、その気高さが存分に出た作品でしたね。コナンさんと哀ちゃんの関係性ってやっぱり素敵。その上で哀ちゃんが蘭さんを大好きなこともまたかけがえのない事実で、あのオチの付け方はヘイト管理を考えても素晴らしいです。
 でもやっぱりコナンさんと哀ちゃんをくっつけるつもりマジで一切ないのにこういうことされるの悲しくなっちゃう私もまたいます!!! ただ哀ちゃんにコナンさんのこと好きになるなっていうのもかなり無理筋なので……ままならない……。いや、その上であの男に灰原哀はもったいなさすぎるのもまた事実なんですが……それでもさあ!
 哀ちゃんへのご褒美として始まったこの映画が哀ちゃんへの恩返しで終わる構造も美しいですね。
 面白かったです。



裏切りのサーカス(2011)

東西冷戦下、英国情報局秘密情報部MI6とソ連国家保安委員会KGBは熾烈な情報戦を繰り広げていた。ある策略により、英国諜報部<サーカス>を去ることとなった老スパイ・スマイリーの元に、困難な任務が下される。
それは、長年に渡り組織の幹部に潜り込んでいるソ連の二重スパイ<もぐら>を捜し出すこと。標的は組織幹部の4人。過去の記録を遡り、証言を集め、容疑者を洗いあげていくスマイリー。やがて彼が見いだす意外な裏切者の正体とは―。

公式サイト

 日本国内での上映権が4月いっぱいで切れてしまうということで、なんとなく滑り込みで鑑賞。この4月のラインナップの中での異色っぷりがすごい。
 散々難解とは言われていたのでまあ一発で理解できないだろうとは思いながら観に行ったんですが、本当に全然わからなくてウケました。初見に理解させる気が一切ないというか、あっちでは超有名な作品でみんなもぐらは誰なのか知ったうえで観るものだったぽいので、日本で生まれ育ったオタクとしては妥当な敷居の高さだったのかも。
 終始よくわからん人たちがよくわからんまま動いており、ゲイリー・オールドマン演じる主人公とその部下であるベネディクト・カンバーバッチ以外誰が誰だか結局よくわからないまま物語が終わった。
 もぐらは誰だったのか、という点について明かされてさえ「この人は誰だろう」という気持ちでいっぱいでした。作品としてもそこにカタルシスを一切置いていないし。
 鑑賞後いろいろ解説してくれている文章などを見たんですが、映画の中で一応説明されていることさえ読み取れていなかったので、集中力も結構足りていなかったかもしれません。でもこの私が男と男の間にある情や絆や肉体関係を見落としてしまうほどの難解さってやっぱちょっとハードル高くない!? 意図的にそうしているとはいえ本当に分かりづらい。
 観るなら最低限原作読んでからか、だれがもぐらかを知った上での鑑賞が一番かも。上記の通りここにカタルシスは特に無いので、知っていても鑑賞体験が損なわれるようなことは別にないと思います。
 二回目観たらもっと面白いのだろうな。ていうか即観るべきだったんだろう。
 原題はTinker Tailor Soldier Spyで、マザーグースから取られているようです。改題やむなしといえど、ファンからするとこれは結構遺憾寄りの改変だろうなあ。
 映像は常に美しかったです。



陰陽師0(2024)

呪いや祟りから都を守る陰陽師の学校であり省庁――《陰陽寮》が政治の中心だった平安時代。呪術の天才と呼ばれる若き安倍晴明は陰陽師を目指す学生とは真逆で、陰陽師になる意欲や興味が全くない人嫌いの変わり者。 ある日晴明は、貴族の源博雅から皇族の徽子女王を襲う怪奇現象の解決を頼まれる。衝突しながらも共に真相を追うが、ある学生の変死をきっかけに、平安京をも巻き込む凶悪な陰謀と呪いが動き出す――。史上最強の呪術エンターテイメントが幕を開ける!

