【ホテルの朝食が上品すぎてビアホイ行った】2023年6月ハノイ⑥3日目最終日part1
マーマイ通りのホテル
ハノイ3日目にして最終日、私は最後だからとホテルの朝食を食べることにした。
今回私が宿泊したホテルはマーマイ通り沿いのやや高級ホテル。私にとって4年ぶりの海外旅行でもあり、テンション爆上がりで高めのホテルに宿泊をした。
旧市街の中でも有数に騒々しいマーマイ通り沿いながらも静かで快適なホテルだった。宿泊客の多くは欧米系の人ばかり。清潔で安心安全なホテルだった。
ホテル1Fの朝食会場はビュッフェスタイル。そしてメニューは美味しそうなものばかり。しかし並んでいるものは完全にウェスタン・スタイルだった。つまり、パン・チーズ・ヨーグルト・サラダ・ベーコンなどばかり。もちろんベトナム料理もあるが「そーじゃねーだろ」な上品な物ばかり。
フォーやバインセオは個別に注文をすればテーブルまで持ってきてくれる。私は料理を一通り見て回ってフォーを頼んだ。そしてコーヒーを飲みながら外に食べに行けば良かったと後悔をした。
これが私の朝食。真ん中奥がマグロのカナッペと寿司ロール、左がヤケクソで選んだ生春巻きとフルーツ。
前夜のレストランで私が感じたことと同様にホテルは悪くない、これは私の好みの問題なのだ。ホテルは清潔で上品であり、働く人は皆が流暢な英語を話している。他の宿泊客もホテルの人と楽しそうに会話をして食事をしている。部屋もすごい綺麗だった。もう一度泊まりたいかと問われれば「泊まりたい!」と即答できるレベルだ。
絶望的に通じない私の英語
ホテルの人は本当に流暢な英語を話し、私にも欧米の宿泊客同様に話しかけてくる。私は「Sorry?」を何度繰り返しただろうか。ベトナム訛りもあるだろうが、久しぶりに英語が聞き取れない通じない絶望感を味わった。
これはチェーですか?いいえ、これはチェリーです
食事を終える頃にデザートを持ってきてくれた。ハート形でとても可愛らしい。私はベトナムスイーツのチェーかと思い、「Is this a Chè?」と聞くと「No,this is a cherry. This is a kiwi. This is a Mango」と教えてくれた。
「分かってるよ、俺はベトナムスイーツのチェーかって聞きたかったの!」と思ってもベトナム語の発音は本当に難しく、Chè(チェー)そのものの発音が通じなかった。
ホテルをチェックアウトしてビアホイへ
ハノイ最終日のためホテルをチェックアウト、私は荷物を預かってもらいビアホイへ直行した。
毎日同じビアホイも面白くないので、旧市街をぶらぶらと歩いて探すことにした。そしてハノイではコンビニを探すよりはるかにビアホイの方が簡単に見つかるのだ。
適当に歩いているとベトナム家庭料理の定食屋(大皿料理屋)のコンビンザンがあった。ビアホイの看板もあったので、私は「モッ・ビア(ビール一杯ください)」と指を一本立ててプラ椅子に座った。
場所はココ、ホアンキエム湖の近く、バイクの駐輪場真横だ。
写真のビアホイの看板前の緑のプラ椅子に座り、旧市街を眺めながらビアホイを楽しんだ。RICE BUFFETの文字もあり、定食屋(大皿料理屋)であることも分かる。
やっぱり俺は(ホテルより)こっちだなー。と意味もなくビアホイの写真など撮ったりしていた。
旧市街を行き交う人々が最高のビアホイのつまみだった。私はハノイの喧騒の中にいながら時間の流れが緩やかになる感覚を持った。これだからハノイはやめられない。
私にとってハノイとは心が柔らかに包まれる感覚を持つ街に思える。それがハノイの街を大好きになる理由の一つでもあると思う。
このビアホイ(コンビンザン)にもネムフンがあったので頼んだ。葉が汚かったけど美味しかった。
イチジクの葉に包み、チリソースをつけて食べる。騒々しい街の中で一人ビアホイを飲んでいた。だからといって疎外感や寂しさは感じられない。もちろん孤独を感じることは一切ない。
ハノイの空気には精神を弛緩させる何かが漂っているのだろうか(ないない、ある訳がない)。私はそんな風に思わずにいられない程にリラックスしていた。
元実習生達に会う
そしてこの日はベトナムに帰国した元実習生と会う約束をしていた。皆私が採用したベトナムの若者だ、私のベトナムの子供ともいえる。会う約束をし、ビアホイで飲みながら待ってると、メッセージのやり取りもしていた。
やっぱりこういった店で朝ご飯を食べれば良かった、少しビアホイのつまみで何か注文しようかなぁ、と考えてると私のスマホが鳴った。まずは一人目、バイクに乗ったダオが来た。私の涙腺崩壊が始まった。