逃げるのってカッコ悪いこと?
息子と読んでる絵本
「シオドアとものいうきのこ えらくなりすぎたねずみのはなし」で
気になる表現があった。
仲間たちは笑い、またその表情もいやらしい。
私はそれをみて、過去の逃げたことを思い出した。
振り返れば、逃げの多い人生。
中学校くらいまでは
物事を投げ出すとか、途中でやめることは良くなくて
一筋に続けていくことが良いって思ってた。
続けた先には何かいいことがある、って。
私には兄がいて、彼は3歳くらいから水泳をはじめ
その成績によって高校大学進学→大企業に入社 という
物事を続けることによる「一般的な成功者」ルートを
間近でみていたというのもある。
でもそのルートだけが成功じゃないし、
幸せかどうかは成功によるものじゃない。色々ある。
続けることで自分が傷ついて
生きるのがしんどくなったら、すぐに辞めた方がいい。
傷ついて、逃げて生きてきた。
戦う必要はないと思ってる。
努力できない
信念がない
忍耐力がない
一生懸命さがない
・
・
って、ジャッジする人もいるかもしれない。
でも、そう言う人と交わることはない。
それに、一つのことから逃げたからといって
他の全てにおいて上記のことが当てはまるとは言えない。
ない、ない、なーい!な文章が続いてしまいました!
思うのは、逃げの判断ができるのってすごくない?ってこと。
ここまで続けちゃったからやめるのもったいないなって思って
頑張る人、多いよね。
それは「サンクコスト」っていう経済学の用語にもある。
結構な罵声を浴びせてる。笑
ページをめくっても罵声が続くもんだから、
息子に読むときは「うそつき」と「にせもの」くらいにしてる。
全部読んだ方がいいんでしょうか。。。
最後は「ほ〜らね」って思わせたいような流れに感じてしまうんだけど
斜に構えた私は、
(シオドアは別のコミュニティで楽しくやってるよ。
毎晩パーティしてるかも。)
そう思って毎回絵本を閉じるのでした。
シオドアとものいうきのこ えらくなりすぎたねずみのはなし
レオ=レオニ
訳 谷川俊太郎
追記
この記事を書いてから絵本のレビューを読んで気づいた。
これは「嘘はよくないよね」という教訓の絵本なんだ!ということ。
なるほど〜〜。
私は逃げって部分に注目してたな。
嘘つきは駆逐されて然るべし、な結末。
またこれにも異論があるので、
今度「嘘をつくのはよくないのか?」って考えてみよう。
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