公式サイト

 なんか急に晴明と博雅で気持ち良くなりたくなったので鑑賞。今年はツダケンのナレーションから始まる歴史系作品がアツい! その3くらい。ツダケンって働きすぎている。
 予告通りのめちゃくちゃな平安ファンタジーエンターテイメント作品です。広報がちょっと呪術廻戦に乗っかりすぎている感は否めないですが、まあ逆に作品の方向性がわかりやすくなってて良いのかもしれません。良くも悪くも野村萬斎はいない。
 最初からハイクオリティなVFX技術の用いられたニチアサ系統の作品くらいに思っておいたほうが入りやすいです。
 真っ当にやると世界観説明+用語説明+登場人物説明などでかなり複雑になるはずですが、ツダケンのナレーションがそのへんの理解をかなり補助してくれます。字幕や映像を使ったわかりやすい説明を駆使し、この作品の方向性をわかりやすく観客に伝えてくれる。本当に一切なにも知らずに観に来ても楽しめる作品として仕上がっています。
 キービジュアルを見て山崎賢人さすがに令和のイケメンすぎて浮かないかな、と思ってましたが、全くの杞憂でしたね。ヘアメイク・衣装・舞台などの強力な応援もあり、特に浮いたりはしていません。ただただかっこいい。そういえば平安にこんな爆イケいた気がする。特にキービジュアルにも用いられている髪を下ろしたシーンのかっこよさは流石ですね。ここマジでかっこよすぎてすべてがどうでもよくなった。
 各登場人物間の関係性の描写も丁寧で、今作の晴明と博雅もこれはこれで良かったです。晴明ってここからあんなに博雅に入れ込むようになるんだと思うとかなり嬉しい気持ちで胸がいっぱいになりました。あの晴明が博雅のことを「いい男」って形容するのが良いんだよな。
 とにかくわかりやすさに重きを置いた作品で、気軽に観られるエンターテイメントとして良かったです。
 ところどころめちゃくちゃな演出に笑ってしまいましたが、そういうところまで含めてエンターテイメントなのでしょう。
 平安を舞台にした作品の主題歌がBUMP OF CHICKENなのに妙に合ってたのもなんか面白かったです。
 山崎賢人ファンには特におすすめの一作。



劇場版ブルーロック –EPISODE 凪(2024)

「めんどくさい」が口グセの高校2年生・凪 誠士郎は、日々を無気力に生きていた。W杯優勝を夢見る同級生の御影玲王が、その才能を見つけだすまでは。玲王に誘われるがままにサッカーを始めた凪は、圧倒的なサッカーセンスを発揮。ある日、“ブルーロック(青い監獄)”プロジェクトの招待状が届く。 そこで待ち受けていたのは、潔 世一、蜂楽 廻、糸師 凛ら、全国から集められた選りすぐりのストライカーたちとの出会いだった。
強敵たちとの激闘の最中、ついに、<天才>凪 誠士郎に“覚醒”の瞬間が訪れる!!

公式サイト

 入場者特典目当てに鑑賞。
 感想としては……うーーーーーん……厳しい評価にならざるを得ないです。
 そもそもがブルーロックのスピンオフであるエピソード凪の映画化作品のため、だいぶ省略・凝縮が行われており、初見・新規向けでは全くないです。それ自体はまだ良い。仕方のない部分だし。
 それだけ新規お断り仕様であろうと、この作品のアツい部分をしっかりやってくれれば絶対にそれだけで面白くなる、はず……なのに…………。
 スポーツものなのでどうしてもアニメーションの質に波があるんですが、それにしても一定水準以下のものが多すぎる。平均値がそもそも低い。決めるべき場面での作画のクオリティが並以下のシーンが多すぎるため、観ていてノリきれない。
 作画のクオリティは昨今のアニメ映画並のものを期待すると裏切られるので、ほぼ総集編のようなものだと思っておくべき。大半は新規作画のはずなんですが……。
 上記の要素があわさり、初見・新規向けではないどころか完全にファン向け作品になっています。劇場で結構いろんな層が観に行っているのも感じたので、特定の層のオタクを狙い撃ちにいっている姿勢にも悲しさを覚えてしまったというか……。
 映画ならではの改変要素も個人的に刺さるものはあまりなかったんですが、ここはまあ凪と玲王のオタクは超嬉しかっただろうしそれはそれでファンサービスとして成立しているんでしょう。
 でも凪の超かっこいい台詞が原作とは異なる場面で用いられていたのがかなり好きになれなかった……。あそこでああいうふうに消費しちゃうの勿体ないよ!!
 あらゆる都合でこういう作品になってしまうものだった、という事情を理解した上で、それらをファンが考慮する必要など一切ないことを思うと、やはり辛い評価になってしまいます。
 ブルーロックという作品自体の変な面白さはそのままなので、そこは良かったのですが。
 特典のための映画と割り切るべき。なんですが、この作画のクオリティで何週も特典商法やってるのかなり心象としては良くないっすね……。




ティファニーで朝食を(1961)

ホリー・ゴライトリー(オードリー・ヘプバーン)は、NYの安アパートで名無しの猫と暮らしている。ハイソな生活を夢見る彼女の日課は、高級宝石店ティファニーのショーウィンドーを眺めながら朝食のクロワッサンを食べることだった。ある日、アパートの隣室にポール(ジョージ・ペパード)という作家志望の青年が越してきた。ポールはホリーの自由気ままで天真爛漫な性格に興味を持ち、ホリーもまたポールに魅かれていく。

午前十時の映画祭14より

 オードリー・ヘプバーンマッッッッッッジでかわい~~~~~~!!!!!!
 午前十時の映画祭で上映が開始したので、弾む足取りで鑑賞。せっかくなのでウキウキでホテルで朝食を食べてから観に行きました。あんま美味しくなくて切なかった。
 お人形のようなオードリー・ヘプバーンがその顔に喜怒哀楽の色を乗せ、天真爛漫・純粋無垢に表情をくるくる変えていくさまを見ているだけでまーため息が出る。
 この映画の代名詞である黒いドレスも素晴らしく似合っており、美しい以外の言葉が無い。こんなにも美しいのに確かな愛らしさも同居しているのは、やはりその豊かな表情の可憐さ所以なのだろうか。
 内容としては思ったよりも猫に厳しい映画でビックリしました。
 猫のいる部屋で遠慮容赦なく物を壊しながら暴れ散らしたり、あまつさえ雨の降りしきる中外に追い出したりと、このへんも含めて今はもう撮れない映画でしょう。万引きのくだりとか。
 また、日本人役が出ていたことにも驚きました。役柄としては……うーん。まあなんかわからんでもないのだが。いやまあでも、こんなもんすよね。はは。このへんの時代の洋画で有色人種の扱いを実感する度、乾いた笑いを溢している気がします。
 正直ホリーの自由奔放さと役割からの解放とがこの時代の価値観と擦り合っておらず、納得がいかない部分は多々あるし(人生は誰かのものになるしかないだとか……)ポールと結ばれたところで幸せに過ごせるかどうかはかなり危ういように思えたんですが、しかし二人がくっついたこと自体は祝福できる不思議な関係。お互い金持ちの異性に援助されて生活していたあたり、シンパシーもあったんでしょうか。
 彼女がポールのことを兄の名前で呼ばなくなったことは、確かな進展なのでしょう。

 ホリーのめちゃくちゃかつ男を振り回すような部分は、兄のためであるところに起因しているのかと思ったら後半の展開を見るに天性のものでもあったようなのが少し意外でした。
 ポールが最初から彼女を「怯えている」と捉えていたように、彼女は兄以外の存在に心を預けてしまうことが怖かったのかもしれない。ずっと兄のために尽くそうとしてきた人生だったから。
 彼女の笑みは確かに可憐なのですが、この非の打ち所のない完璧な笑顔を武器にして世を渡り歩いてきたのだろうと思うと一抹の苦しさもあります。
 後半の二人の迷惑バカップルとしか言いようのないはしゃぎっぷりは可愛かったんですが、マジで万引きをする(そしてそれがお遊びの範疇として描かれている)のには驚いた。さすがに時代柄なんですかね。
 いろいろ引っ掛かるところはありますが、彼女の魔性を存分に堪能できる作品の一つであることには間違いありません。とにかくオードリー・ヘプバーンが美しい映画。
 スクリーンで観ることができて良かったです。



総評

 先月観た量が量だったので、これくらいだといろんな意味で楽で良いですね。観たいものは大体観られて良かった。
 ただGWに予定詰めすぎたせいで今月まだ1本も観られていないので、早くなにか観たいです。映画館行きたいよ~~~~。
 4月は本当にエンタメ作品にだいぶ振ったのもあってか、スナックみたいな感覚で観られるものをたくさん観て楽しかったです。ここには書かなかったんですが、他にもラストエンペラーをもう一回観に行ったりゲ謎見たりコナン映画ざくざく見てたりしました。昔のだと世紀末の魔術師がいっちばん好きです。この頃の作画可愛すぎる。
 でもなんかそろっと重めのをまた観たい気持ちありますね。なに観ようかな。
 GW忙しかったのもあり、5月の映画全然チェックできてないです。なに観ようかなっていうかなにやってんの今? バジュランギおじさんと小さな迷子ってまだ間に合いますか??? あっ異人たちはなんとか観に行きたいです!
 いろいろ書きたいこともやりたいこともたくさんあるんですが、可能な範囲でやれるだけやっていきたいですね。こいついつもこれ言ってんな。
 まあ今月も無理のない範囲で頑張っていきたいですということでひとつ。


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